2022/08/24
不特定多数が触れる機会がある媒体、特にテレビドラマや映画などにおいて、喫煙シーンが登場することにより、特に子供や若年層に対し喫煙を助長することになるのではないかとの懸念がある。禁煙関連の団体はそのような危惧の意思表示をしているし、作品中に喫煙シーンや受動喫煙をイメージさせるシーンが登場するたびに「ご意見」を申し入れているのはよく知られたところである。今回はネットエイジアが2022年5月31日に発表した、非喫煙者意識調査の結果から、非喫煙者がテレビドラマや映画の演出として喫煙シーンが出てくることを許容できるか否かについて確認をする(【発表リリース:非喫煙者意識調査2022】)。続きを読む "演出としての喫煙シーン、許容できますか?(最新)"
2018/11/28
イタリアでは半数の人が毎日ソーシャルメディアからニュースを確認する
ソーシャルメディアは個人が気軽に不特定多数に向けて情報発信ができる、情報革命を引き起こしたツールに他ならない。個人はもとよりこれまで独占的な立場で多数に向けた情報公知を行っていた法人格を持つニュースメディアもまた、ソーシャルメディアを用いてニュースを配信している。まさにソーシャルメディアは情報を人々に行きわたらせるインフラに他ならない存在となっている。それでは人々はソーシャルメディアを用い、どれほどの頻度でニュースを取得しているのだろうか。西欧諸国における実情について、アメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerが2018年5月14日に発表した調査【「In Western Europe, Public Attitudes Toward News Media More Divided by Populist Views Than Left-Right Ideology」】の報告書を基に確認していく。続きを読む "イタリアでは半数の人が毎日ソーシャルメディアからニュースを確認する"
経済、犯罪、移民、3つの視点で西欧諸国のニュースメディアへの評価
ニュースメディアは国家社会を構成する個人を対象に、個人では取得が難しい領域や社会全体の出来事を分かりやすく、そしてもちろん正しく知らしめて、個人が的確に判断ができるような環境づくりをする存在意義がある。しかしながらその存在意義がどれほどまで果たされているか疑わしいのが実情。このニュースメディアへの「経済」「犯罪」「移民」の3つの視点からの西欧諸国における評価について、アメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerが2018年5月14日に発表した調査【「In Western Europe, Public Attitudes Toward News Media More Divided by Populist Views Than Left-Right Ideology」】の報告書を基に確認していく。続きを読む "経済、犯罪、移民、3つの視点で西欧諸国のニュースメディアへの評価"
2018/11/27
報道の政治的中立性への評価、イギリスでは37%…西欧諸国でのニュースメディアへの評価の違い
ニュースメディアは国家社会を構成する個人を相手に、個人では取得が難しい領域や社会全体の出来事を分かりやすく、そしてもちろん正しく知らしめて、個人が的確な判断をできるような環境づくりをする存在意義がある。しかしながらその存在意義がどれほどまで果たされているか疑わしいのが実情ではある。このニュースメディアへの複数の視点からの西欧諸国における評価について、アメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerが2018年5月14日に発表した調査【「In Western Europe, Public Attitudes Toward News Media More Divided by Populist Views Than Left-Right Ideology」】の報告書を基に確認していく。続きを読む "報道の政治的中立性への評価、イギリスでは37%…西欧諸国でのニュースメディアへの評価の違い"
ニュースメディアは国家社会を構成する個人に向けて、個人では取得できない領域や社会全体の出来事を分かりやすく、正しく知らしめて、個人が的確な判断をできるようにする環境づくりをする存在意義を持っている。しかしながら現状ではその存在意義がどれほどまで果たされているか疑わしい状況、ケースが多々見受けられるのは否定できない。このニュースメディアへの信用の度合いに関して西ヨーロッパ諸国の人達の考えについて、アメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerが2018年5月14日に発表した調査【「In Western Europe, Public Attitudes Toward News Media More Divided by Populist Views Than Left-Right Ideology」】の報告書を基に確認していく。続きを読む "ポピュリストはニュースメディアを信用しない…西欧諸国の場合"
