防災袋、欠かせないアイテムは「水」?「ライター」? それよりまずは……
2009/09/03 04:25
ネットマイルは2009年9月1日、防災意識・地震対策に関するアンケート調査結果を発表した。それによると、日頃から避難持ち出しグッズとして自分や家族が用意しているもので、もっとも多く挙げられたのは「懐中電灯」だった。調査母体の8割強が「用意している」と答えている。実際の地震の際にも「役だった」という回答では最多票を集めており、懐中電灯は防災袋には欠かせないアイテムと見てよさそうだ([発表リリース、PDF])。
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今調査はインターネット経由で2009年8月20日から21日までの間に実施され、有効回答数は600人。半年以内に体感した地震について「震度2以下」「震度3」「震度4以上」それぞれについて200人ずつ。男女比は57対43。
地震や火事などの災害時に避難する際に持ち出す「非難持ち出しグッズ」。たいていは防災袋などに詰め込んで、すぐに運べるようにしておくものだが、その袋の中には何がおさめられているだろうか。複数回答で尋ねたところ、トップには「懐中電灯」がついた。実に5人に4人以上が「懐中電灯を用意している」と答えている。
避難持ち出しグッズとして準備しているもの、実際の地震の時に役立ったもの(上位10位まで)
続いて飲料水、マッチ・ライターなど避難先での生活に欠かせないものがリストアップされている。「軍手」は意外に思われる人もいるだろうが、破損した建物などに手をかけたり、倒れた木々を動かすなど、手に傷を負いかねない状況に遭遇することを考えれば、軍手は欠かせない。同様の考え方で、底の厚い靴も必要だろう。
また、実際の地震において役に立ったアイテムも、最上位は「懐中電灯」。単純に周囲を明るくするための照明として使うのはもちろんだが、暗い場所を探す際に用いたり、逆に自分の居場所を周囲に知らせるのに使うこともできる。また、準備している人の割合と比べると、「FM多重放送ラジオ」の割合が結構高めなのも注目点といえる。
最近では『TOSHIBA 充電ラジオ』や『ONY 手回し充電ラジオ』などのように、手回しで充電することも可能な、ラジオにランプ、さらには携帯電話への充電もできる防災向けラジオが多数発売されている。それぞれ微妙に仕様が異なるので、自分の好みや必要な機能に応じて選び、非常用袋に入れておくと安心度が増すだろう。
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