2015/09/23
「的には」「みたいな」そして肯定的な「やばい」…若者言葉はどこまで浸透しているか
同じ日本語でも例えば江戸時代の人と現代の人が相対すれば、言葉の端々で違いが生じ、意思疎通はかなり難しいかもしれない。言葉は時代背景や環境、社会的通念など多種多様な要素で少しずつ微妙に、そして確実に変化をとげていく。従来の使い方を正しいとして使い通すか、時代の流れに従いその変化の波に乗るかは人それぞれ。その変化の様相をよく知ることができる一例が、いわゆる「若者言葉」である。今回は文化庁が2015年9月17日に発表した「平成26年度 国語に関する世論調査」の概要から、いくつかのサンプルに関して浸透ぶりを確認していくことにする(【発表リリース:平成26年度「国語に関する世論調査」の結果について】)。続きを読む "「的には」「みたいな」そして肯定的な「やばい」…若者言葉はどこまで浸透しているか"
2015/09/22
例えば年賀状の作成のような、数少ない文字を手書きする場面でも、各家庭にプリンターが普及し、またコンビニなどでも印刷サービスが気軽に使えるようになるに連れ、確実にその機会は減っている。日常生活上のやり取りでも、手紙を出すことは滅多になく、メールやソーシャルメディアによる意志疎通で十分な状況が多々あり、ペンなり鉛筆なりで手書きする機会は、就学時における学校、あるいは就業時で必要不可欠な場合に限られる人も増えている。手帳ですら、電子手帳、さらにはスマートフォンで代替する人も多い。それでは文字を手書きすることに関して、現在ではどのような認識がなされているのだろうか。今回は文化庁が2015年9月17日に発表した「平成26年度 国語に関する世論調査」の概要から、その実情を見ていくことにする(【発表リリース:平成26年度「国語に関する世論調査」の結果について】)。日本在住の海外の人に、日本人はどの程度の日本語能力を求めているのだろうか
景況感の回復やオリンピックにまつわる話もあり、ここ数年はこれまで以上に海外から日本に足を運ぶ人たちへの注目が集まっている。旅行による一時的な訪日では無く、自らの意志で、あるいは仕事などの都合により、日本に在住する人も少なくない。それらの人達に対して日本に住む日本人達は、どの程度の日本語能力を求めているのだろうか。今回は文化庁が2015年9月17日に発表した「平成26年度 国語に関する世論調査」の概要から、その実情を確認していくことにする(【発表リリース:平成26年度「国語に関する世論調査」の結果について】)。続きを読む "日本在住の海外の人に、日本人はどの程度の日本語能力を求めているのだろうか"
子供は成長過程で自らの生活環境においてさまざまなものと接し、情報を習得し、あるいは学ばされ、言葉、そして言葉遣いを覚えていく。保護者が知らぬうちに子供自らが習得した大人びた言葉遣いをして、周囲を驚かせることも少なくない。今回は文化庁が2015年9月17日に発表した「平成26年度 国語に関する世論調査」の概要から、子供がどのようなルートから言葉遣いを学んでいくと大人が認識しているのかを確認していく(【発表リリース:平成26年度「国語に関する世論調査」の結果について】)。続きを読む "子供の言葉遣いに影響を与えそうなもの、トップはやはりテレビ"
2014/10/03
スマートフォンやタブレット型端末、そして専用端末の普及に伴い、さらにはパソコン向けの購読用アプリケーションの展開により、電子書籍は急速に普及しつつある。一方で課金体系も含めたビジネスモデルの構築は四苦八苦・試行錯誤が続いており、収録・表示形態も複数様式が乱立していることも合わせ、しばらくは読者側も振り回される日々を過ごさねばならないだろう。このような状況の中で、電子書籍を利用している人たちは、どの程度紙媒体の本から離れ、電子書籍にシフトしているのだろうか。それとも電子書籍は利用しているが、相変わらず紙媒体の本、雑誌、漫画などをメインに愛読し続けているのだろうか。文化庁が2014年9月24日に発表した「国語に関する世論調査の結果」の該当項目における公開値から、その現状を確認していくことにする(【発表リリース:国語に関する世論調査の結果について】)。続きを読む "電子書籍を読む人も過半数は「紙の本の方を多く読む」"
