【更新】「女性は早いのが嫌い」!? ニュース閲覧時にもっもと重視することとは
2009/09/02 07:45
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年8月31日、新聞社のウェブニュース有料化などに関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体において、テレビや新聞、ウェブサイトなどでニュースを見る際にもっとも重要視することは「情報の正確さ」だった。ほぼ同数意見として「情報伝達の早さ」も挙げられており、この2つが重要な要素のようだ。さらに女性の場合は情報の正確さを求める意見が強いなど、性別・年齢階層別でニュースに求めるものへの違いが見えている([発表リリース])。
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今調査は2009年8月7日から8月12日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は592人。男女比は57.9対42.1で、年齢階層比は20代37.0%、30代30.4%、40代32.6%。
テレビやラジオなどの放送媒体、ウェブなどのインターネット媒体、新聞や雑誌などの紙媒体、それぞれにおけるニュースの配信・受信で異なる点としては、「情報の正確さ」「情報伝達の早さ」「情報量の豊富さ」などが挙げられる。また、媒体別とは別に各情報源別の相違点としては、「情報の分かりやすさ」「専門的な情報」などがピックアップされる(例えば一般的に、日経新聞なら読売新聞や朝日新聞と比べて、経済系の情報に強いなど)。
そこで、媒体を問わずニュースを見る上で、もっとも重要視することについて尋ねたところ、トップについたのは「情報の正確さ」で34.8%を占めていた。もっともわずか0.2ポイント差で「情報伝達の早さ」がついており、事実上「正確さ」「早さ」の二大項目がニュースにとっては欠かせない、と考えて良いだろう。
あなたがTV番組、新聞、Webサイトなどでニュースを見る上で、最も重要視することは何ですか?
・正確さ ・早さ
各階層別にみると、
・年を経るにつれて「正確さ」よりも「早さ」を強く求めるようになる。
・ 〃 「ニュースは全く見ない」層が減少する。
などの傾向が見られる。特に男女で「早さ」と「正確さ」の重きが逆転しているのは興味深い。
「分かりやすさ」「専門性」の値が低いのは、それらに重きが置かれる文章は「ニュース」では無く「読み物」「コラム」「解説記事」の傾向が強くなるからだろう。料理に例えるなら、「注文してすぐに食べられるファストフード」と「じっくり時間をかけて食べられるレストランの食事」が同列に並べられないのと同じ。そのあたりの区切りをはっきりとした方が、読者にも分かりやすいのかもしれない。
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