2024/11/04
3年で中卒者は5割強、高卒者は4割近くが離職…学歴別・就職後の離職状況(最新)
学校を卒業し無事に企業に就職できても、そのまま定年退職までその企業に就業し続けるとは限らない。企業側の事情で、あるいは就業者自身の考えで、数年のうちにその企業を離れてしまう場合も少なくない。今回は厚生労働省の発表資料を基に、学校を卒業した後、無事に就職を果たした後の企業からの離職率(見方を変えれば「職場定着率」)の推移について見て行くことにする。就職率、失業率とはまた別の視点で、若年層の就労実態を確認できる結果が出ている(【厚生労働省「新規学卒者の離職状況」】)。続きを読む "3年で中卒者は5割強、高卒者は4割近くが離職…学歴別・就職後の離職状況(最新)"
2024/10/16
推計約65万人、理由は「退職」「人間関係」「中学校時代の不登校」「コロナ禍」…ひきこもりの現状(最新)
内閣府では2023年3月に「こども・若者の意識と生活に関する調査」の結果を公表した。今回はその中から、かつて「子供・若者白書」で公表・分析されていた「ひきこもり」について、その実態の確認をしていくことにする(【子供・若者に関する調査研究等】)。続きを読む "推計約65万人、理由は「退職」「人間関係」「中学校時代の不登校」「コロナ禍」…ひきこもりの現状(最新)"
2024/06/21
非正規雇用が多い若年層の賃金事情は…正規社員・非正規社員別、年齢階層別の賃金動向(最新)
こども家庭庁が2023年12月23日に発表した2023年版「子ども・若者の状況及び子ども・若者育成支援施策の実施状況」(旧「子供・若者白書」)では、主に若年層に関する公的資料を取りまとめ、多方面から若年層の実態を精査している。今回はその中から、若年層を中心とした雇用形態別などの賃金動向を見て行くことにする。日常生活、遊興、そして蓄財などさまざまな行動の原資となる賃金は、若年層においてどのような変化を示しているのだろうか(【こども家庭庁 白書ページ】)。続きを読む "非正規雇用が多い若年層の賃金事情は…正規社員・非正規社員別、年齢階層別の賃金動向(最新)"
2024/06/20
20代前半の完全失業率は4.2%…若年層の労働・就職状況(最新)
こども家庭庁は2023年12月23日付で2023年版となる「子ども・若者の状況及び子ども・若者育成支援施策の実施状況」(旧「子供・若者白書」)を発表した。主に若年層に関する公的資料を取りまとめた白書だが、今回はその中から、若年層の労働・就労状況に係わる値を抽出し、あるいは一次ソースをたどり、グラフの再構築とともに現状の精査を行うことにする。先進諸国共通の雇用市場の課題でもある若年層の失業問題は、日本ではどのような状況なのだろうか(【こども家庭庁 白書ページ】)。続きを読む "20代前半の完全失業率は4.2%…若年層の労働・就職状況(最新)"
「毎朝しっかりと朝食を食べている」中学生は8割近く…若年層の朝食欠食状況(最新)
こども家庭庁は2023年12月23日付で2023年版となる「子ども・若者の状況及び子ども・若者育成支援施策の実施状況」(旧「子供・若者白書」)を発表した。今回はその白書に掲載されているデータなどを用い、若年層を中心とした朝食の欠食状況を探ることにする。成長期においては特に欠かせないとされる朝食は、いかなる摂取状況を示しているのだろうか(【こども家庭庁 白書ページ】)。続きを読む "「毎朝しっかりと朝食を食べている」中学生は8割近く…若年層の朝食欠食状況(最新)"
2024/05/27
内閣府で毎年発表している「子供・若者白書(旧青少年白書)」では、「ニート」に相当する属性として「若年無業者」を定義し、その推移と現状の分析を行っている。その「若年無業者」の算出に用いられる各値のベースとなる、総務省統計局による労働力調査(詳細集計)の年ベースでの最新値が2024年2月9日に発表された。今回はその値を用い、「若年無業者」の数そのものではなく、該当しうる年齢階層の人口の何%を占めているか、人口比率の推移を見ていくことにする(【労働力調査(詳細集計)年平均(速報)結果発表ページ】)。続きを読む "2023年は2.4%…「ニート」の人口比率(最新)"
