2025/04/07
牛丼チェーン店「吉野家」などを運営する吉野家ホールディングスは2025年4月7日に、吉野家における2025年3月の売上高や客単価などの営業成績を公開した。その内容によると既存店ベースでの売上高は、前年同月比でプラス2.9%となった。これは前回月から続く形でのプラスとなる。牛丼御三家と呼ばれる日本国内の主要牛丼チェーン店3社のうち吉野屋以外の企業の状況を確認すると、松屋フーズが運営する牛めし・カレー・定食店「松屋」の同年3月における売上前年同月比はプラス8.1%、ゼンショーが展開する郊外型ファミリー牛丼店「すき家」はプラス11.0%との値が発表された。今回月は売上高前年同月比では全社がプラスを示す形となった(【吉野家月次発表ページ】)。続きを読む "全社がプラス…牛丼御三家売上:2025年3月分"
2025/04/05
総合指数は前年同月比プラス、個別品目前年同月比では食肉、乳製品、油脂が上昇(2025年3月分世界食料価格指数動向)
原材料の価格高騰に加え、為替の変動、エネルギーコストや人件費の上昇、需要の拡大などを受け、食料品販売大手や外食チェーン店が続々と価格引き上げを実施する中、食料品の国際価格に対する注目はこれまでにない高まりを示している。その価格変動に関し、概略的ではあるが現状を確認できるのが、国連食糧農業機関(FAO、Food and Agriculture Organization)が公式サイト上で調査結果を毎月公開している【世界食料価格指数(FFPI:FAO Food Price Index)】。今回は2025年4月4日に発表された、現時点で最新版の値となる2025年3月分の値を中心に、当サイトで独自に複数の指標を算出。その値を基にグラフを作成し、食料価格の世界規模における推移を見ていくことにする。続きを読む "総合指数は前年同月比プラス、個別品目前年同月比では食肉、乳製品、油脂が上昇(2025年3月分世界食料価格指数動向)"
2025/04/04
前月比変わらずの184円…レギュラーガソリン価格と灯油価格動向
燃焼機関を動力源とする自動車は今や人間の社会生活には欠かせないツールの一つである。個人、世帯単位での移動手段としてだけでなく、流通を支える各種トラックやタンクローリーなど、工事現場などで働く建機、さらにはバスをはじめとした旅客用に至るまで、皆が皆、ガソリンを燃料として動いている(一部は軽油も使っているが)。最近では電気自動車、燃料電池自動車も少しずつ普及し始めているものの、今なお自動車がガソリンを主燃料としていることに違いはない。当然、その燃料たるガソリン価格の動向は多くのドライバーはもちろん、自動車を間接的に利用する人にも気になるもの。今回は基準となる指標として総務省統計局による東京都区部の自動車用ガソリン価格を用い、直近までの動きを確認していくことにしよう。さらに同じ石油を原材料として精製され、冬場に多く使われる灯油の動向も併せて見ていく。続きを読む "前月比変わらずの184円…レギュラーガソリン価格と灯油価格動向"
宿泊関係4020円で最多、家電やダウンロード版コンテンツなどが大きく伸びる…ネットショッピング動向の詳細(2025年2月分)
総務省統計局が定点観測的に実施している調査の一つ【「家計消費状況調査」】は、元々「家計調査」の補完として、消費性向をより詳細に確認するのが目的。昨今のインターネットを用いた商品やサービスの購入(ネットショッピング)機会の増加状況に併せ、同調査でもその動きを詳しく追いかけるため、2015年1月実施分からネットショッピング支出に関し、大幅に調査項目を増やしている。今回はその調査項目の結果を基に、ネットショッピング支出の詳しい現状を確認していくことにする。同調査の以前からのデータを用いた、大まかな動向を眺められる【利用世帯率54.9%・平均支出額2万3830円、利用世帯に限れば4万3374円…ネットショッピング動向(最新)】と併せて読み進めることをお勧めする。続きを読む "宿泊関係4020円で最多、家電やダウンロード版コンテンツなどが大きく伸びる…ネットショッピング動向の詳細(2025年2月分)"
利用世帯率54.9%・平均支出額2万3830円、利用世帯に限れば4万3374円…ネットショッピング動向
スマートフォンやパソコンなどを使い、気軽に、そして瞬時に、距離を感じさせずに情報のやりとりを可能とする技術とインフラ、インターネット。その普及は多様な方面に革新的な変化をもたらしている。その一つが通信販売(通販)部門。インターネットを用いて実商品やサービスの注文をしたり、さらにはデジタルデータ・権利を購入する仕組みは、通販のハードルを大いに下げ、それこそ近所のコンビニで買い物をするかのような手軽さを提供するようになった。今回はインターネットが利用できる端末の普及率向上、サービスの充実や取り扱い業者の増加でますます生活に密着したものとなりつつあるインターネットショッピング(ネットショッピング)に関し、総務省の定点観測的調査の一つ、家計消費状況調査の結果を基に、その動向を確認していくことにする(【家計消費状況調査】)。続きを読む "利用世帯率54.9%・平均支出額2万3830円、利用世帯に限れば4万3374円…ネットショッピング動向"
2025/04/01

