2024/11/13
広告「量」は減少、では広告「料」は!?…企業が払う新聞広告費と広告費相場の変化(最新)
当サイトでは複数の情報源からの公開値を基に、新聞業界の動向を集積し、これまでの状況や現状を精査する、定点観測的な記事展開を行っている。先に【新聞の広告掲載「量」と「率」動向】で記した通り、新聞社や通信社、放送局などで構成される日本新聞協会が5月に発表・更新した日本の新聞全体における記事掲載量などの最新データを基に、新聞の記事や広告「量」、広告費全体に関する流れを確認した。今回はそれらのデータを手がかりに、新聞の広告費やその概算的な相場の変化について推し量ることにした。続きを読む "広告「量」は減少、では広告「料」は!?…企業が払う新聞広告費と広告費相場の変化(最新)"
記事は減り広告も減る…新聞の広告掲載「量」と「率」動向(最新)
当サイトでは複数のルートで従来型4マスのうち、テレビとともに信頼度が高いとの結果が複数調査で出ている「新聞」の動向を精査しているが、そのルートの一つに新聞社や通信社、放送局などで構成される日本新聞協会がある。その協会が毎年一回定期的に、業界全体の状況を示すものとして公開している調査・集計値を基に、今回は日本国内の新聞全体における記事量や広告量について、現状と過去からの動向を確認していくことにする。続きを読む "記事は減り広告も減る…新聞の広告掲載「量」と「率」動向(最新)"
2024/11/12
60代では総額2432万円、うち700万円・28.8%が定期…年齢階層別「お金の現状」の違い(最新)
これまで2024年5月17日付で2023年分の速報値が発表された総務省統計局の家計調査のうち「貯蓄・負債編」を基に、多方面から二人以上世帯におけるお金の流れ、現状を、貯蓄や負債の観点から確認した。今回はそのしめくくり的なものとして、貯蓄内容や額面、負債状況などに関して、年齢階層間によるお金関連の現状の違いを眺めていくことにする(【家計調査報告(貯蓄・負債編)-年平均結果速報-(二人以上の世帯)】)。続きを読む "60代では総額2432万円、うち700万円・28.8%が定期…年齢階層別「お金の現状」の違い(最新)"
総額1904万円、金利低下で定期が減り通貨性貯金と有価証券が増える…貯蓄の種類別現在高(最新)
お金がさまざまな物品やサービスを代替しうる、しかも場所をほとんど取らずに時を越えて蓄積できる存在であることから、蓄財は将来(のアクシデント)に備えた保険的な役割をも果たしていることになる。単純に現金をそのまま手元に置くのが一番と考える人もいるが、現在では多様な手段による貯蓄ができるようになっている。今回は2024年5月17日付で2023年分の速報値が発表された総務省統計局の家計調査における「貯蓄・負債編」の公開値などを基に、各家計(二人以上世帯)における、さまざまな種類別の貯蓄額の推移を通じ、貯蓄スタイルの現状や過去からの流れを確認していくことにする(【家計調査報告(貯蓄・負債編)-年平均結果速報-(二人以上の世帯)】)。続きを読む "総額1904万円、金利低下で定期が減り通貨性貯金と有価証券が増える…貯蓄の種類別現在高(最新)"
2024/11/11
貯蓄額1904万円・年収642万円・貯蓄年収比296.6%…60年あまりにわたる貯蓄額や年収、貯蓄の年収比の移り変わり(最新)
家計内における貯蓄や負債の現状や動向を知るためのデータは官民問わず多数調査・公開されているが、その中でも重要視されているものの一つが、総務省統計局が定期的に調査・結果の公開を実施している家計調査報告。その「貯蓄・負債編」の直近年次分にあたる2023年分・速報値が、先日2024年5月17日に発表された。今回はこの値や過去のデータを基に、日本における長年にわたる、二人以上世帯の貯蓄額、年収の変移を確認していくことにする(【家計調査報告(貯蓄・負債編)-年平均結果速報-(二人以上の世帯)】)。続きを読む "貯蓄額1904万円・年収642万円・貯蓄年収比296.6%…60年あまりにわたる貯蓄額や年収、貯蓄の年収比の移り変わり(最新)"
