【更新】仕事明けに一番効果のある休息の取り方、酒や食事、入浴よりも……

2009/09/11 07:53

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睡眠を取るイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年9月9日、仕事明けの疲れをいやす・取る方法に関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体内において、終業後に疲れを取る方法としてもっとも多くの人が選んだのは「睡眠を取る」ことだった。何はともあれまずは「寝る」ことが大切だと思われているようだ([発表リリース])。



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今調査は2009年8月20日から8月25日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は562人。男女比は55.9対44.1で、年齢階層比は20代32.7%、30代32.2%、40代35.1%。

終業後には誰しも多かれ少なかれ心身の疲れを感じるというもの。そのまま放置・無視しても良いのだが、それでは色々と辛い。さらに翌日まで繰り越してしまうと、朝から憂鬱な気分になる。できれば「今日の疲れは今日のうちに」なんとかしたいものだ。そこで、個々に「自分にとってもっとも効果があると感じている、終業後の休息の取り方」について尋ねたところ、もっとも多い回答は「睡眠を取る」で全体では4割近い人が同意を示していた。

あなたにとって最も効果のある、終業後の休息の取り方を教えてください
あなたにとって最も効果のある、終業後の休息の取り方を教えてください

「睡眠を取る」という意見は女性よりは男性の方が多い。あまり深いことを考えず、とにかく床に就くのが一番という、シンプルで大雑把な方法だからだろうか。一方で「ぼんやりとする」は女性の方が2ポイント近く高い。仕事が終えてからもデスクでぼーっとしている同僚の女性がいたら、それは無意識に疲れをいやそうとているのかもしれない。

「疲れたら居酒屋でお酒を飲んで憂さを晴らす」というパターンは男性によくありがち、と思われることが多い。実際に今調査の結果でも男性は女性の2倍ほどの値を示している。また年齢階層別にみると、「お酒を飲む」も含めいくつかの項目で特異な傾向が見られる。

あなたにとって最も効果のある、終業後の休息の取り方を教えてください(一部、年齢階層部分のみ抽出)
あなたにとって最も効果のある、終業後の休息の取り方を教えてください(一部、年齢階層部分のみ抽出)

「お酒を飲む」以外に「テレビを見る」「風呂に入る」はいずれも年齢を経るにつれて回答率が上がっていく。逆に「食事をする」は若年層の方が回答率が高い。40代の回答率は20代の3-4倍という値を示している。【ついに「テレビよりインターネット」の世代登場・年齢差がきわだつメディアへの接触時間】にもあるように、テレビの視聴時間は年と共に増加していく。その一因が「テレビは疲れをいやすもの」という認識があるからなのかもしれない。



ウィンドウショッピングイメージ今回取り上げられている「休息の取り方」はその多くが日常生活上の中に組み込まれるレベルのもの(よもや普段から一日寝ていたりぼんやりしたり、お酒を飲む人は居ないだろう)。しかし少しずつ蓄積されていく長年の「疲れ」は、これらの方法では取りにくい。それはまるで、歯みがきをしても少しずつ蓄積されてしまう歯垢・歯石や、部屋の隅々に溜まるホコリのようなものである。

それらを取る「歯医者での歯石取り」や「大掃除」のように、人の疲れをいやすにも、時々はまとまった休息……例えば旅行や趣味に没頭する一日、ウィンドウショッピングなどが必要になるのだろう。



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