2023/10/27
経済上の安定感、社会通念の変化、医療技術の進展など、多様な原因によって、日本では晩婚化・高齢出産化が進行中だと言われている。日本の結婚や子育てに関する諸問題のデータを収集・精査し、対応する政策を例示するとともにさらなる状況改善のための提言を行う内閣府の白書「少子化社会対策白書(旧少子化社会白書)」でも、その観点における問題点を提起し、具体的な状況確認をしている。今回はその部分、「初婚年齢」と「母親の出生時の年齢」の推移について、一次データとなる人口動態調査(確定報)の更新を踏まえ、最新値の補完などを行いながら、現状を再確認していくことにする(【発表リリース:少子化社会対策白書(旧少子化社会白書)について】)(【発表ページ:令和4年(2022)人口動態統計(確定数)の概況】)。続きを読む "初婚年齢は高齢化とともに分散化…初婚年齢推移(最新)"
2023/09/23
ソニー生命保険は2023年9月7日、シニア(50-79歳対象)に対する生活意識の調査結果を発表した。それによると調査対象母集団において、老後も配偶者と一緒に暮らしたいと思う男性は9割近くであることが明らかになった。一方で女性は8割強にとどまっている。(【シニアの生活意識調査2023】)。2023/08/05
1908年では男性26.8歳・女性22.9歳…戦前の初婚年齢の推移(最新)
人口の漸減状況や結婚観の移り変わり、男女の世帯内での立ち位置の変容、子供数の変化に伴い、結婚率や離婚率、初婚年齢の推移に注目が集まっている。今回は毎年定期更新をしている、それらの値を集約した記事【日本の婚姻率・離婚率・初婚年齢の推移】の中でも最も注目を集め、また問い合わせも多い「初婚年齢の推移」の補完版として、戦前の動向を確認していくことにする。続きを読む "1908年では男性26.8歳・女性22.9歳…戦前の初婚年齢の推移(最新)"
2023/04/05
日本の婚姻制度における「婚姻状態にある夫婦が同じ名字(姓)を名乗らねばならない」とする現行の法令制度に関し、定期的な形で賛否両論の論議が行われる。法務省の見解は【選択的夫婦別氏制度(いわゆる選択的夫婦別姓制度)について】にある通りで、「選択的夫婦別氏制度の導入は、婚姻制度や家族の在り方と関係する重要な問題ですので、国民の理解のもとに進められるべきもの」とし、現状では否定的な意見が多分を占めているとの認識を基に、否定的な見解を展開している。それでは戸籍上の名字(姓)が変わった後に、法的には問題のない通称として、働くときに旧姓を使いたいと思う人はどれほどいるだろうか。内閣府が2023年3月27日に発表した「男女共同参画社会に関する世論調査」から確認していく(【発表リリース: 男女共同参画社会に関する世論調査(令和4年11月調査)】)。続きを読む "職場で旧姓を通称として使いたい人は4割近く(最新)"
2022/10/10
経済上の安定感、社会通念の変化、医療技術の進展など、多様な原因によって、日本では晩婚化・高齢出産化が進行中だと言われている。日本の結婚や子育てに関する諸問題のデータを収集・精査し、対応する政策を例示するとともにさらなる状況改善のための提言を行う内閣府の白書「少子化社会対策白書(旧少子化社会白書)」でも、その観点における問題点を提起し、具体的な状況確認をしている。今回はその部分、「初婚年齢」と「母親の出生時の年齢」の推移について、一次データとなる人口動態調査(確定報)の更新を踏まえ、最新値の補完などを行いながら、現状を再確認していくことにする(【発表リリース:少子化社会対策白書(旧少子化社会白書)について】)(【発表ページ:令和3年(2021)人口動態統計(確定数)の概況】)。続きを読む "初婚年齢は高齢化とともに分散化…初婚年齢推移"
2022/06/05
1908年では男性26.8歳・女性22.9歳…戦前の初婚年齢の推移
人口の漸減状況や結婚観の移り変わり、男女の世帯内での立ち位置の変容、子供数の変化に伴い、結婚率や離婚率、初婚年齢の推移に注目が集まっている。今回は毎年定期更新をしている、それらの値を集約した記事【日本の婚姻率・離婚率・初婚年齢の推移】の中でも最も注目を集め、また問い合わせも多い「初婚年齢の推移」の補完版として、戦前の動向を確認していくことにする。続きを読む "1908年では男性26.8歳・女性22.9歳…戦前の初婚年齢の推移"
2019/02/02
単なる近所付き合いのある人、同じ学校の同級生というだけでなく、長い時間をともに過ごし心から打ち解け合う立ち位置にある相手を「親友」と呼ぶことがある。英語では「close friend」と表記するこの関係の友達が、アメリカ合衆国の子供達において、どのような属性で存在しているのだろうか。その実情を同国の民間調査会社Pew Research Centerが2018年11月28日に発表した調査報告書【Teens’ Social Media Habits and Experiences】から確認していくことにする。2016/02/16
子供が居る世帯では夫婦だけでなく、子供を連れてデートの類をすることも少なくない。一方で子供連れの場合、行先や移動の際の配慮が夫婦だけの時と比べ、格段に増えることになる。その実情をゲンナイ製薬が2016年2月3日に発表した、夫婦間におけるデートに関する調査結果から確認していくことにする(【発表リリース:「夫婦デートに関する調査」】)。続きを読む "うなづきまくりの同意点、子連れデートで苦労したこととは"
2016/02/12
夫婦デートで夫が思う妻のNGは「普段着」「スマホいじり」「度を越した若作り」、では妻の夫へのNGは?
