2012/03/21
ナビスコが世界中で製造販売している、黒と白の配色が特徴のクッキー「オレオ(Oreo)」。そのメジャーさを反映してか、各国広告媒体のテーマとしても何度となく登場するこのクッキーが、今年2012年で発売100周年を迎えることになった。それを記念して多種多様な広告展開が行われており、連鎖的に注目を集めている。今回はオレオの普遍的な美味しさが、老若男女を問わず、万人に好かれていることを改めて知らしめると共に、観ている人の気持ちをも優しくさせてくれるようなCMである(【The ADS of the world】)。2012/03/20
ナビスコが製造販売する、黒地のチョコレートクッキー生地で挟んだ白のクリームという、対象的な配色が印象深いクッキー「オレオ(Oreo)」。【思わずじっと見続けてしまうエレベーターたち】など各国の奇抜な広告媒体のテーマとしてもしばしば登場するこのクッキーだが、実は今年2012年で発売100周年を迎えることになる。それを記念してさまざまなイベントや広告展開が行われているが、今回紹介するのもその一つ。「100周年を迎えたオレオ」を、その時の流れと共に体感させてくれる広告である(【The ADS of the world】)。続きを読む "100年の歴史を多彩なイベントの再現で表した広告"
2012/03/19
「窓」の向こうに見えるのは…表現力の豊かさがひと目で分かる広告
【「ここまでやるか!?」としか言葉の出ないレゴ作りの品々たち】などにもある通り、レゴはその組合せで多種多彩な情景、物体を創ることができ、人々の想像力を無限大にふくらませる玩具として、世界中から愛されている。今回紹介するのは、日常風景の一部を切り取り、そのレゴで再現したものに置き替えながら、少々手を加えることで「再現力の高さ」と共に「高い注目度」の確保も狙える、表現力の高いレゴならではの広告である(【The ADS of the world】)。続きを読む "「窓」の向こうに見えるのは…表現力の豊かさがひと目で分かる広告"
2012/03/18
横の層で「白に黒」ならパトカー、赤と青と白のねじり棒(サインポール)なら床屋が代表的な事例となるが、大まかな配色(、加えて大雑把な造形)だけで、何を表しているのかが分かる事例は少なくない。対象物の使用色の共通化によるイメージ戦略、認識の容易化・符号化のようなものだ(鉄道車両でも良く使われる手法)。今回紹介するのは、そのような「色」で容易に対象物が想像しうる、人の想像力をうまく利用した広告である(I Believe in Advertising)。2011/12/14
「ビル街に並ぶ巨大な……」マクドナルドの定番メニューを模した広告たち
直近では【「マックフライポテト」全サイズ150円発売期間、11月3日-18日に延長】にあるように、11月中盤に全サイズ150円セールを実施した、[マクドナルド(2702)]の創業時からの定番サイドメニュー「マックフライポテト」。同社のベースカラーの赤と黄色のうち後者に近い彩りなこともあって、ハンバーガーと共に同社を象徴する一品でもある。今回紹介するのは、その「マックフライポテト」を他のものに見立てた、ひと目で「あれはマクドナルドの広告だな」と分かる、センスにあふれた広告たちである(Coloribus.comなど)。続きを読む "「ビル街に並ぶ巨大な……」マクドナルドの定番メニューを模した広告たち"
2011/12/12
アニメキャラやディズニーの仲間たちとのひとときを過ごせるARサービス
カメラを実装して映像処理機能を有し、さらにインターネットとのアクセス機能も持つ、高性能なモバイル端末が普及率を高めるのに伴い、AR(Augmented Reality(拡張現実・強化現実))の手法を使ったサービスは試行錯誤を繰り返しながら、多種多様な切り口で展開されている。今回紹介するのもその事例。年末に合わせ、利用者を夢のようなひとときに誘ってくれる、素敵なサービス達である(トリガー記事:【ARを使って素敵なクリスマスを】)。続きを読む "アニメキャラやディズニーの仲間たちとのひとときを過ごせるARサービス"
2011/12/06
子供、中でも乳幼児から幼稚園児位までの年頃は好奇心が旺盛な一方で、社会的な常識習得や経験が浅いため、しばしば危険な行動を取ることがある。彼ら彼女らは自らその経験で学び、本などで学習し、そして親や周囲の人から教えられて物事の善し悪しを学んでいく。その成長過程で、たばこや小物、洗剤などの誤飲事故を引き起こしてしまうことも多々あるため、親には注意・配慮が必要となる。今回紹介するのは、子供の誤飲事故防止の措置を親に啓発するために展開された、「なるほど」と思わせる広告である(【I Beleive in Advertising】)。2011/12/05