2025/03/31
着工戸数はプラスに転じる、床面積もプラスに…2025年2月新設住宅戸数2.4%増
国土交通省は2025年3月31日付で同省公式サイトにおいて、2025年2月の新設住宅戸数の動向(建築着工統計調査報告)を各種データとともに発表した。それによれば2025年2月の新設住宅着工戸数は前年同月比では2.4%増の6万583戸で、前回月から転じる形でプラスとなり、10か月ぶりの増加を示したことが分かった。着工床面積も10か月ぶりのプラスで4.3%の増加となっている(【国土交通省:発表リリース一覧ページ】)。続きを読む "着工戸数はプラスに転じる、床面積もプラスに…2025年2月新設住宅戸数2.4%増"
2025/03/29
残るは一誌のみ…「小学一年生」-「小学六年生」などの部数動向(2024年10-12月分)

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2025/03/28
初夏のような暑さ…株式市場雑感(25/03/24-25/03/28週)(週終値:3万7120円33銭)
■25/03/24:日経平均終値3万7608円49銭/100.2本日の東京株式市場はもみ合いの流れ。前営業日の米国市場は堅調な中で終了したこともあり、東京株式市場も寄り付きは買われた。しかしすぐに失速し、あとはやや安値でのもみ合いの形となった。出来高は東証プライム市場のみで16億5666万株。前営業日比で日経平均株価は-0.18%、TOPIXは-0.13%、東証グロース市場250指数(旧マザーズ指数)は-0.23%。
自己保有銘柄関連。銘柄種類数的には安値銘柄多し。前営業日比は-0.92%となる。
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前期比・前年同月比合わせてプラスは2誌のみ…少女・女性向けコミック誌部数動向(2024年10-12月)

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2025/03/27
電車通勤の友も専門誌も…諸種雑誌部数動向(2024年10-12月)

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2025/03/26
食料品は農産物の相場高や店頭価格上昇で堅調、衣料品は季節物が動かず…2025年2月度チェーンストア売上高、前年同月比マイナス0.3%
チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の業界団体である【日本チェーンストア協会】は2025年3月26日付で同協会公式サイトにおいて、チェーンストアの2025年2月度分販売統計速報(月報)を発表した。その内容によると2025年2月は食料品においては節約志向による買い控え傾向は継続しているが、農産物の相場高や店頭価格の上昇が後押しして堅調、衣料品は気温が低く春物商品などが動かず軟調、住関品はそこそこ好調だった。結果として、売上総額の前年同月比はマイナス0.3%(店舗調整後)を示す形となった(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。続きを読む "食料品は農産物の相場高や店頭価格上昇で堅調、衣料品は季節物が動かず…2025年2月度チェーンストア売上高、前年同月比マイナス0.3%"
前期比・前年同期比合わせてプラス誌は1誌のみ…ビジネス・金融・マネー系雑誌部数動向(2024年10-12月)