ニュースメディアは国家社会を機能させるのに重要か否か、西ヨーロッパ諸国の実情
現状でその意義がどこまで果たされているかは別として、ニュースメディアは本来国家社会を構成する個人に向けて、個人では取得できない領域や社会全体の出来事を分かりやすく、正しく知らしめて、個人が的確な判断をできるようにする環境づくりをする存在意義がある。このニュースメディアの意義に関して、西ヨーロッパ諸国の人達がどのような意見を持っているかについて、アメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerが2018年5月14日に発表した調査【「In Western Europe, Public Attitudes Toward News Media More Divided by Populist Views Than Left-Right Ideology」】の報告書を基に確認していく。続きを読む "ニュースメディアは国家社会を機能させるのに重要か否か、西ヨーロッパ諸国の実情"
2018/11/26
ニュースの情報源を多角的に利用しているか否か、西ヨーロッパ諸国の実情
社会の日々の移り変わりや国内外のさまざまな動向を知るのに欠かせないニュース。今では新聞やテレビ、ラジオ以外にインターネットを介して多様なニュースを手に入れることが可能になった。それではそれらの情報源について、人々は単一のものに執着しているのだろうか、それとも多数を多角的に利用しているのだろうか。西ヨーロッパ諸国の実情について、アメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerが2018年5月14日に発表した調査【「In Western Europe, Public Attitudes Toward News Media More Divided by Populist Views Than Left-Right Ideology」】の報告書を基に確認していく。続きを読む "ニュースの情報源を多角的に利用しているか否か、西ヨーロッパ諸国の実情"
西ヨーロッパ諸国でニュースの情報源としてもっとも使われているのはテレビ、デンマークやスウェーデンではオンラインが最多
政治や経済、社会情勢など多様な分野で日々提供されるニュース。かつては新聞やテレビのようなマスメディアがその提供側のポジションを独占していたが、現在では新しい情報提供のインフラとしてインターネットが登場し、旧来のメディアと激しいつばぜり合いをしている。今回はアメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerが2018年5月14日に発表した調査【「In Western Europe, Public Attitudes Toward News Media More Divided by Populist Views Than Left-Right Ideology」】の報告書を基に、西ヨーロッパ諸国におけるニュースの情報源の実情を確認していく。続きを読む "西ヨーロッパ諸国でニュースの情報源としてもっとも使われているのはテレビ、デンマークやスウェーデンではオンラインが最多"
2017/10/16
何があれば意思決定に役立つのか、情報環境の整備への期待の米国事情
人は単に暇つぶしのためにだけでなく、何かの意思決定、判断のために情報を入手する。手に入った情報を正しいものと認識した上で、その情報から色々な推論をしたり事実を見極め、自分の考えを決定づけたり、さらには判断を行う。人は日々判断をする生き物であることから、より多い、より正しい情報が取得できれば、意思決定がより確実に、正しく行えることになり、一層快適な生活が望める、少なくとも判断に迷って時間を浪費したり、あやふやな決定で後悔をする機会も減らせるはず。今回はアメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerが2017年9月11日に発表した報告書【How People Approach Facts and Information】を元に、同国の大人たちがどのような環境が、意思決定に貢献すると考えているかについて見ていくことにする。続きを読む "何があれば意思決定に役立つのか、情報環境の整備への期待の米国事情"
2017/10/15