2014/10/02
本離れの実態、本も雑誌も漫画も電子書籍も読まない人が1/3強
出版業界の低迷ぶりを受けて「本離れ」「読書離れ」との言葉をよく見聞きするようになった。電子書籍などデジタル媒体に読者がシフトしているから、読書で得られる情報を他のメディアで入手できるようになりつつあるから、そもそも論として趣味趣向の類が多様化しているからなど、理由を説明できる状況は多様に及んでいる。それでは実態として、紙媒体の本離れ、さらには電子書籍も含めたコンテンツとしての本離れはどのような現状なのだろうか。文化庁が2014年9月24日に発表した「国語に関する世論調査の結果」の該当項目における公開値を基に確認していくことにする(【発表リリース:国語に関する世論調査の結果について】)。続きを読む "本離れの実態、本も雑誌も漫画も電子書籍も読まない人が1/3強"
2014/10/01
読書量 減ってる理由は 多分これ 「情報機器で 時間が取られる」
すべての人に与えられた時間は1日につき24時間でしかなく、したいこと、すべきことが増えれば、一つ一つの行動に割り振る時間は減り、あるいは行動の優先順位が下げられて行われない日も出てくる。昨今の「本離れ」「読書離れ」も、行動様式の多次元化や、情報量そのものの増加により、そのような取捨選択が行われたのが大きな要因であると言われている。その実態について、文化庁が2014年9月24日に発表した「国語に関する世論調査の結果」から確認していくことにする(【発表リリース:国語に関する世論調査の結果について】)。続きを読む "読書量 減ってる理由は 多分これ 「情報機器で 時間が取られる」"
2014/09/30
じわじわと本は読まなくなりにけり…47.5%は「月に1冊も本を読まない」
情報そのものの増大と発信元の多元化に伴い、相対的に既存媒体の一つである紙を用いた本(書籍)は手に取られなくなりつつあるとの話がある。いわゆる「本離れ」というものだが、その実態はいかなるものだろうか。文化庁が2014年9月24日に発表した「国語に関する世論調査の結果」から、その実態をかいまみるデータを確認する(【発表リリース:国語に関する世論調査の結果について】)。続きを読む "じわじわと本は読まなくなりにけり…47.5%は「月に1冊も本を読まない」"
2014/09/29
必要性とニーズ、合意とコンセンサス、同じ意味か使い分けが出来るか
一般の認識としてカタかな、外来語には権威やカッコ良さがあるとの意識を持つ人が多く、同じ内容でも外来語を使うことで重要性が増す、確からしさが上乗せされると考える人が少なくない。一方で容易に外来語を使うと軽薄さがにじみ出てしまいかねず、公的な文面では避ける場合も多い。文化庁が2014年9月24日に発表した「国語に関する世論調査の結果」の最新版では、一部の漢字を用いた言葉、そしてほぼ同意的に使われることが多い外来語との関係について調べ、その結果を明らかにしている(【発表リリース:国語に関する世論調査の結果について】)。続きを読む "必要性とニーズ、合意とコンセンサス、同じ意味か使い分けが出来るか"
2014/09/28
「チンする」9割、「サボる」8割強、しかし世代間格差も…!? 「●●る」「●●する」形の動詞の利用状況
時代の流れの中で言葉は少しずつ、そして確実に変化を遂げていく。新たに生まれた物事に係わる言葉は昔の人なら知りようが無いのは当然だが、昔から存在していた言葉が変わり、新しい様式で用いられることも少なくない。昨今において、外来語や擬音、状況を示す名詞に「る」「する」をつけて、その状況を成す動詞として表現する方法もその一つ。例えば電子レンジを使う時の言い回しとして使われる「チンする」が好例である。今回は文化庁が2014年9月24日に発表した「国語に関する世論調査の結果」の最新版を基に、それら新しい様式の動詞の利用状況を確認していくことにする(【発表リリース:国語に関する世論調査の結果について】)。続きを読む "「チンする」9割、「サボる」8割強、しかし世代間格差も…!? 「●●る」「●●する」形の動詞の利用状況"
