2023/09/12
増える「子供無し世帯」「一人親と子供のみ世帯」…核家族の中身の推移
厚生労働省では2023年7月4日に、令和4年版(2022年版)となる「国民生活基礎調査の概況」を公開した。これは国民生活の基本事項を調査し、各行政の企画、運用に必要となる資料を収集する目的で実施されているもので、誰もが自由にその内容を確認できる。今回はその公開値を基に、「核家族の具体的な構成状況」を各種計算の上でグラフ化し、状況の推移を推し量ることにする。日本の世帯構成でも主流を占める核家族は、具体的にはどのような構成なのだろうか(【発表ページ:令和4年 国民生活基礎調査の概況】)。続きを読む "増える「子供無し世帯」「一人親と子供のみ世帯」…核家族の中身の推移"
2023/09/11
厚生労働省では2023年7月4日付で、令和4年(2022年)版となる「国民生活基礎調査の概況」を発表した。この調査は国民生活の基本事項を調査し、各行政の企画、運用に必要な資料を収集する目的で行われており、詳細なレベルで日本国内における世帯の現状を数量的に知ることができる。今回はその中から「核家族や単独家族など、内部構成別の世帯数推移」に関して各種計算の上グラフ化を行い、中長期的な家族構造の変化を推し量ることにした。よく見聞きする「核家族」「単身世帯」の状況推移を詳しく知ることができる次第である(【発表ページ:令和4年 国民生活基礎調査の概況】)。日本国内に住む人たちの家族構成状況を詳しく確認できる公的データの一つとして、2023年7月4日に最新データとなる令和4年版(2022年版)が発表された、厚生労働省の「国民生活基礎調査の概況」がある。今回はその公開データを基に、構成人数別に世帯数の推移を見極めていくことにした。元々少子化・小世帯人数化が進んでいることは多様な調査結果から明らかにされているが、その実情をより詳しく知ることができる次第である(【発表ページ:令和4年 国民生活基礎調査の概況】)。
続きを読む "3人までの世帯は8割超…構成人数別世帯数の推移"
2023/09/10
仕事ありの母親は3/4強・2001年比で23.2%ポイント増…末子の年齢別「仕事ありの母親の割合」
厚生労働省は同省公式サイトで2023年7月4日に、令和4年版(2022年版)となる「国民生活基礎調査の概況」を発表した。この調査は国民生活の基本事項を調査し、各行政の企画や運用に必要な資料を収集する目的で行われ、毎年1回更新・公開されている。今回はその中から「末子の年齢階層別に見た、仕事を持つ母親の割合」について、状況の把握・精査を行うことにする。子供を抱えた共働き世帯の現状はいかなるものとなっているのだろうか(【発表ページ:令和4年 国民生活基礎調査の概況】)。続きを読む "仕事ありの母親は3/4強・2001年比で23.2%ポイント増…末子の年齢別「仕事ありの母親の割合」"
厚生労働省は2023年7月4日に同省公式サイトおよび総務省統計局のデータベース「e-Stat」において、令和4年(2022年)版となる「国民生活基礎調査の概況」を発表した。この調査は国民生活の基本事項を調べ、各行政の企画や運用に必要な資料を収集する目的で行われているものだが、今回はその中から「高齢者(65歳以上)”のみ、あるいはこれに加えて18歳未満の未婚の人”がいる世帯の具体的な家族構成分布」について確認を行うとともに、その状況を推し量ることにした。例えば「高齢者のみの単身世帯」には男性のみと女性のみの事例が考えられるが、男性と女性ではどちらが多いのだろうか、その実情を知ることができよう(【発表ページ:令和4年 国民生活基礎調査の概況】)。続きを読む "お一人な高齢者、女性は男性の1.78倍…高齢者世帯数の推移"
2023/09/09
厚生労働省は2023年7月4日付で、平成4年(2022年度)版「国民生活基礎調査の概況」を同省公式サイト上などに公開した。国民生活の基本事項を定期的に調査しデータ化したものだが、今回はその中から「高齢者(65歳以上)がいる世帯の家族構成分布」の推移について、状況の確認を行うことにした。高齢者のみの世帯、さらには高齢者のみの単身世帯の増加が社会問題化している昨今だが、その実情を知ることができよう。特に高齢者のみの単身世帯に関しては、社会の上での孤立化にとどまらず、いわゆる「孤独死」問題も合わせ、留意する必要がある値といえる(【発表ページ:令和4年 国民生活基礎調査の概況】)。続きを読む "増える独り身・高齢者のみ世帯…高齢者がいる世帯の構成割合"