大量の情報を瞬時に取得しより分けられるインターネットの普及によって、人の情報との接し方は大きな変化を見せている。興味のある情報への傾向に変わりはないが、その情報が正しいか否かを見極める能力が、一層大きなウェイトを有するようになった。今回はアメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerが2017年9月11日に発表した報告書【How People Approach Facts and Information】を元に、同国の大人たちがどのような情報に興味を持っているのか、そして情報の信頼性は発信元でどこまで違うと認識しているのかについて確認していくことにする。続きを読む "興味のあるジャンルと情報元の信頼性と…米国のニュース事情"
2017/10/04
歳で大きく異なる米国のニュースへの信頼度合いと取得ルート事情
自分の人生経験全体の中でインターネットなどのデジタルメディアとの接触時間比率が高い若年層は、その経験比率に基づき、デジタル系への傾注が強く、新聞やテレビなどの従来のメディアをあまり利用しない、さらには信頼しない傾向がある。アメリカ合衆国におけるその実情の一端を、ニュースの取得や姿勢の観点で、同国の民間調査機関Pew Reserch Centerが2016年7月7日付で発表した調査報告書【The Modern News Consumer】をもとに確認する。続きを読む "歳で大きく異なる米国のニュースへの信頼度合いと取得ルート事情"
2017/10/03
ソーシャルメディアでニュースを読んだ後、何してる? その米国事情
情報を気軽にスピーディーに取得できるツールとしても、ソーシャルメディアは大いに役立つ存在。RSSリーダーのように使えるだけでなく、ある情報を補完する、つながりのある関連情報もリプライなどの形で容易に取得できるからだ。多くの人がソーシャルメディアをニュース取得ツールとして用いている昨今において、取得した後にどのような反応をしているのだろうか。今回はアメリカ合衆国の民間調査機関Pew Reserch Centerが2016年7月7日付で発表した調査報告書【The Modern News Consumer】をもとに、同国における実情を確認する。続きを読む "ソーシャルメディアでニュースを読んだ後、何してる? その米国事情"
発信元別でニュースの信頼度はどこまで変わるのか、米国事情を確認する
情報の信頼性とメディアに関する調査結果では繰り返し言及しているが、新聞もテレビもインターネットも結局のところ、情報を伝達するツールでしかない。そのツールを使って伝えられる情報は、ツールそのものでは無くその情報を発信する大元の信頼度に依存する。ただし新聞やテレビのような発信元が独占・寡占状態にある場合、その発信元の信頼度とツールの信頼度がほぼ同じく扱われるまでの話である。アメリカ合衆国では発信源でそのニュースの信頼度はどのような違いを示すのだろうか。同国の民間調査機関Pew Reserch Centerが2016年7月7日付で発表した調査報告書【The Modern News Consumer】をもとに、その実情を確認する。続きを読む "発信元別でニュースの信頼度はどこまで変わるのか、米国事情を確認する"
2017/09/29
ニュースを取得する媒体は多数に及ぶが、人の好き嫌いや時間的事情、日常生活の行動様式などにより、使う媒体はそれぞれ異なってくる。ニュース取得の媒体事情に関して、アメリカ合衆国の民間調査機関Pew Reserch Centerが2016年7月7日付で発表した調査報告書【The Modern News Consumer】をもとに、同国でのニュース取得事情を確認する。続きを読む "テレビ、ネット、ラジオ、紙の新聞…米国でのニュース取得事情"
2017/09/28
テレビを見ることは日本だけでなくアメリカ合衆国においても主要な娯楽に違いなく、さまざまな調査でも長時間をテレビ鑑賞に費やすとの結果が出ている。他方、【「テレビって無料で観れるの?」なる事案が米国で生じているとの話。ネタなのかマジなのか】にもあるように、アメリカ合衆国ではテレビ鑑賞の際の様式が日本のようなアンテナ経由がメインでは無く、若年層はインターネット経由によるものが多分に及ぶとの話もよく見聞きする。その実情を同国の民間調査会社Pew Research Centerが2017年9月13日に発表した調査報告書【About 6 in 10 young adults in U.S. primarily use online streaming to watch TV】から確認する。続きを読む "米国の若者は5人に3人までがテレビ鑑賞を主にネットで行う"
2017/01/25
米大統領選挙直前時点で「マスメディアはクリントン氏にえこひいきをしている」と認識していた人は52%