貯蓄が多いとお金の使い道にも余裕が出る…貯蓄額別・日頃のお金の使い道(最新)
保険とは何か負担がかかる事態が生じた際に、それを解消するのに必要となる対策を事前に用意することを意味する。健康・医療保険ならばけがや病気の際に生じた医療費を補てんするものであり、「保険として傘を持ってきた」状況ならば、万一雨に降られてもずぶ濡れにならないための対抗手段の確保に他ならない。そしてさまざまな物品やサービスの代替となるお金を貯めておく、つまり貯蓄は、多様な状況に対応できる究極の保険ともいえる(企業が余剰金を好むのも、色々な問題事案に対し臨機応変に対応できるからに他ならない)。今回は総務省統計局が定期的に行っている家計調査のうち、先日2024年5月17日付で2023年分の速報値が発表された「貯蓄・負債編」を基に、各家計(二人以上世帯)における、貯蓄額別のお金の使い方の違いを確認していくことにする。究極の保険たる貯蓄額の違いが、日々のお金の使い方にどのような変化をもたらすのだろうか(【家計調査報告(貯蓄・負債編)-年平均結果速報-(二人以上の世帯)】)。続きを読む "貯蓄が多いとお金の使い道にも余裕が出る…貯蓄額別・日頃のお金の使い道(最新)"
2024/11/10
二人以上世帯の総貯蓄の2/3強は60代以上の世帯だけで保有…世帯主の年齢別貯蓄総額分布(最新)
日本における高齢化社会の進行とともに論議される話題の一つに、世代(年齢階層)間の資産格差がある。元々経年蓄積による蓄財があることから、高齢者の方が貯蓄が多いのは当然の話なのだが、現実問題としてどの程度の世代別格差が生じているのだろうか。今回はその指針の一つとして、2024年5月17日付で公開された総務省統計局による家計調査の「貯蓄・負債編」最新版速報値(2023年分)をもとに、二人以上世帯における現状やこの数年における変移を確認していくことにする(【家計調査報告(貯蓄・負債編)-年平均結果速報-(二人以上の世帯)】)。続きを読む "二人以上世帯の総貯蓄の2/3強は60代以上の世帯だけで保有…世帯主の年齢別貯蓄総額分布(最新)"
2024/11/09
29歳以下で増えるローンでの住宅購入、40代までは純貯蓄額マイナス…年齢階層別の収入や負債の推移(最新)
総務省統計局では定期的に国内の各種世帯における金銭動向を調査する「家計調査」を実施し、その結果を逐次公開している。そのうち主に貯蓄や負債に関する動向を確認する「貯蓄・負債編」の二人以上の世帯における2022年分平均の速報値が、先日2024年5月17日付で公開された。そこで今回はその値を基に、一般的な世帯構成となる「二人以上の世帯のうち勤労者世帯」(おおよそ働き人がいる夫婦世帯)を中心に、経年的な収入や負債の変化を確認していくことにする(【家計調査報告(貯蓄・負債編)-年平均結果速報-(二人以上の世帯)】)。続きを読む "29歳以下で増えるローンでの住宅購入、40代までは純貯蓄額マイナス…年齢階層別の収入や負債の推移(最新)"
2024/11/08
現役夫婦世帯の持家率は82.1%、そのうちローン支払い中は41.7%…持家・賃貸住宅の割合(最新)
総務省統計局の【家計調査】に関する記事について、貯蓄率や住宅所有状況に触れた記事に、「持家の人の方が生活が楽では?」「住宅ローンを払い終わった高齢者世帯の方が出費の負担が低いと思う」などの意見が寄せられた。今回はそれを受ける形で家計調査のデータを基に、「世帯主の年齢階層別に、今住んでいる家が賃貸なのか持家なのか、持家の場合はローンを払っている最中なのか払い済みなのか」の実情を確認していくことにする。続きを読む "現役夫婦世帯の持家率は82.1%、そのうちローン支払い中は41.7%…持家・賃貸住宅の割合(最新)"
