2011/06/20
プライベート間の付き合いではあまり場面はないものの、ビジネス上では必ずといってよいほど使われるツールの一つに「名刺」がある。自分の名前や肩書、連絡先を示し、相手に自分の素性を明らかにすると共に、今後の付き合いのきっかけを取り持ってもらう「営業マン」としての働きを期待するもの。そのため他の名刺より目立ち、印象深く、そして何よりも「自分がどのような人物か、自社がどのような会社なのか」を知ってもらうことが望ましい。海外では【変形して仕事をPRする名刺】や【ひと目でどの分野の専門家かが分かる名刺】などのように、創意工夫を凝らし、ユニークなデザインの名刺が数多く存在する。今回紹介するのもその一種で、自社商品の特性をアピールできる、素敵な名刺である(【Creative Criminals】)。2011/05/25
以前紹介した【「切れすぎちゃって困るの♪」な包丁の広告】や【効用の強さにあ然としてしまうペット用品の広告】のように、対象商品の効用をオーバーに、現実にはあり得ないほどダイナミックに強調し、その効用をアピール、さらには見る人の注意を引き寄せる広告手法がある。中途半端にオーバーだと「ありえるかも」と思われてしまい、単なる誇大広告化してしまうのが難しいところで、ひと目で「これはあり得ないだろ」とツッコミが入りつつも「なるほど、そこまで……」と思わせるバランス感覚が求められる。今回紹介するのも非常にシンプルだが、何を表しているのかが把握できると「そんなバカな」と思いつつ「それほどまでに、なのか」と、じわじわとその効用が心に刻みこまれるタイプの掃除機の広告である(【ADS of the world】)。2011/05/10
お昼の食事やちょっとした軽食、あるいは夜食としてなど、サンドイッチを食する機会は多い。忙しい時にも気軽に腹を満たすために創られたという由来があるだけに、その手軽さは日本でも大いに受け入れられている。コンビニやスーパーの総菜・弁当売り場でも、おにぎりと相並んで多種多様なサンドイッチを見かけることができる。今回紹介するのは、そのサンドイッチ用のパンを売り込む際に用いられた手法。ちょっとした、そしてお茶目な気配りが的確にターゲットにマッチし、しかも見たお客の気持ちもハッピーになれるというものである(【ADS of the world】)。続きを読む "ちょっとした気配りが皆をハッピーにさせる宣伝方法"
2011/05/09
屋外広告が配される看板では時々端の部分がめくれ、下の地の板や以前貼られていたポスターの一部が見えているものがある。そのようなものを目にすると、ポスターが提供している「別世界」から現実の世界に引き戻され、何となく興ざめしてしまう。舞台でいえば書き割り・舞台裏と表舞台が同時に視野に収まり、タネ明かしをされたような気分になるからだ。しかしその「舞台裏」自身が本物であるか否かまで、確認している人はいるだろうか。今回紹介するのは「種明かしをされる、舞台裏が見えるとそれが本物だと疑わずに信じてしまう」心理をうまくついた屋外広告である(I Believe in Advertising)。2011/05/08
【シートベルトとエアバッグのデータ-「戦後の交通事故・負傷者・死亡者」後日談】や【一般道での後部座席のシートベルト着用率、33.1%に留まる】にもあるように、シートベルトとエアバッグの普及により、自動車事故が万一発生した場合でも、搭乗者の死亡・重症化リスクは大いに減ることとなった。しかしそれらがすべて作動しても、リスクがゼロになったわけではない。自動車業界ではさらなる安全性の確保のため、さまざまな技術を開発・提供し続けている。今回紹介するのはその新技術の一つの効用、そしてそれを搭載した新車種の優位性を示す広告。色々な教訓も示唆されている、奥深い内容のものである(【ADS of thw World】)。続きを読む "命を守るものは中途半端ではダメなのが良く分かる広告"
2011/05/04
「♪ 雨が降れば浮き上がる 不思議な文字 シャレた絵図」な広告
これまでに【足元にあるものをレゴに見立てた、「なるほど」と思わせる広告】や【「見ろ、人がノミのようだ!」な広告】などのように、床に創意工夫を凝らしたデザインを盛り込み、人の注意関心を引きつけるプロモーションをいくつか紹介した。今回の事例もその類のものだが、過去のものとは少々性質を異にするもの。オランダ・アムステルダムに位置する広告代理店【Misterwilson】が手掛けているもので、雨が降った時にだけ床に現れる、不思議な表現方法を用いたプロモーション【RAINCAMPAIGN】である。続きを読む "「♪ 雨が降れば浮き上がる 不思議な文字 シャレた絵図」な広告"
2011/05/03
先日掲載した【シンプルなAR(拡張現実)に「ナルホド」な雑誌広告】では仕組みのシンプルさとコロンブスの卵的な発想から、賛否両論合わせて多種多様なご意見をいただくことができた。その反応多さから、「これは効果のある広告手法という証拠。クリエイター側も知っているはずだから、似たような手法が他にも色々と考えだされているのかもしれない」と考えて探してみたところ、早速自動車関連で類似手法のものを見つけることができた。今回はそれを紹介することにしよう(I Believe in Advertising)。続きを読む "読者をテストドライバーにするAR(拡張現実)の広告"