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2025/03/25
全体ではプラス0.4%で不足感、型わく工(土木)と鉄筋工(土木)に大きな不足感あり…建設業界の人手不足状況(2025年2月分まで)
以前掲載した記事【建設業界の人手不足状況(2014年3月時点)】において、国土交通省の定点観測的調査「建設労働需給調査」の値を基に、建設業界の人材不足状況を当時の最新データ分について精査した。今回は2025年3月25日に発表された最新版となる2025年2月分までを含め、今データを用い、中長期的な同業界の人材不足感の推移を確認する。ここ数年の不足感の実情を、過去との比較で見ていくことになる(【発表リリース:建設労働需給調査結果】)。続きを読む "全体ではプラス0.4%で不足感、型わく工(土木)と鉄筋工(土木)に大きな不足感あり…建設業界の人手不足状況(2025年2月分まで)"
2025年2月度外食産業売上プラス6.0%…39か月連続の前年比プラス
日本フードサービス協会は2025年3月25日付で、同協会の会員会社で構成される外食産業の市場動向調査における最新値となる、2025年2月度の調査結果を公開した。それによると同月の総合売上は前年同月比でプラス6.0%を示した。前年がうるう年のため比較すると元々営業日が1日少なかったものの、販促キャンペーンやインバウンド効果、客単価の上昇、好天候などさまざまなプラス要因がけん引する形となり、外食需要は強いものとなった。(【日本フードサービス協会:発表リリースページ】)。続きを読む "2025年2月度外食産業売上プラス6.0%…39か月連続の前年比プラス"
落ち込む雑誌と伸びる雑誌と…ゲーム・エンタメ系雑誌部数動向(2024年10-12月)

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1.0%ポイント前年同期から改善…大学生の2025年2月1日時点での就職内定率は92.6%に
厚生労働省は2025年3月14日、2024年度(令和6年度、2024年4月1日から2025年3月31日)における大学や短期大学、高等専門学校、専修学校の卒業予定者就職状況に関する最新調査結果を公開した。その発表資料によれば2025年2月1日時点の大学卒業予定者の就職内定率(就職希望者に対する就職内定者の割合)は92.6%となり、昨年同時期と比べ1.0%ポイントの増加(改善)が見られたことが明らかになった(【令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(2月1日現在)を公表します】)。続きを読む "1.0%ポイント前年同期から改善…大学生の2025年2月1日時点での就職内定率は92.6%に"
2025/03/24
全体的には軟調だが大いに躍進する雑誌あり…少年・男性向けコミック誌部数動向(2024年10-12月)

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2025/03/21
気温低下でホット系食品が好調、軽食系アイテムも堅調だが、うるう年関係でマイナスに…2025年2月度のコンビニ売上高は既存店が1.0%のマイナス、2か月ぶり
日本フランチャイズチェーン協会は2025年3月21日に、コンビニエンスストアの2025年2月度分統計調査月報を、同協会公式サイト上で公開した。その内容によると協会加盟コンビニの同月度の売上高は既存店前年同月比でマイナス1.0%となり、2か月ぶりのマイナスを示すこととなった。気温の低下で麺類やホット系食品が好調、おにぎりや揚げ物、菓子などの軽食系アイテムも順調だったが、昨年がうるう年だった関係で日にちが1日少なく、売上はマイナスとなった(【日本フランチャイズチェーン協会公式ページ】)。続きを読む "気温低下でホット系食品が好調、軽食系アイテムも堅調だが、うるう年関係でマイナスに…2025年2月度のコンビニ売上高は既存店が1.0%のマイナス、2か月ぶり"
2025/03/19
直近2025年2月は71.53ドル、下落気配…原油先物(WTI)価格の推移
昨今ガソリン価格、そしてその大本となる原油価格の動向に大きな注目が集まっている。為替にも影響されるため日本国内のガソリン・灯油価格の変動は海外と比べればゆるやかなものだが、それでも小さからぬ値の動きが生じている。そして国際情勢は原油価格の変動を受け、大きな変化が生じ、また逆に国際情勢も原油価格の変動を起因として変化が起きている。そこで今回は原油先物(WTI、アメリカ南部などで産出される原油ウェスト・テキサス・インターミディエイト(West Texas Intermediate)の先物価格。原油価格の指標的な立ち位置にある)の動向を確認し、石油(原油)価格の変遷を眺めることにした。続きを読む "直近2025年2月は71.53ドル、下落気配…原油先物(WTI)価格の推移"