2021/01/28
世界各国の科学技術に対する考え方(2017-2020年)(最新)
物事の理(ことわり)を数理や法則で体現化し、その仕組みを解析するとともに、その内容を生活に役立て、知的好奇心の充足に用いる。人間の飽く無き欲望の充足手段として科学技術は進歩発展をしてきたが、その方向性や進歩に伴う弊害を受けて、一部にせよ全体にせよ否定的な意見を唱える人も少なくない。それでは社会の方向性として、科学技術の進歩は肯定されるべきなのか、それとも否定するのが望ましいのか。世界規模で国単位の価値観を定点観測している【World Values Survey(世界価値観調査)】から、各国の国民ベースでの思惑、傾向を見ていくことにする。続きを読む "世界各国の科学技術に対する考え方(2017-2020年)(最新)"
2021/01/27
世界各国の「無資格での年金や医療給付などを要求する行為」に対する拒絶感(2017-2020年)(最新)
世界規模で国単位の価値観を定点観測している【World Values Survey(世界価値観調査)】では、5年おきと比較的長い間隔ではあるものの、多様な観点から各国の価値観の違いを把握できる調査が行われ、その結果が公開されている。今回はその中から、国内外を問わず問題視され、しばしば伝えられる事件・問題点の一つ、「無資格での年金や医療給付などを要求する行為」に対する拒絶感の度合いなどについて確認をしていくことにする。続きを読む "世界各国の「無資格での年金や医療給付などを要求する行為」に対する拒絶感(2017-2020年)(最新)"
世界各国の「脱税」に対する拒絶感(2017-2020年)(最新)
公的機関の運用や治安の安定、国や自治体としての社会福祉の提供など、さまざまな社会の安寧のために使われるのが税金で、その支払いは国民の義務である。ところがこの税金を何とかしてごまかし、支払うべき額を減らしたり、あるいは支払わないように画策する違法・脱法行為が後を絶たない。これを「脱税」と呼んでいるが、その行為に対する拒否感は国によって違いがあるのだろうか。世界規模で国単位の価値観を定点観測している【World Values Survey(世界価値観調査)】の公開値を基に、その実情を確認していくことにする。続きを読む "世界各国の「脱税」に対する拒絶感(2017-2020年)(最新)"
2021/01/26
世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度(番外編)(2017-2020年)(最新)
先に【世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度】で【World Values Survey(世界価値観調査)】の公開値を基に、各国の「新聞・雑誌」「テレビ」に対する信頼度を算出してグラフ化したところ、ある意見をいただいた。今回はその意見に応える形で、先の独自算出による信頼度について、少々方法を変えた上で再計算を行う。大意に違いはないのだが。続きを読む "世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度(番外編)(2017-2020年)(最新)"
諸外国の人たちが「信頼している・していない」組織・制度ランキングを表にしてみる(2017-2020年)(最新)
先に【諸外国の人たちがどんな組織・制度に信頼を寄せているか】など何回かにわたり、【World Values Survey(世界価値観調査)】の公開値を基に、諸外国の「組織・制度に対する信頼度」の動向を探るためのグラフを作成し、その実情を精査した。一通りの国々の動向は確認できたので、今回はそれらを元に表やグラフを新たに作り、検証を行うことにする。具体的には「信頼度の合計」と「信頼度上位・下位ランキング表」の図版の作成を介し、各国の信頼に対する思惑の違いを見ていく次第である。続きを読む "諸外国の人たちが「信頼している・していない」組織・制度ランキングを表にしてみる(2017-2020年)(最新)"
2021/01/25
ドイツとロシア、イギリス…諸外国の人たちがどんな組織・制度に信頼を寄せているか(番外編その2)(2017-2020年)(最新)