2011/05/02
目にもとまらぬ早業で現場に駆け付ける自動車保険会社のテレビCM
あらかじめなにがしかの保険に加入していれば日頃の負担もそれなりなものになるが、事故や病気に遭遇しても、金銭面での負担を軽減できる安心を得られる。当方が以前入院した際にはまともな民間の保険に入っていなかったため、激しく後悔することになり(【保険(自宅療養記-その他)】)、そのことを痛いほど実体験する羽目になった。しかし保険に入っていても自分の担当運が悪い場合、対応や手続きが遅く、イライラさせられることも少なくない。悪い印象はちまたに広がるのも早く、結果として一般に保険の手続きは「加入時には素早く、支払い時には遅い」というイメージがある。今回紹介するのは、そのイメージをくつがえすような、素早い対応が期待できそうな自動車保険会社のテレビCMである(【ADS of the world】)。続きを読む "目にもとまらぬ早業で現場に駆け付ける自動車保険会社のテレビCM"
2011/05/01
携帯電話の高性能化やスマートフォンの浸透で、高度の表現力を持つ端末を多数の人が操作できる状況になった昨今。【誌上で試乗ができるARアプリ】などのように現実の五感を拡張して疑似体験をさせる「拡張現実(AR:Augmented Reality)」の手法が注目を集めつつある。しかしながら世間一般には「AR」「仮想現実」という言葉を使っても、頭にハテマのマークを浮かべられてしまうのが現実。そのような中、ジャーナリストで構成されるNGO【国境なき記者団(Reporters Without Borders)】が展開した「ARを使った雑誌広告」が興味深く、そしてシンプルに理解できるものとして注目を集めている(【ADS of the world】)。続きを読む "シンプルなAR(拡張現実)に「ナルホド」な雑誌広告"
2011/04/26
交通手段として自動車やバイクなどが普及すると、どうしても交通事故は発生してしまうもの。それらの事故に対して各国ではさまざまな団体が立ちあげられ、安全運転でハンドルを握るよう、交通事故を引き起こすような無謀運転をしないよう啓蒙活動を行っている。今回紹介するブラジルの交通医学協会ABRAMET - Associac,a~o Brasileira de Medicina de Tra'fegoもその類の団体だが、同時にユニークでセンスあふれる広告・プロモーションによる啓蒙活動でも有名である。今回紹介するのもその一つで、同協会による、「制限速度を絶対に守ってほしい」と願う気持ちの程が非常によく分かるものとなっている。続きを読む "制限速度を守ってほしいのが痛いほど分かる広告"
2011/04/25
映画やテレビなどの映像メディアで本物の音をそのまま使うのが難しい場合、それに類した音を合成・創造して用いる場合がある。【「触ってごらん、音が出るよ」なポスター】で紹介した、薄いアルミをヒラヒラさせて雷のような音を出すのが良い例。そのような「分かりやすい効果音」を創る、ブラジルのサウンドプロダクションJamuteが世に送り出したのは、自分達の仕事を多くの人に、瞬時に分かってもらえる、しかもシンプル極まりない広告である(【ADS of the world】)。
新しい商品を世に送り出す際に、既存商品との違いを明確に見出すにはさまざまな工夫が必要となる。特にこれまで「高価なブランド」と見られている商品群でお値打ちなのが登場する場合、あるいはそのようなイメージが昔から浸透している場合、「高いから近づきがたいよね」と見向きもしない層へのアピールはひと際苦労をする。大抵の場合、そのような人たちこそ、潜在的な優良顧客になりうるにも関わらず、だ。今回紹介するのは、そのような「壁」を目の前にしたオランダのメルセデスベンツが展開した、人間の心理を巧みに突いたプロモーションである(I believe in Advertising)。続きを読む "「むしろこちらが気になる」心理を巧みに突いたプロモーション"
2011/04/24
「こんなにも簡単に出来ます」を疑似体験させてくれるダイレクトメール
時にはポストを埋め尽くす数々のDM(ダイレクトメール)は、大抵は代わり映えのしない印刷物でしかなく、目を通すことすら時間の無駄に思えてくる。一方で【イケアのイカす「飛び出すDM」広告】や【自宅に戻ると目の前にあるモノにドキっとさせられる防犯広告】のように、自社の事業をアピールし、驚きと共に好印象を与えるものならば、名前や社名以外に事業の内容までをも記憶に刻むことになる。今回紹介するのもその類のもので、自社商品の特徴をシンプルかつ明確に表現した、受け取り手に疑似体験させてくれるDMである(I believe in Advertising)。続きを読む "「こんなにも簡単に出来ます」を疑似体験させてくれるダイレクトメール"