自動車の運転の際には欠かせないシートベルト。万一の際のリスク軽減効果は数々の統計が証明しているが、【一般道での後部座席のシートベルト着用率、33.1%に留まる】にもあるように、日本国内では後部座席の同乗者によるシートベルト着用率は決して高くない。面倒なこと、子供などが乗っている場合が多いこと、そして何より後部座席に要る人やドライバーの危機感の薄さに問題がある。この「後部座席のシートベルト着用率の低さ」は、海外でもさほど変わらないようだ。今回紹介するのは、シンプルなデザインで後部座席のシートベルト着用がいかに大切かを教えてくれる広告である(Coloribus.com)。続きを読む "後部座席のシートベルトがいかに大切かが分かる広告"
2011/11/24
長時間同じような、しかも単調な行動を続けていると、つい眠たくなるもの。しかし読書やテレビ視聴中ならまだしも、自動車運転中に睡魔に襲われると、悲劇への一直線となるリスクがケタ違いに増える。そして【40代男性の過半数が「居眠り運転事故」を起しそうになったと自覚】などにもある通り、多くの人が「悲劇」の一歩手前まで足を踏み入れる体験もしている。もちろんそれを防ぐため、数多くの新型車では居眠り防止用の機能が導入され、それがセールスポイントとなっている。今回紹介するのは、そのセールスポイントをアピールする巧妙なプロモーションたちである。2011/10/24
雑誌上で戦うアプリを提供して自社の有意性を体感してもらう広告
スマートフォンの普及率も上がってきたことで、【誌上で試乗ができるARアプリ】や【シンプルなAR(拡張現実)に「ナルホド」な雑誌広告】のように、雑誌とスマートフォンを組み合わせたプロモーション・宣伝の手法も増えてきた。今回紹介するのもその類で、専用のアプリを提供して雑誌をゲーム盤に見たてさせ、読者に対戦ゲームを楽しんでもらい、同時に会社が提供するサービスの有意性を存分に体感してもらおうという試みの宣伝である(【The ADS of the world】)。続きを読む "雑誌上で戦うアプリを提供して自社の有意性を体感してもらう広告"
2011/10/17
日本にも似たような番組をちらほらと見かけるが、(主に欧米の)海外では募金活動を行うための長時間テレビ番組が放映されることが少なくない。その類の番組のことを「テレビ(ジョン)」と「マラソン」から創られた造語「テレソン(telethon)」と呼んでいる。今回紹介するのはスペインのテレソン用として作成された広告。線から構成されている、シンプルで誰もが一度ならず見たことがあるものだが、その動きに目をやると何を訴えているのかが良く分かる内容となっている(I Believe in Advertising)。2011/10/16
日常生活の中に溶け込み、背景と化し、普段は気にも留めない存在も、ほんの少し工夫を凝らすだけで人々の注目を集め、立派な広告媒体となることがある。例えば券売機を「人がかむ様子」に例えた【「歯は口ほどに物を言う」広告】や、吊皮をバイクのグリップやネクタイに模した【バーベル片手で持ち上げる!? シビレるつり革・手すり広告たち】が好例だ。今回紹介するのもそのような切り口を用いたプロモーション。場所は限定されるがシンプルで分かりやすく、そして「そういえばそのようにも見える」と目に留めた人を納得させるだけの説得力を持つ発想によるものである(【Creative Criminals】)。続きを読む "身近にあるモノが別の道具に見えてくるダイビングコースの広告"
2011/10/12
面積の大きなタッチパネル方式の画面、GPSの採用、マップデータとのリンク。スマートフォンで導入された、あるいは大いに性能アップした機能だが、これらの連携で利用者の現在位置と連動する形で、多種多様なサービスがアプリケーションとして提供されるようになった。今回紹介するのもその一つで、緑のシンボルカラーと、赤地に白抜きのカギ付き紋章ロゴが特徴的なドイツのビールメーカー「BECK'S」が提供する、飲酒運転を防止するためのiOS・Android向けアプリケーションである(【Ads of the World】)。2011/10/07
