2023/06/08
自動車搭載用の電話をベースに単純な持ち運びができる通話用電話機として始まり、ポケットに入るサイズにまで小型化するとともに、インターネットへのアクセスを可能とすることで、機動性の高い情報端末としての役割も果たすようになった携帯電話。昨今では従来型携帯電話に加え、タッチパネル方式で画面も大型化し、アプリケーションの活用によりパソコンに近い機能を持つスマートフォンの普及ぶりが著しい。今回は従来型とスマートフォンそれぞれにおける携帯電話の普及状況について、内閣府が定期的に公開している調査結果【消費動向調査】を基に確認していくことにする。2023/06/07
インターネットが普及しスマートフォンやタブレット型端末が多くの人の手に収まる昨今においても、テレビが相変わらずメディアの主体の立ち位置にあり、多くの人に視聴される映像機器に違いはない。また日本では諸外国と比較して、とりわけ高齢者において、テレビを神格化する傾向が強く、テレビはさまざまな方面で強い影響力を持ち続けている。今回は内閣府の【消費動向調査】を基にテレビの普及率などの推移を介して、いかに深く浸透しているかを再確認するとともに、状況の変化のある無しに関しても見ていくことにする。今や陳腐化した感の強い言い回しではあるが、若年層の行動傾向の変化や都心部の公共交通機関の整備、住宅問題などを受け、若年層の自動車(乗用車)離れが進んでいるとの話は自動車業界界隈からよく語られ、そして関連業界などの記事でしばしば見うけられる。それでは実際に、世帯ベースでどの程度の乗用車が保有されて、それはどのような推移を遂げてきたのだろうか。内閣府の【消費動向調査】を基に、いくつかの切り口から、乗用車の世帯普及率について検証していくことにする。
2023/06/06
テレビやパソコンなどの普及率(上)…テレビ・パソコン・ファックスなど
テレビや冷蔵庫、エアコン、洗濯機など日常生活を支えるさまざまな家電商品の普及・利用状況について、先に掲載した【エアコン普及率】を皮切りに、内閣府が2023年4月10日に発表した【消費動向調査】の最新版の公開値を基に、多様な方面からその現状・動向を精査している。今回はパソコンやファックスをはじめとした家電製品全般について大まかな形で、その普及率などの推移を確認していくことにする。続きを読む "テレビやパソコンなどの普及率(上)…テレビ・パソコン・ファックスなど"
テレビやパソコンなどの普及率(下)……乗用車やエアコン、デジカメなど
先に【テレビやパソコンなどの普及率(上)…テレビ・パソコン・ファックスなど】において、内閣府の【消費動向調査】の調査結果を基に、主要耐久消費財(テレビや自動車など、長期にわたって使用される商品。原則的に1年以上の使用によるもの)の普及率の現状などを、カラーテレビやパソコン、ファックスなどについて行った。今回はそれに続く形で、同様の切り口を用い、エアコンや空気清浄器、デジカメなどの、日常生活に深く浸透している家電製品に関して、その世帯普及率の現状や推移を確認していくことにする。普段何気なく使っている商品達が、世間一般にはどれ程普及しているのかを知る、よい機会になるはずだ。続きを読む "テレビやパソコンなどの普及率(下)……乗用車やエアコン、デジカメなど"
2023/06/05
二人以上世帯で9割強、単身男性高齢層は79.3%…エアコン普及率の実情
住宅の密閉性の向上や都市地域におけるヒートアイランド現象の実体化に伴い、エアコンはこれまで以上に人々の生活に欠かせない家電の一つとなり、注目を集める機会が増えている。特に震災以降においては、電力需給問題と併せ、体調の維持と節電との絡みで物議が醸されることが多い。今回は内閣府が2023年4月10日に発表した【消費動向調査】の各種データを抽出し再構築する形で、2023年におけるエアコンの世帯普及率について、さまざまな切り口から状況確認を行い、各種検証のための材料を構築していくことにする。続きを読む "二人以上世帯で9割強、単身男性高齢層は79.3%…エアコン普及率の実情"
2022/06/28
TCA発表値ベースだと153.6%…複数データを基にした携帯電話の普及率推移
今や生活必需品とすら定義されても何ら違和感を覚えない携帯電話(従来型携帯電話とスマートフォン双方を合わせて。以下同)。その急速な性能の向上と普及率の上昇ぶりは、多様な周辺環境、状況の変化を連鎖反応的に引き起こしている。ソーシャルメディアの普及、音楽や映像などマルチメディア系エンターテインメントの消費性向の変化、いわゆる「歩きスマホ」問題など、数え上げればきりが無い。今回は社会にも大きな影響を与えるこの携帯電話の普及状況について、先日総務省が発表した【電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(令和3年度第4四半期(3月末)) 】や、以前内閣府発表の【消費動向調査】における最新公開値を反映させた【携帯電話の普及率現状(最新)】などを合わせ、携帯電話の普及率推移を複数の視点・調査結果から集約していくことにする。続きを読む "TCA発表値ベースだと153.6%…複数データを基にした携帯電話の普及率推移"
2013/06/19
大都市圏の単身若年層は自動車不要か…居住地域と乗用車普及率の関係推移(2013年)
先日【乗用車の普及率現状(2013年版)】で内閣府の【消費動向調査】で公開されている各値をベースに、主要耐久消費財(テレビや自動車のような、長期間継続して使用される商品。原則的に1年以上の使用が対象)の精査のうち、乗用車について細かな状況の確認をした。今回はその記事を踏み台とする形で、世帯主の居住地域と乗用車普及率の関係を見ていくことにする。続きを読む "大都市圏の単身若年層は自動車不要か…居住地域と乗用車普及率の関係推移(2013年)"
2013/06/11
男女とも単身シニア層の普及率低し、7割前後に留まる…携帯電話普及率の現状(2013年)
先日公開した記事【エアコン普及率(2013年分データ反映版)】をはじめいくつかの記事で、内閣府が定期的に公開している【消費動向調査】の結果公開値をベースにした、主要耐久消費財(テレビや自動車など、長期に渡って使用される商品。原則的に1年以上の使用が対象)の普及率関連の記事で、最新データの反映と再精査を行っている。今回は昨年の記事のフォーマットを踏襲したまま2013年分のデータを盛り込み、直近の携帯電話の普及状況を確認することにした。続きを読む "男女とも単身シニア層の普及率低し、7割前後に留まる…携帯電話普及率の現状(2013年)"