2024/05/26
内閣府で毎年発表している「子供・若者白書(旧青少年白書)」では、「ニート」に相当する属性として「若年無業者」を定義し、その推移と現状の分析を行っている。その「若年無業者」の算出に用いられる各値のベースとなる、総務省統計局による労働力調査(詳細集計)の年ベースでの最新値が2024年2月9日に発表された。今回はその値を用い、「若年無業者」の状況を確認していくことにする(【労働力調査(詳細集計)年平均(速報)結果発表ページ】)。続きを読む "2023年は76万人…「ニート」数推移(最新)"
2023/12/24
幼稚園8837件・保育所2万3806件、特定地域型保育事業は増加中…幼稚園と保育所の推移(最新)
内閣府においては毎年「子供・若者白書」を公開し、その中で幼稚園と保育所の動向を検証していたが、2023年においては管轄がこども家庭庁に移行し名前も「こども白書」と改めたため、白書そのものの発行が行われなかった。そこで今回は一次資料をたどり、幼稚園と保育所の動向について確認をしていくことにする(【こども家庭庁内白書ページ】)。続きを読む "幼稚園8837件・保育所2万3806件、特定地域型保育事業は増加中…幼稚園と保育所の推移(最新)"
2023/12/09
3年で中卒者は5割強、高卒者は3割台後半が離職…学歴別・就職後の離職状況
学校を卒業し無事に企業に就職できても、そのまま定年退職までその企業に就業し続けるとは限らない。企業側の事情で、あるいは就業者自身の考えで、数年のうちにその企業を離れてしまう場合も少なくない。今回は厚生労働省の発表資料を基に、学校を卒業した後、無事に就職を果たした後の企業からの離職率(見方を変えれば「職場定着率」)の推移について見て行くことにする。就職率、失業率とはまた別の視点で、若年層の就労実態を確認できる結果が出ている(【厚生労働省「新規学卒者の離職状況」】)。続きを読む "3年で中卒者は5割強、高卒者は3割台後半が離職…学歴別・就職後の離職状況"
2023/03/13
内閣府で毎年発表している「子供・若者白書(旧青少年白書)」では、「ニート」に相当する属性として「若年無業者」を定義し、その推移と現状の分析を行っている。その「若年無業者」の算出に用いられる各値のベースとなる、総務省統計局による労働力調査(詳細集計)の年ベースでの最新値が2023年2月14日に発表された。今回はその値を用い、「若年無業者」の状況を確認していくことにする(【労働力調査(詳細集計)年平均(速報)結果発表ページ】)。内閣府で毎年発表している「子供・若者白書(旧青少年白書)」では、「ニート」に相当する属性として「若年無業者」を定義し、その推移と現状の分析を行っている。その「若年無業者」の算出に用いられる各値のベースとなる、総務省統計局による労働力調査(詳細集計)の年ベースでの最新値が2023年2月14日に発表された。今回はその値を用い、「若年無業者」の数そのものでは無く、該当しうる年齢階層の人口の何%を占めているか、人口比率の推移を見ていくことにする(【労働力調査(詳細集計)年平均(速報)結果発表ページ】)。
2022/12/01
幼稚園9121件・保育所2万3899件、特定地域型保育事業は増加中…幼稚園と保育所の推移
内閣府においては2022年6月14日に、毎年取りまとめて公表している「子供・若者白書」の2022年版を公開した。その白書では、若年層を中心にした公的調査の結果を収集整理分析し、多方面の切り口で若年層の現状を報告している。今回はその中から、幼稚園と保育所の動向について確認をしていくことにする(【子供・若者白書について】)。続きを読む "幼稚園9121件・保育所2万3899件、特定地域型保育事業は増加中…幼稚園と保育所の推移"