先に【諸外国の人たちがどんな組織・制度に信頼を寄せているか】などで【World Values Survey(世界価値観調査)】の公開値を基に、諸外国の「組織・制度に対する信頼度」のグラフ作成とその内容の解説をしたところ、該当する国以外にも普段ニュースなどで取り上げられている国について、その状況をチェックしたいとの問い合わせをいくつかいただいた。そこで今回は該当記事で対象にした国以外で、最近見聞きする機会が多い国のうち、ヨーロッパに位置する国を3つほど、具体的にはドイツとロシア、そしてイギリスについて抽出し、その動向を確認することにした。続きを読む "ドイツとロシア、イギリス…諸外国の人たちがどんな組織・制度に信頼を寄せているか(番外編その2)(2017-2020年)(最新)"
スウェーデンとウクライナ、エジプト…諸外国の人たちがどんな組織・制度に信頼を寄せているか(番外編)(2017-2020年)(最新)
先に【諸外国の人たちがどんな組織・制度に信頼を寄せているか】などで【World Values Survey(世界価値観調査)】の公開値を基に、諸外国の「組織・制度に対する信頼度」のグラフ作成とその内容の解説をしたところ、該当する国以外にも普段ニュースなどで取り上げられている国について、その状況をチェックしたいとの問い合わせをいくつかいただいた。そこで今回は該当記事で対象にした国以外で、最近見聞きする機会が多い国のうち、ヨーロッパ周辺に位置する国を3つほど抽出し、その動向を確認することにした。続きを読む "スウェーデンとウクライナ、エジプト…諸外国の人たちがどんな組織・制度に信頼を寄せているか(番外編)(2017-2020年)(最新)"
2021/01/24
諸外国の人たちがどんな組織・制度に信頼を寄せているか(下)……諸外国編(2017-2020年)(最新)
先行記事【諸外国の人たちがどんな組織・制度に信頼を寄せているか(上)……日本編】でも言及している通り、国単位の価値観を中長期的に定点観測の形で調査報告している【World Values Survey(世界価値観調査)】の公開値を基にし、各国の国民単位での物の考え方や思考傾向などをさまざまな視点から確認している。今回はその記事の下編として、日本以外の国をいくつか選び、組織や団体などに対する信頼度の動向を見ていくことにする。続きを読む "諸外国の人たちがどんな組織・制度に信頼を寄せているか(下)……諸外国編(2017-2020年)(最新)"
諸外国の人たちがどんな組織・制度に信頼を寄せているか(上)……日本編(2017-2020年)(最新)
先に【世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度】で国単位の価値観を中長期的に定点観測の形で調査報告している【World Values Survey(世界価値観調査)】の公開値を基にした、「主要国における新聞・雑誌やテレビ(要はマスコミ)に対する信頼度」について検証を行った。そこで今回から数回に分け、一歩引いた形で「諸国の人たちはどのような組織や制度に信頼を寄せているのだろうか」を検証していくことにする。今回は手始めに、日本にスポットライトを当てていく。続きを読む "諸外国の人たちがどんな組織・制度に信頼を寄せているか(上)……日本編(2017-2020年)(最新)"
2021/01/23
世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度(2017-2020年)(最新)
人の価値観は個人ベースでも大きな違いを生じるが、同一環境下に置かれることで一定の同一性を示すことが多々ある。その区分の代表的な様式が「国家」。国毎にインフラの整備状況や法令、文化形態が違い、その環境下で長年暮らしていくうちに、価値観は国家単位で違いを見せるようになる。今回はその国単位の価値観を中長期的に定点観測の形で調査報告している【World Values Survey(世界価値観調査)】から、「主要国における新聞・雑誌やテレビ(要はマスコミ)に対する信頼度」について確認をしていくことにする。続きを読む "世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度(2017-2020年)(最新)"
2014/12/01
尊敬されているか、不当に恩恵を受けていないか、社会の負担ではないか…シニア層に対する世界の考え方(2010-2014年)(最新)