2014/09/27
「世間ずれ」若者とシニアで別の意味!? 慣用句の本来の意味、大きな世代間格差も
先行記事【「天地無用」3割近くは逆の意味で覚えてる】において、文化庁が2014年9月24日に発表した「国語に関する世論調査の結果」の最新版を基に、慣用句がどれほど本来の意味で使われているか否かについて、6つの具体例を挙げて精査を行った。同報告書ではそれらの慣用句の回答率について、世代別のデータも提示されている。今回はその値を確認し、慣用句の内容の把握に関する世代間ギャップを確認していくことにする(【発表リリース:国語に関する世論調査の結果について】)。続きを読む "「世間ずれ」若者とシニアで別の意味!? 慣用句の本来の意味、大きな世代間格差も"
2014/09/26
文化庁は2014年9月24日、毎年調査を実施している「国語に関する世論調査」の結果に関し、2013年度分となる概要報告書を公開した。それによると慣用句などの言い方に関して、例示された6つの言い回しの中では「世間ずれ」「やぶさかでない」「まんじりともせず」の3つについて、本来とは異なる意味の方が多く用いられていることが分かった。また「天地無用」も3割近くは本来とは逆の意味に解釈されているとの結果が出ている(【発表リリース:国語に関する世論調査の結果について】)。2013/10/07
「怒り心頭に達する」では間違いです…慣用句の正しい言い方度チェック
文化庁は2013年9月24日に同庁公式サイトにおいて、毎年定期的に発表している「国語に関する世論調査」の最新版となる2012年度版の概要を発表した。その内容によれば、「とっておきの手段」を意味する「伝家の宝刀」を正しく選択できた人は5割強に達していたことが分かった。しかし間違った選択肢「天下の宝刀」を選んだ人も3割強居る。さらに「激しく怒ること」を意味する「怒り心頭に発する」を正しく選択出来た人は1/4足らずでしかなく、間違いの「怒り心頭に達する」を選んだ人は2/3を超えていた(【発表リリース(PDF):平成24年度「国語に関する世論調査」について】)。続きを読む "「怒り心頭に達する」では間違いです…慣用句の正しい言い方度チェック"
2013/10/04
文化庁は2013年9月24日付で、同庁が毎年定期的に発表している「国語に関する世論調査」の最新版、2012年度版の概要を発表した。その内容によれば、「役不足」という言い回しの意味を正しく知っていた人は4割に留まり、間違った意味で覚えていた人は5割を超えていたことが分かった。「噴飯もの」は2割足らず、「流れに掉(さお)さす」は2割強しか正しい意味を知られおらず、間違った用法が多分に認識されていた。世代別では若年層ほど正解率が高いものと高齢者ほど高いものがあり、ばらつきが見受けられる(【発表リリース(PDF):平成24年度「国語に関する世論調査」について】)。続きを読む "「役不足」正しい意味を知ってる人は4割どまり"
2013/10/01
きんきん、さくさく、ざっくり、ほっこり…聞いたこと・使ったことはある?
文化庁は2013年9月24日に、同庁が毎年発表している「国語に関する世論調査」の最新版に当たる2012年度版の概要を発表した。その内容によれば擬音語・擬声語・擬態語で良く冷えた状況を表す「きんきん」を聞いたことがある人は3/4を超えていることが分かった。「ざっくり」「ほっこり」「うるうる」なども7割を超えている。一方「きんきん」という言い回しを用いたことがある人は1/3程度に留まっていた。使用する割合は若年層に多い傾向が見受けられ、30代では6割以上の使用が確認されている(【発表リリース(PDF):平成24年度「国語に関する世論調査」について】)。続きを読む "きんきん、さくさく、ざっくり、ほっこり…聞いたこと・使ったことはある?"