厚生労働省は2023年7月4日、令和4年(2022年)版の「国民生活基礎調査の概況」を発表した。これは国民生活の基本事項を調査し、各行政の企画や運用に必要な資料を収集する目的で行われているものだが、資料性の高いデータが豊富に盛り込まれており、精査に値する内容のものである。今回はその中から「平均世帯人数と世帯数の推移」の長期的動向をグラフ化し、状況の変化を確認することにした。単身世帯(一人身世帯、単独世帯)の増加に伴い平均的な世帯あたりの人数は減少傾向にあるとの話はよく耳にするが、その実態を把握できる結果が出ている(【発表ページ:令和4年 国民生活基礎調査の概況】)。続きを読む "世帯平均人数は2.25人…平均世帯人数と世帯数の推移"
2022/10/09
先行記事【世帯あたりの平均所得金額推移】にて厚生労働省が2022年9月9日に発表した令和3年版の「国民生活基礎調査の概況」を基に、世帯の平均所得や所得中央値について解説したところ、「平均値は実情を表していない、中央値の動向を確認すべきだ」とのご意見をいただいた。そこで今回は中央値の動向をはじめ、いくつかの視点で世帯あたりの所得動向を見ていくことにする(【発表ページ:令和3年 国民生活基礎調査の概況】)。2022/10/08
2020年時点における全世帯の平均世帯所得は564.3万円であることは、先日【世帯平均所得は564.3万円…世帯あたりの平均所得金額推移(最新)】で解説した通り。その根拠となった、厚生労働省が2022年9月9日に発表した令和3年版(2021年版)の「国民生活基礎調査の概況」には公開データベースのe-Statにおいて、多様なタイプの世帯における世帯所得などの経年動向が収録されている。そこで今回は高齢者世帯や母子世帯など、所得面で留意すべき対象の世帯にスポットライトを当て、その動向を確認していくことにする(【発表ページ:令和3年 国民生活基礎調査の概況】)。会社役員、社員、アルバイト、そして自営業や内職者…有業者一人あたりの平均所得
厚生労働省では2022年9月9日に令和3年版(2021年版)の「国民生活基礎調査の概況」を発表したが、それによると2020年時点における全世帯の平均世帯所得は564.3万円であることが明らかになった。この値は有業者の数や就業状況によって大きな違いを示している。そこで今回は、就業状況別に有業者における所得水準を確認し、職の立ち位置による所得の違いを見ていくことにする(【発表ページ:令和3年 国民生活基礎調査の概況】)。続きを読む "会社役員、社員、アルバイト、そして自営業や内職者…有業者一人あたりの平均所得"
2022/10/07
核家族世帯と三世代、そして単身世帯それぞれで大きく異なる世帯所得…世帯構成の世代別・平均世帯所得金額
厚生労働省が2022年9月9日に発表した令和3年版(2021年版)の「国民生活基礎調査の概況」によると、2020年時点における全世帯の平均世帯所得は564.3万円とのこと。この金額は世帯構成や各世帯の事情によって大きな違いを見せる。例えば三世代世帯で稼ぎ頭が複数いれば世帯所得は大きく増え、単身世帯で年金暮らしならば世帯所得は小さなものとなる。そこで今回は、世帯における世代構成による、平均世帯所得の違いを見ていくことにする(【発表ページ:令和3年 国民生活基礎調査の概況】)。続きを読む "核家族世帯と三世代、そして単身世帯それぞれで大きく異なる世帯所得…世帯構成の世代別・平均世帯所得金額"
2022/10/06
日雇い、短期、そして自営業…雇用期間や形態別の平均世帯所得金額
厚生労働省が2022年9月9日に発表した令和3年版(2021年版)の「国民生活基礎調査の概況」では、多くの視点から国民生活の基本事項を確認することができる。今回はその公開資料を基に、雇用期間や形態別の平均世帯所得の動向を確認していくことにする。雇用契約期間による所得の違いは、実態としてどの程度生じているのだろうか(【発表ページ:令和3年 国民生活基礎調査の概況】)。続きを読む "日雇い、短期、そして自営業…雇用期間や形態別の平均世帯所得金額"
厳しさつのる「子供がいる世帯」の生活感…児童あり世帯の生活意識の変化
先に【5割台が「厳しい」意識…生活意識の変化実情(最新)】で、厚生労働省が毎年実施、その結果を発表している【国民生活基礎調査】の公開値をベースとして、「生活意識の状況」の変化のグラフ化を行い状況を精査した。今項目では「全体値」の他に「高齢者世帯」「児童のいる世帯」などに限定した公開値もあり、こちらも経年動向を取得できる。そこで今回は「児童のいる世帯」に焦点を当てて、生活意識の動きを見ていくことにする。続きを読む "厳しさつのる「子供がいる世帯」の生活感…児童あり世帯の生活意識の変化"
2022/10/05