先進国では特段レベルで社会の上での大きな課題として呈されるのが高齢化問題。要は医学の進歩やインフラの整備、社会秩序の安定化に伴い長生きする人が増え、人口全体に対する比率が上昇するに連れ、財政面をはじめとした各方面でバランスがきしみを見せるというもの。それではその高齢者に対する人々の考えは、どのような状況なのだろうか。世界規模で国単位の価値観を定点観測している【World Values Survey(世界価値観調査)】から、4つの視点に的を絞り、その実情を確認していくことにする。続きを読む "尊敬されているか、不当に恩恵を受けていないか、社会の負担ではないか…シニア層に対する世界の考え方(2010-2014年)(最新)"
2014/11/30
「結婚制度は時代遅れか」「未婚の母を認めるか」世界の価値観の違い(2005-2009年)(最新)
日本の出生率の低さの一因として、社会習慣的にも制度の上でも「結婚しないまま子供を出産する」(非嫡出子)ことを容認しがたい風潮・仕組みがあるからとの指摘が成されている。それは本当なのか、他国はどのような状況にあるのか、世界規模で国単位の価値観を定点観測している【World Values Survey(世界価値観調査)】から、価値観・風潮の点に関して実情を確認していくことにする。続きを読む "「結婚制度は時代遅れか」「未婚の母を認めるか」世界の価値観の違い(2005-2009年)(最新)"
2011/12/23
低下する嫌戦意識・特に若年層で増加する「日本人としての誇り」
先に【閉塞感の増加…日本の生活周りの心境変化】で記したように、以前【世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度】などで取り上げ『世界主要国価値観データブック』のデータ更新分の一部(日本調査分)がダイジェスト的な形で、【「日本の時系列変化<1981-2010年結果より>」】において発表されていた。他国との比較が出来ないこと、公開値が一部項目かつ大まかなものでしか無いなどの難点もあるが、いくつか気になる点に焦点を絞って解説を進めている。今回は「自国防衛時の行動選択と日本人としての誇り」について見て行くことにする。続きを読む "低下する嫌戦意識・特に若年層で増加する「日本人としての誇り」"
2011/12/20
先に【閉塞感の増加…日本の生活周りの心境変化】で記したように、以前【世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度】などで取り上げた『世界主要国価値観データブック』のデータ更新分の一部(日本調査分)がダイジェスト的な形で、【「日本の時系列変化<1981-2010年結果より>」】において発表されていた。他国との比較が出来ないこと、公開値が一部項目かつ大まかなものでしか無いなどの難点もあるが、いくつか気になる点に焦点を絞って解説を進めている。今回は「生活における国の責任と行政サービス」について見て行くことにする。続きを読む "国に強い責任と充実した行政サービスを求める傾向、しかし……"
2011/12/19
関心は寄せるが無力感も覚える…日本人の政治への意識の移り変わり
先に【閉塞感の増加…日本の生活周りの心境変化】で記したように、以前【世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度】などで取り上げた『世界主要国価値観データブック』のデータ更新分の一部(日本調査分)がダイジェスト的な形で、「日本の時系列変化<1981-2010年結果より>」において発表されていた。他国との比較が出来ないこと、公開値が一部項目かつ大まかなものでしか無いなどの難点もあるが、いくつか気になる点に焦点を絞って解説を進めている。今回は「政治感」について見て行くことにする。続きを読む "関心は寄せるが無力感も覚える…日本人の政治への意識の移り変わり"
2011/12/18
以前【世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度】などで取り上げた『世界主要国価値観データブック』。掲載冊子の最新データが2005年分で、5年おきの調査である事から「そろそろ2010年分のものについて何か動きがあるかも」と探してみたところ、電通で「日本の時系列変化<1981-2010年結果より>」と称し、日本国内の調査結果の速報がダイジェスト的な内容で伝えられていた。他国との比較が出来ないことや、公開値が大まかなものでしか無いことなど難儀する面も多いが、何回かに分けて、気になる項目をいくつかまとめて紹介していくことにしよう。今回は「閉塞感の増加」がすけて見える項目についてである。