結婚して夫婦関係となった間柄でもやはりデートは楽しいもの。しかし仲睦まじい関係となった上でのデートにおいても、相手に「これは避けてほしい」的なスタイルは存在する。今回はゲンナイ製薬が2016年2月3日に発表した、夫婦間におけるデートに関する調査結果を元に、その実情を確認していくことにする(【発表リリース:「夫婦デートに関する調査」】)。続きを読む "夫婦デートで夫が思う妻のNGは「普段着」「スマホいじり」「度を越した若作り」、では妻の夫へのNGは?"
2016/02/10
気になるバレンタインデー・ホワイトデーの予算繰り、安すぎと高すぎの境界線を探る
世の中をピンク色とチョコレート色に染め、甘い香りを感じさせる機会を増やし、チョコレートファンには珍しい種類の商品と出会う機会を得られるバレンタインデー。そしてそのお返しのギフトの選択で、あれこれと男性諸氏が頭を悩ませることになるホワイトデー。これら春のイベントでは、その贈り物の相場に頭を悩ませることになる。今回はゲンナイ製薬が2016年2月3日に発表した、夫婦間におけるデートに関する調査結果から、ある意味単なるカップル間、または義理のやり取り以上に難しい、結婚相手へのバレンタインデーやホワイトデーにおける贈り物の金額に関して見ていくことにする(【発表リリース:「夫婦デートに関する調査」】)。続きを読む "気になるバレンタインデー・ホワイトデーの予算繰り、安すぎと高すぎの境界線を探る"
2016/02/09
夫婦世帯の「二人きりデート」は平均月1.7回、子供有り無しで4倍の差
ゲンナイ製薬は2016年2月3日、夫婦間におけるデートに関する調査結果を発表した。それによると配偶者がいる調査対象母集団においては、夫婦のみのデートをしている回数は、月平均で1.7回であることが分かった。夫婦に子供が居るか居ないか別では、居る場合は1.0回、居ない場合は4.1回となり、約4倍の差が生じている(【発表リリース:「夫婦デートに関する調査」】)。続きを読む "夫婦世帯の「二人きりデート」は平均月1.7回、子供有り無しで4倍の差"
2016/01/31
PGF生命は2015年12月16日、人生の満足度に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団のうち恋人や配偶者のような異性のパートナーが居る人においては、その相手に対する最大の満足点は「優しさ・思いやり」だった。5割強の人が同意を示している。次いで「家族を大切にしている」「口うるさくない・自由にしてくれる」が続いている。回答者の性別では多くの項目で女性が高い値を示し、男性パートナーへの満足度の高さがうかがえる結果が出ている(【発表リリース:「人生の満足度に関する調査2015」を実施】)。続きを読む "異性の相手を満足させる最大のポイントは「優しさ・思いやり」"
2015/11/25
「結婚しなければ良かった」「人生を返して」が夫婦間認定NGワードトップ、では実際に言われた言葉のトップは?
夫婦の間柄となった男女間においては、お互いのあれこれを許容するボーダーラインが通常の関係から変化し、他人ならば怒髪天を貫き関係を解消しても構わないと思ってしまう内容の言葉でも、ある程度許容できるようになる。しかしそのような関係でも、「それを言っちゃあおしめえよ」的なNGワード的な言葉は存在する。そのようなNGワードと認識している言い回し、そして実際に相方から受けたことがあるNGワードの実態を、ゲンナイ製薬が2015年11月10日に発表した調査結果【「夫婦の関係と夫婦の会話に関する調査」】から、確認していくことにする。続きを読む "「結婚しなければ良かった」「人生を返して」が夫婦間認定NGワードトップ、では実際に言われた言葉のトップは?"