先に【5割台が「厳しい」意識…生活意識の変化実情(最新)】において、厚生労働省が毎年実施し結果を発表している【国民生活基礎調査】の結果をもとに「生活意識の状況」の変化について状況の精査を行った。今項目では他に「高齢者世帯」「児童のいる世帯」など、世帯条件を限定した設問もあり、こちらも経年データを取得確認できる。そこで今回は「高齢者世帯」にスポットライトをあてて、生活意識の変化を見ていくことにする。続きを読む "生活意識は全体と比べややゆとり…高齢者の生活意識の変化"
2022/10/04
厚生労働省は2022年9月9日に、平成3年版(2021年版)の「国民生活基礎調査の概況」を発表した。この調査は国民生活の基本事項を調べ、各行政の企画や運用に必要な資料を収集する目的で行われているが、日本における市民生活の実情を把握できる多彩なデータが盛り込まれている。今回はその中から「世帯単位での平均所得金額」を確認し、その動向について精査していくことにする(【発表ページ:令和3年 国民生活基礎調査の概況】)。続きを読む "世帯平均所得は564.3万円…世帯あたりの平均所得金額推移"
厚生労働省は2022年9月9日に同省公式サイト上で、令和3年版(2021年版)となる「国民生活基礎調査の概況」を発表した。今調査は国民生活の基本事項を調査し、各行政の企画や運用に必要な資料を収集する目的で行われているが、多彩な方面から日本の社会生活の実情を確認することができるものとなっている。今回はその中から「生活の苦しさ・ゆとりさの意識」に関して尋ねた結果をまとめ、生活感についての現状と過去からの推移を精査する(【発表ページ:令和3年 国民生活基礎調査の概況】)。2022/10/03
男性21.4%・女性53.2%は非正規…就業者の正規・非正規社員率
厚生労働省は2022年9月9日、令和3年版(2021年版)の「国民生活基礎調査の概況」を発表した。今件調査は国民生活の基本事項を調査し、各行政の企画や運用に必要な資料を収集する目的で行われており、多彩な方面から日本の社会生活の実情を確認することができる。今回はその中から「役員以外の就業者における、正規・非正規社員比率」に関して具体的値を算出してグラフ化を行い、状況の把握を試みることにする(【発表ページ:令和3年 国民生活基礎調査の概況】)。続きを読む "男性21.4%・女性53.2%は非正規…就業者の正規・非正規社員率"
2022/09/29
厚生労働省は2022年9月9日に同省公式サイトおよび総務省統計局のデータベースe-Statにおいて、令和3年版(2021年版)の「国民生活基礎調査の概況」を発表した。今件調査は国民生活の基本事項を調査し、各行政の企画や運用に必要な資料を収集する目的で行われているもので、日本の社会環境の概要を把握できるデータが数多く盛り込まれている。今回はその中などから「共働き世帯の増減」などについて確認をしていくことにする。日本では核家族化の進行と消費性向や可処分所得の変化に伴い、共働きはごく普通のライフスタイルとなりつつあるが、現状ではどこまで浸透しているのだろうか(【発表ページ:令和3年 国民生活基礎調査の概況】)。続きを読む "1000万世帯を超えなお増加中…共働き世帯の現状"
増える「子供無し世帯」「一人親と子供のみ世帯」…核家族の中身の推移
厚生労働省では2022年9月9日に、令和3年版(2021年版)となる「国民生活基礎調査の概況」を公開した。これは国民生活の基本事項を調査し、各行政の企画、運用に必要となる資料を収集する目的で実施されているもので、誰もが自由にその内容を確認できる。今回はその公開値を基に、「核家族の具体的な構成状況」を各種計算の上でグラフ化し、状況の推移を推し量ることにする。日本の世帯構成でも主流を占める核家族は、具体的にはどのような構成なのだろうか(【発表ページ:令和3年 国民生活基礎調査の概況】)。続きを読む "増える「子供無し世帯」「一人親と子供のみ世帯」…核家族の中身の推移"
2022/09/28
厚生労働省では2022年9月9日付で、令和3年(2021年)版となる「国民生活基礎調査の概況」を発表した。この調査は国民生活の基本事項を調査し、各行政の企画、運用に必要な資料を収集する目的で行われており、詳細なレベルで日本国内における世帯の現状を数量的に知ることができる。今回はその中から「核家族や単独家族など、内部構成別の世帯数推移」に関して各種計算の上グラフ化を行い、中長期的な家族構造の変化を推し量ることにした。よく見聞きする「核家族」「単身世帯」の状況推移を詳しく知ることができる次第である(【発表ページ:令和3年 国民生活基礎調査の概況】)。