2013/09/30
疑問の言葉を調べよう、男性はネット・女性は紙の辞書をよく使う傾向
文化庁は2013年9月24日付で、毎年発表している「国語に関する世論調査」の最新版(2012年度版)の概要を公開した。それによると言葉の意味や使い方が分からない時に、紙の辞書を使う人は4割強に達していることが分かった。一方インターネット上辞書を使う人は男性は紙の辞書以上の割合で居るものの、女性は4割足らずに留まっていた。また「誰か別の人に教えてもらう」と回答したのは男性が3割強なのに対し、女性は4割強に登っていた。分からない物事に対する姿勢で、男女に微妙な差異が見受けられる(【発表リリース(PDF):平成24年度「国語に関する世論調査」について】)。続きを読む "疑問の言葉を調べよう、男性はネット・女性は紙の辞書をよく使う傾向"
文化庁は2013年9月24日、「国語に関する世論調査」の最新版となる2012年度版の概要を公開した。それによると普段からはがきや手紙などの宛名を手書きでしている人は約2/3に留まっていることが分かった。年賀状では5割、報告書やレポートなどの文章での手書きは3割程度でしかない。8年前の2004年度版と比べると10ポイント強ほどの下落が見られる(【発表リリース(PDF):平成24年度「国語に関する世論調査」について】)。続きを読む "手書きではがきなどの宛名を書く人6割強、年賀状では5割程度"
2012/10/24
文化庁は2012年9月20日、毎年実施している【国語に関する世論調査】の2011年度版(概要)を発表した。それによると「本心で無い、上辺だけの巧みな言葉」を意味する慣用句として、本来の正しい言い回し「舌先三寸」を用いている人は23.3%に留まっていたことが分かった。誤表記「口先三寸」とした人は56.7%に及ぶ。提示された項目中では「世間の議論を引き起こすこと」を意味する「物議を醸(かも)す」の回答率が一番高く6割近くに達していたが、それでも誤表記「物議を呼ぶ」を選択した人は2割を超えていた(【発表リリース、PDF】)。続きを読む "上辺だけの言葉、「舌先三寸」か「口先三寸」か"
2012/10/21
「にやける」は「薄笑いを浮かべる」では無く…正しい意味で言葉を使っているか否か
文化庁は2012年9月20日、毎年実施している【国語に関する世論調査】の2011年度版(概要)を発表した。それによると「にやける」を本来の「なよなよとしている」との意味で使っている人はわずか14.7%でしかなく、8割近い人が間違った意味「薄笑いを浮かべている」として使っていることが分かった。例示された5選択肢では「煮え湯を飲まされる」がもっとも正答率が高いが、それでも1/4近くの人は間違った解釈「敵から酷い目に遭わされる」で使っているのが確認できる(【発表リリース、PDF】)。続きを読む "「にやける」は「薄笑いを浮かべる」では無く…正しい意味で言葉を使っているか否か"
2012/10/20
「チョー」26.2%、「まったり」29.0%…変化する言葉の利用性向
文化庁は2012年9月20日、毎年実施している【国語に関する世論調査】の2011年度版(概要)を発表した。それによると「足がすごく速い」と表現すべきところを「すごい速い」との言い方をすることがある人は5割近くに達していることが分かった。「とてもきれいだ」を「チョーきれいだ」は26.2%、「ゆっくり、のんびり」を「まったり」とする人は29.0%との結果が出ている(【発表リリース、PDF】)。続きを読む "「チョー」26.2%、「まったり」29.0%…変化する言葉の利用性向"
