【更新】まがったキュウリやひび割れキャベツも店頭に!? 規格外野菜の流通に賛成は9割強
2009/09/08 05:16


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今調査は2009年8月18日から8月21日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は538人。男女比は56.3対43.7で、年齢階層比は20代29.7%、30代31.4%、40代38.8%。
昨今は長雨・日照不足など天候不良要素が重なり、農作物の不作が続いている。8月の時点で東京中央卸売市場では平年比でジャガイモの卸値が2.7倍・玉ねぎが2.1倍・大根が1.3倍に跳ね上がったという報道もあるほど。これに伴い【時事通信】などが伝えているように、農林水産省では2009年8月12日、規格外野菜(曲がったキュウリやひび割れキャベツなど、通常は規格外として出荷されずに処分される野菜)を出荷するよう生産者に求めていく方針を固めたことが伝えられている(公式なリリースは無い)。
そこで「規格外野菜」の市場流通についてどう思うか尋ねたところ、全体では9割以上が「良い」と考えていることが分かった。反対派は数%に過ぎない。

「規格外野菜」が市場に流通することについてどのように思いますか

「規格外野菜」を市場に回す上で、問題となるのはコスト。生産者直営店(露営販売)のように流通ルートを考えなくても良いのならすぐに販売が可能であるし、安い価格で売ることもできよう(元々規格云々を別にしても、露営販売の野菜は安いのだが)。しかし市場に向けて流通ルートを通すとなると、輸送の際のコストが規格野菜と比べて割高になることが想像される。規格外であるため、通常の梱包容器・箱には入らない、入っても定数より少ない数しかおさまらないからだ。
見た目にこだわるあまり、購入を敬遠する消費者のことはさておくとしても、流通問題をいかに解決していくかが「規格外野菜」の出荷・市場流通問題の最大のハードルといえよう。
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