続・自動車は手が届きにくい存在になっているのか…可処分所得と自動車価格の関係(最新)
若年層を中心に自動車購入を避ける傾向、俗に「若者の自動車離れ」との表現をよく見聞きする。実態としては「都心部に顕著だがそれ以外ではあまり起きていない」「低コストの軽自動車への利用のシフト」「実用、趣味趣向面での自動車の必要性の減少」などが挙げられ、事実に合った言い回しではない、一側面に過ぎないとの指摘もある。それでは「若者の自動車離れ」の原因の一つに挙げられる、「自動車取得時の初期費用負担」の重さはどのように変化をしているのか、総務省統計局における公開値【小売物価統計調査(動向編)調査結果】などから各種計算を施し、可処分所得と自動車の販売価格との関係から確認をしていくことにする。続きを読む "続・自動車は手が届きにくい存在になっているのか…可処分所得と自動車価格の関係(最新)"
2024/11/07
自動車は手が届きにくい存在になっているのか・初任給と自動車価格の関係(最新)
いわゆる「若者の自動車離れ」と呼ばれる言葉・現象の原因の一つとして、自動車価格が上昇する一方で若年層の所得がその上昇に追いついていないから、つまり相対的に価格面で手が届きにくい存在になりつつあるからとする説が挙げられている。今回は【50年前の商品の価格を今の価格と比較してみる】で用いた手法を流用する形で、総務省統計局における公開値【小売物価統計調査(動向編)調査結果】などから各種計算を施し、初任給と自動車の価格の関係について見ていくことにする。続きを読む "自動車は手が届きにくい存在になっているのか・初任給と自動車価格の関係(最新)"
2024/11/06
ソニー生命保険は2024年9月5日、シニア(50-79歳対象)に対する生活意識の調査結果を発表した。それによると調査対象母集団において、現在楽しみにしていることの最上位項目は旅行だった。45.3%の人が楽しみだと回答している。次いでテレビ/ドラマ、グルメ、映画、読書が続く(【シニアの生活意識調査2024】)。続きを読む "シニアの今の楽しみ、旅行にテレビにグルメに映画(最新)"
シニアのスマートフォンしぐさ、ネット検索にメールに天気予報(最新)
ソニー生命保険は2024年9月5日、シニア(50-79歳対象)に対する生活意識の調査結果を発表した。それによると調査対象母集団において、スマートフォンでもっとも多くの人が日頃行っている事柄(使っている機能)はインターネット検索だった。6割台の人がスマートフォンでは日頃からインターネット検索を利用している。次いでメール、天気予報、通話、ニュー閲覧と続いている(【シニアの生活意識調査2024】)。続きを読む "シニアのスマートフォンしぐさ、ネット検索にメールに天気予報(最新)"
2時43分 │SL-シニアの生活意識調査, 逐次新値反映記事
2024/11/05
先行記事【上水道の普及率推移】にもある通り、上水道は多くの人にとって日常生活を維持するのに欠かせないインフラの一つに違いない。それと同時に対として語られる場合が多く、家計に携わる立場にある人には定期的な出費に挙げられる項目の一つが下水道。今回は日本における下水道の普及率の現状を確認していくことにする。続きを読む "全国では81.0%…下水道の普及率現状(最新)"