2011/04/22
「他人に厳しく、自分に甘い」を再確認させて戒めるプロモーション
法的に禁止されていることにはじまり、常識的にリスクの高いこと、倫理・道徳的に好ましくないことなど、「してはいけない」ことは世の中に山ほど存在する。しかしその多くにおいて、他人の行為はすぐに目に留まり積極的に止めるものの、自分自身が同じことをすると、つい「ちょっとだけ」「これくらいなら」と妥協し、目をつむってしまう。ダイエットや禁煙が良い例だ。今回紹介するプロモーションは、そのような人間心理、そしてそれら慎むべき行為について「自分自身もしてはいけない」と再確認させるものである(【ADS of the world】)。続きを読む "「他人に厳しく、自分に甘い」を再確認させて戒めるプロモーション"
2011/04/19
【AEDのバッテリー切れ、してませんか? 厚生労働省が点検を呼びかけ】などでも触れているが、最近は公共機関では見かけない場所は無いほどAED(Automated External Defibrillator、自動体外式除細動器)は浸透しつつある。まさに消火器と同じぐらいと表現しても過言ではない。心臓発作を起こした人にAEDを用いることができれば、発作発生から数分以内なら救命率が上がることから、2004年7月からは一般の人でも使用が認められるようになったものだが、10年足らずでここまで浸透したとは少々驚き。このAEDの活用も含め、一般の人が「応急処置・救命」の知識や経験を持っていれば、「いざ」という時に人の命を救うことが可能となる。今回紹介するのは、一人でも多くの人が「応急処置・救命」の知識に興味を持ち、講習を受けて欲しいとの想いが込めらたバス停である(【ADS of the World】)。2011/04/18
今では【集英社の「ウェブ立ち読み」、7点・530ページ超追加で計8点へ】やアマゾンでの書籍コーナーのように、販売している書籍の一部分、あるいはダイジェスト版が閲覧できる「インターネット立ち読み」「ウェブ立ち読み」が可能な書籍販売サイトは多い。しかし本物の書店は従来通り、「立ち読み」という行為があまり好ましくないものに違いは無い。全ページを丸ごと読まれてしまうかもしれないし、書籍に汚れや折り目が入るリスクが生じる。そして何よりも、立ち読みされている間はその書籍が他人の手に取られる可能性が無くなり、販売機会を逸してしまうかもしれないのだ。リトアニアの書店(古書が多いようだ)のMint Vinetuは、立ち読みをする人たちに向けて、ちょっと変わったポスターで啓蒙活動を行った。この本屋が放った、直接立ち読みを止めるよう促すのでは無く、自発的に立ち読みを止める効果が期待できる、「立ち読みをしている人」に向けたメッセージとは何だったのだろうか(【ADS of the World】)。続きを読む "[補足追加]「立ち読み、止めようね」を別の視点から促す広告"
2011/04/17
【更新】「横断歩道を渡りましょう」を別の視点から実践させる方法
【年齢層別の交通事故死者数(2010年分データ反映版)】などでも触れているが、歩道橋や横断歩道が無い場所における道路の無理な横断で、少なからぬ人が交通事故に遭遇している。これは何も日本に限った話ではなく、世界どこでも行政当局にとって頭を抱えるような問題。ブラジル南部にある都市Curitiba(クリチバ)では、この道路横断問題を解決するため、ある手法を試みることになった。続きを読む "【更新】「横断歩道を渡りましょう」を別の視点から実践させる方法"
2011/04/13
当方も含め多くの男性は、毎日のようにひげをそり、そった部分を指でなでるなどしてそり味を確認する。種類によってまちまちではあるが、やはり性能の良いひげそりを使うと、気持ち良いくらいに指触りもなめらかでツルツルなものとなる。今回紹介するのはその「ひげそりの性能の高さ、切れ味の良さ」が、最近知名度が上がっている「あるもの」を使って再現したCMだ(【ADS of the World】)。2011/04/07
先日までYouTubeのトップページで展開されていた広告の一つに「ガリバー旅行記」がある。周囲の社会がいつもと比べて大きい・小さい事で、自分の大きさを誤解してしまいそうな世界観を楽しめる、素敵な作品だ。今回紹介する広告もその仕組みを利用したもの。相対的な大きさの表現方法を用いることで、さまざまメッセージを込めた野外広告である(【Creative Criminals】)。続きを読む "運転している自動車が本物か否かを確認したくなる野外広告"
2011/04/05
ポスターや野外広告にはいくつかのパターンがある。アピールしたい機能を大げさに表現したり、逆にその機能が無いと生じ得る事態をオーバーに表し、瞬時に観た人を理解させるというものだ。例えば前者は【「比類無き大きさ」がひと目で分かるプロモーション】が良い例だ。今回はどちらかといえば後者に属するものだが、ひと目でその効用が理解でき、「このような状況には陥りたくないな」とばかりに該当商品へ手が伸びてしまいそうな広告である(【ADS of the World】)。