2022/11/30
非正規雇用が多い若年層の賃金事情は…正規社員・非正規社員別、年齢階層別の賃金動向
内閣府が2022年6月14日に発表した2022年版「子供・若者白書」では、主に若年層に関する公的資料を取りまとめ、多方面から若年層の実態を精査している。今回はその中から、若年層を中心とした雇用形態別などの賃金動向を見て行くことにする。日常生活、遊興、そして蓄財などさまざまな行動の原資となる賃金は、若年層においてどのような変化を示しているのだろうか(【子供・若者白書について】)。続きを読む "非正規雇用が多い若年層の賃金事情は…正規社員・非正規社員別、年齢階層別の賃金動向"
3年で中卒者は5割台後半、高卒者は3割台後半が離職…学歴別・就職後の離職状況
内閣府では2021年6月14日に2022年版となる「子供・若者白書(旧青少年白書)」を発表した。その白書においては、主に若年層に関する公的調査の結果を取りまとめ、多方面から若年層の実態を分析している。今回はその中から、無事に就職を果たした後の仕事先からの離職率(見方を変えれば「職場定着率」)の推移について見て行くことにする。就職率、失業率とはまた別の視点で、若年層の就労実態を確認できる結果が出ている(【発表リリース:子供・若者白書(旧青少年白書)について】)。続きを読む "3年で中卒者は5割台後半、高卒者は3割台後半が離職…学歴別・就職後の離職状況"
2022/11/29
内閣府は2022年6月14日付で2022年版となる「子供・若者白書」を発表した。主に若年層に関する公的資料を取りまとめた白書だが、今回はその中から、若年層の労働・就労状況に係わる値を抽出し、あるいは一次ソースをたどり、グラフの再構築とともに現状の精査を行うことにする。先進諸国共通の雇用市場の課題でもある若年層の失業問題は、日本ではどのような状況なのだろうか(【子供・若者白書について】)。続きを読む "20代前半の完全失業率は4.8%…若年層の労働・就職状況"
2022/11/28
「毎朝しっかりと朝食を食べている」中学生は8割近く…若年層の朝食欠食状況
内閣府は2022年6月14日付で2022年版となる「子供・若者白書」を発表した。今回はその白書に掲載されているデータなどを用い、若年層を中心とした朝食の欠食状況を探ることにする。成長期においては特に欠かせないとされる朝食は、いかなる摂取状況を示しているのだろうか(【子供・若者白書について】)。続きを読む "「毎朝しっかりと朝食を食べている」中学生は8割近く…若年層の朝食欠食状況"
2020/09/16
推計約54万人、理由は職場になじめない・不登校・就活失敗・人間関係…ひきこもりの現状
内閣府では2020年7月31日付で、「子供・若者白書」の最新版となる2020年版を、専用サイト上にて公表した。その白書においては、若年層を中心に各種公的調査の結果を取りまとめ、多方面から若年層の現状を分析・報告し、行政の各種施策なども紹介している。今回はその中から、いわゆる「ひきこもり」について、その実態の確認をしていくことにする(【子供・若者白書について】)。続きを読む "推計約54万人、理由は職場になじめない・不登校・就活失敗・人間関係…ひきこもりの現状"
2018/06/29
内閣府では2018年6月19日に2017年版「子供・若者白書」を発表したが、その白書では主に若年層に関する公的調査の結果を取りまとめ、多方面から若年層の実態を精査している。今回はその中から(一次資料からの抽出も合わせ)、小中高校生における、携帯電話(従来型携帯電話とスマートフォンの双方を指す。以下同)の利用動向、そして利用上のルールに関する部分を確認していくことにする。今や多くの子供達の日常生活でも欠かせない存在となった携帯電話は、どのような状況で使われているのだろうか(【発表リリース:子供・若者白書について】)。続きを読む "小中高校生のインターネット・携帯電話事情(最新)"