多くの人にとって社会生活には欠かせないインフラの一つ、上水道。水道料金の支払いは必要となるが、蛇口をひねればいつ何時でも水道水を得ることができる。夏の水不足により給水制限が生じたり、先の震災をはじめとした災害によって上水道の利用に支障が生じた時には、改めてその必要性を再確認したはず。一方、上水道は日本全土に完全に整備されているわけではなく、現状でもその必要性を覚えない地域、待ち望んではいるが整備が遅れている地域もある。今回は公的資料を基に、日本の上水道の普及率の現状とその推移を確認していくことにする。続きを読む "9割超えは1980年代以降…上水道の普及率推移(最新)"
2024/11/04
3年で中卒者は5割強、高卒者は4割近くが離職…学歴別・就職後の離職状況(最新)
学校を卒業し無事に企業に就職できても、そのまま定年退職までその企業に就業し続けるとは限らない。企業側の事情で、あるいは就業者自身の考えで、数年のうちにその企業を離れてしまう場合も少なくない。今回は厚生労働省の発表資料を基に、学校を卒業した後、無事に就職を果たした後の企業からの離職率(見方を変えれば「職場定着率」)の推移について見て行くことにする。就職率、失業率とはまた別の視点で、若年層の就労実態を確認できる結果が出ている(【厚生労働省「新規学卒者の離職状況」】)。続きを読む "3年で中卒者は5割強、高卒者は4割近くが離職…学歴別・就職後の離職状況(最新)"
2024/11/03
先行記事【40年あまりにわたる学習塾の月謝推移】において、学校教育で授業を受ける側の授業料ではなく、教鞭を取る側の給与動向を推し量ろうとしたが、結局総務省統計局の【小売物価統計調査(動向編)調査結果】からは叶わなかった件について触れた。この事案に関して文部科学省の【学校教員統計調査】で、該当するデータが取得可能なことが判明した。そこで今回はそれを用いて大学の本務教員の給料(月給)の動向を確認していくことにする。続きを読む "30年あまりにわたる大学教員の月給推移(最新)"
2024/11/02
先の記事【70年あまりにわたる大学授業料の推移(最新)】で総務省統計局における公開値【小売物価統計調査(動向編)調査結果】を基に、大学生の授業料負担に関する検証を行った。その際に「授業を行う側、教鞭を取る側の給与はいかなる推移を示しているのだろうか」と、視点を変えた疑問が生じることとなった。そこで今回は同じく「小売物価統計調査」を基に、教鞭を取る側の給与を推測できる値の一つ、学習塾の月謝についてその推移を確認していくことにする。2024/11/01
もはや陳腐化した感すら否めない「若者の自動車離れ」という言葉。若年層が自動車を乗らなくなった、買い求めなくなった状態を意味するものだが、原因は多様におよび、また自動車離れが生じているのは都市部在住者のみであるとの指摘もある。そしてその「自動車離れ」の最大の原因とされるのが「自動車の価格・維持費が高いため、若年層の購買力では維持できない」とするもの。そこで今回は【50年前の商品の価格を今の価格と比較してみる】で用いた手法を流用する形で、総務省統計局における公開値【小売物価統計調査(動向編)調査結果】から各種計算を施し、自動車のお金関連の要素「本体価格」「維持費」のうち前者である本体価格の推移を確認していくことにする。続きを読む "50年あまりにわたる乗用車価格の推移(最新)"
国立法文経系授業料は73年で155倍に…70年あまりにわたる大学授業料の推移(最新)
昨今では多くの人が通い卒業することになる大学。その修学費用に関して金額の負担の大きさが問題視される一方、かつて大学へ修学していた人たちによる「大学授業料位は自分の手で稼いだものだ」とする意見を少なからず見聞きする。そこで今回は【50年前の商品の価格を今の価格と比較してみる】で用いた手法を流用する形で、総務省統計局における公開値【小売物価統計調査(動向編)調査結果】から各種計算を施し、大学授業料の推移を確認していくことにする。続きを読む "国立法文経系授業料は73年で155倍に…70年あまりにわたる大学授業料の推移(最新)"