2015/11/24
夫婦の実情をかいま見る、会話やメール・LINEのやり取りの平均は?
生物学的には他人ではあるが、法的、社会環境、心境的には運命共同体的な存在となる夫婦。二人の間で行われるコミュニケーションの量は当然赤の他人との間より多くなるはずだが、元々の性格や付き合い方、仕事の内情などで千差万別。それでは平均的にはどの程度のやりとりが交わされているのだろうか。今回はゲンナイ製薬が2015年11月10日に発表した調査結果【「夫婦の関係と夫婦の会話に関する調査」】から、その実情を探っていくことにする。続きを読む "夫婦の実情をかいま見る、会話やメール・LINEのやり取りの平均は?"
2015/11/19
夕食メニュー決定、財布のひも、そして口げんか…夫と妻のバランスオブパワー、その実態を探る
夫婦とはいえ赤の他人同士が同一世帯内で生活する以上、日常生活の多様な場面で両者の力関係が試され、結果に影響する。無論実態としてはケースバイケースだが、平均としてはどのような状況なのだろうか。ゲンナイ製薬が2015年11月10日に発表した調査結果【「夫婦の関係と夫婦の会話に関する調査」】から、その実情を探っていくことにする。続きを読む "夕食メニュー決定、財布のひも、そして口げんか…夫と妻のバランスオブパワー、その実態を探る"
2014/06/15
「結婚しなくてもいいんじゃない」その理由は? 諸国若年層の考えの違いを探る
人生の大きな節目といえる「結婚」だが、さまざまな事情でそれを果たせない人もいれば、自らの意志をもってそれを否定する人もいる。それでは結婚をしなくても良いと考えている若年層は、どのような理由でその考えに行き着いたのだろうか。2014年6月に内閣府が発表した、日本や諸外国の若年層を対象にした意識調査【平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査】の公開値から、諸外国の若年層における結婚否定論の内情を見ていくことにする。続きを読む "「結婚しなくてもいいんじゃない」その理由は? 諸国若年層の考えの違いを探る"
「結婚すべき・した方がいい」日本では6割強、では世界では…? 諸外国の若年層での結婚観
本人は当然だが周辺の人においても、人生の大きな節目となる「結婚」。法的関係で結ばれていない「事実婚」も含め、特に若年層においては憧れ、目標のイベントには違いない。しかしその「結婚」に対する意識は世界共通のものなのだろうか。2014年6月に内閣府が発表した、日本や諸外国の若年層を対象にした意識調査【平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査】の公開値を元に、諸外国の若年層における結婚観を見ていくことにする。続きを読む "「結婚すべき・した方がいい」日本では6割強、では世界では…? 諸外国の若年層での結婚観"
2014/01/28
養命酒製造は2014年1月22日付で同社公式サイトにて、有職女性における冬の疲れに関する調査結果を発表した。その内容によれば子供のいる既婚有職女性で構成される調査対象母集団のうち、夫婦間が冷えていると自称する人においては、その原因となる夫の態度としてもっとも多くの人が挙げたのは「器が小さい」だった。次いで「子供じみている」「気が利かない」が続いている(【発表リリース:ワーキングママの「冬の寒さ疲れ」に関する調査】)。続きを読む "夫婦関係の冷戦状態、妻から見た夫側の理由は?"
2013/12/09
告白経験14%、振られた経験11%…LINEでの若者の恋愛意思表示
ジャストシステムは2013年12月5日付で、若年層におけるモバイル端末を使用したコミュニケーションサービスに係わる調査結果を発表した。それによれば調査対象母集団のうちスマートフォンでLINEをよく使っている人においては、LINEで異性に告白したことがある人は14%に登ることが分かった。またLINE経由で異性に振られた経験を持つ人は11%に達している(【発表リリース:もはや一般名詞!?若者の6割以上が「LINEで連絡ちょうだい」ではなく「LINEちょうだい」】)。続きを読む "告白経験14%、振られた経験11%…LINEでの若者の恋愛意思表示"
2013/12/02
「夫の給与を上げて妻は主婦業に専念できるように」賛同派は3割足らず
日本生協連が2013年11月28日に発表した「日本の社会保障制度への意識や考え方に関する調査」の結果によると、調査対象母集団では「家族が養える額にまで正規雇用の夫の所得を引上げ、妻を専業主婦に専念できるようにすべき」との考え方について、同意を示した人は全体で3割に届いていなかったことが分かった。否定派は6割を超えている。男女別ではやや男性に同意派が多く、世代別では女性の若年層にやや高い同意率が確認できる(【発表リリース:社会保障に関する調査を行いました】)。続きを読む "「夫の給与を上げて妻は主婦業に専念できるように」賛同派は3割足らず"