アメリカ合衆国の新大統領にトランプ氏を選択することとなった大統領(選挙人)選挙において、多様な方面で物議が交わされ、現在もなお尾を引いている。その一つが、選挙期間におけるマスメディアの報道姿勢。日本と異なりアメリカ合衆国では、虚言や不正、偽造行為でない限り、政治的な中立性が義務付けられているわけでは無く、組織・企業単位で支持政党や支持候補者を明言し、それに沿った情報公知をすることが認められている(「エンドースメント」)。無論、公明正大・政治的中立が視聴者や読者から求められているニュース部門と、主義主張を成す編集委員会(による記事)は分離独立しているとマスメディアの各組織は主張しているが、それを信じている人は少なく、実際に記事や番組の上での区別はし難い。今回の大統領選では、その問題が改めて問われる状況を作り出したともいえる。今回は同国の民間調査会社ギャラップが2016年11月3日、つまり大統領選の直前に発表した調査結果を元に、その状況を確認していく(【Majority of U.S. Voters Think Media Favors Clinton】)。続きを読む "米大統領選挙直前時点で「マスメディアはクリントン氏にえこひいきをしている」と認識していた人は52%"
2017/01/23
下落を続ける米国内のマスメディアへの信頼感、直近では信頼派は32%のみ
経年劣化と評されることも多々ある仕組みや内部で働く人の質の低下、対抗しうる新しいメディアの登場で内情が暴露されたことなど、多様な状況の変化に伴い、かつては社会に必要不可欠とされる公明正大な情報を提供する存在とされた大手メディアへの信頼性は、急速に落潮しつつある。メディア先進国ともされるアメリカ合衆国のその実情を、同国民間調査会社のギャラップ社が2016年9月14日に発表した、定点観測調査の最新版から確認していくことにする(【Americans' Trust in Mass Media Sinks to New Low】)。続きを読む "下落を続ける米国内のマスメディアへの信頼感、直近では信頼派は32%のみ"
2017/01/16
インターネットの普及浸透、それを操る高機動力を持つスマートフォンの一般化に伴い、これまで人類が体験したことのないレベルの情報化社会が到来している。人々はその大量の情報に飲み込まれず、巧みに使いこなす自信を有しているのだろうか。アメリカ合衆国の民間調査機関であるPewResearchCenterが2016年12月7日付で発表した報告書【Information Overload】から、同国の実情を見ていくことにする。続きを読む "大量情報化社会を上手く生き抜く自信を持つ現代米国人"
2016/01/28
有料テレビ放送からネット動画へのシフト「コード・カッティング」の米国事情を探る
回線の高速化と再生技術の進歩により、インターネット上で閲覧できる動画は、一般のテレビ放送やブルーレイディスクの再生による映像とそん色ない品質まで進歩発展している。その状況を受け、YouTubeなどの動画共有サイトのアクセスは増え続け、有料動画配信サービスのHuluやネットフリックスも盛況を博している。これらの動きは選択肢の増加や映像視聴の便宜性の向上の観点では喜ぶべき話だが、ケーブルテレビや衛星放送の利用者の減退につながるのではとの懸念もある。今回はアメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerが2015年12月21日に発表した調査結果【Home Broadband 2015】を元に、その実情を確認していく。続きを読む "有料テレビ放送からネット動画へのシフト「コード・カッティング」の米国事情を探る"
2016/01/20
インターネットの普及に伴い、自分が持つ情報を容易に第三者へ伝達することが可能になった。人は元々良い情報、経験、知識を他人に周知し、自分の共感者を増やしたい、想いを共にしたいとの感情があるため、好感触の情報は積極的に広めたくなる。無論真偽性の上で怪しい情報を他人に伝え、それが後程偽りであったり、迷惑がかかるような内容だった場合、自身にも悪影響が及ぶため、他人への情報シェアの際には単に広めたいだけでなく、信頼できる情報を発する情報源によるものであることが必要となる。今回はアドビが2015年12月18日に発表した、消費者のコンテンツに関する意識調査「The State of Content : Rules of Engagement」の結果を元に、世界各国の消費者における、インターネット上の情報に係わる「シェアしたい情報の発信元」について見ていくことにする(【発表リリース:アドビ、消費者のコンテンツに関する意識調査の結果を発表】)。続きを読む "「これシェアしたいな」と思わせる情報の情報源は"