名刺は初対面の人に自分の名前や所属企業などを「他人よりも良く」覚えてもらうための「メッセンジャー」「外交官」であるため、奇抜なアイディアが盛り込まれることが多々ある。【ひと目でどの分野の専門家かが分かる名刺】のように業態をすぐに覚えてもらえるようなものから、【「この人はデキる」と思わせる名刺たち】や【自社商品の特性を実体験で知ってもらえる名刺】のように別の造形に変化してしまうものも見受けられる。今回紹介するのは「名刺としての役割を果たし」、しかも「低予算」で「相手に強い印象を与える」という、一見すると無茶難題ぶりの要求を見事にクリアした名刺である(【I Belive in Advertising】)。2011/09/14
日本でも【レシピなサイトが株式上場! クックパッドがマザーズに7月17日上場へ】にある通り、レシピサイトを運用する会社が上場を果たすほど、パソコンとレシピ・料理の相性は良い。最近ではスマートフォンの普及率が高まり、手元に置いて手順を見ながら料理をすることが出来るようになったため、ますます重宝されている。レシピ専用のスマートフォン用アプリも珍しくなくなった。今回紹介するのは、そのレシピにセンスある「オマケ機能」をつけて、競合他アプリに優位性を持たせた、ちょっと変わったスマートフォン用レシピアプリである(【ADS of the world】)。2011/09/08
外傷は見た目で他人からも様子が分かるので、その痛みを理解してもらいやすい。しかし見た目には分からない病気や症状の場合、外見に変化がない場合がほとんどなので、第三者からは痛みを分かってもらえないことが少なくない。「頭痛」もその一つで、実際に痛みを覚えてその苦痛をアピールする仕草をしても、ありきたり過ぎて今一つリアリティに欠けてしまう。今回紹介するのは、第三者・客観的な立場からの眺めにも関わらず、自分自身の頭痛のような痛みを覚えせさる、ダイレクトで分かりやすい手法を用いた頭痛薬の屋外看板広告である(I Believe in Advertising)。2011/09/05
「こんな自動車メーカーとは出会いたくない」とゾクっとさせられる交通安全のポスター
自動車事故の問題は世界共通で、【制限速度を守ってほしいのが痛いほど分かる広告】や【事故の衝撃が飛び出す看板】などのように、海外のプロモーション、ポスターではあるが日本でも十分通用するものは星の数ほど存在する。今回紹介するのもその類で、一瞬理解に苦しむものの、何を意味するのかが分かった後は色々と考えさせられたり、絶句した後に、事故の恐ろしさを改めて認識できるというものである(I Believe in Advertisng)。続きを読む "「こんな自動車メーカーとは出会いたくない」とゾクっとさせられる交通安全のポスター"
2011/09/04
例えば先日姉妹サイトで紹介した【イカ釣り漁船も侵略でゲソ...アニメ化第二期で盛り上がるイカ娘、痛船で参上】のように、さまざまな造型だけでなく多種多様な状況や場面までをも再現できる、子供から大人まで楽しめる趣味の造形「プラモデル」。しかし概念そのものを知らない人達に、プラモデルはどのようなもので、どのような楽しみ方ができるのかを理解してもらうのは、なかなか難しい。そのハードルを乗り越えるため、昨今東南アジアに進出したタミヤ模型による奇抜な広報展開は、以前【「自慢の商品」を相手に実践してもらえる名刺】でも紹介した。そして今回紹介するのは、同社がベトナムで行ったもっと大胆な、そして興味深い手法についてである(I Believe in Advertsing)。2011/09/02
冒険家や俳優、クリエイティブ性の高い職業など一部の職種をのぞけば、多くの働き人は、就業時間のほとんどをルーチンワークで過ごしている。また学生や主婦も同様に、波乱万丈に富んだ日々を過ごしているのはごくまれで、大抵は日常的な決まりごとの繰り返しで時間を費やしている。しかしその「日常」が、ある日突然「非日常」の演出を受けたとしたら、どのような顔をしてそれに対面するだろうか。今回紹介するのは、「日常」をちょっとした仕掛けで「非日常」にしていく、カナダのお茶メーカーが行ったプロモーションである(【Facebookの同社ページ】、【日常の行動が突然「非日常」になる時】)。2011/08/21
自動車事故の高リスクをドライバーに認識させる方法は多種多様なものがあり、例えば【視界に留まると自車の速度計を再確認したくなる自動車】や【事故の衝撃が飛び出す看板】のように、事故の状況を観る者にイメージさせるという手法が用いられる。今回紹介するのもその類の手法のものだが、いかにも「今らしい」切り口が用いられている。すなわち、スマートフォンを活用したAR技術と、QRコードによる浸透を狙ったものである(【ADS of the World】)。続きを読む "その場の過去が一度によみがえる、ちょっと怖いARアプリ"