エコバッグ・ペットボトルのリサイクル、小中学生がエコですること
2009/08/26 07:31
ネットマイルは2009年8月25日、小中学生のエコ活動に関する調査結果を発表した。それによると、調査母体において提示された選択肢の中では、もっとも行われているエコ活動は「買い物袋(エコバッグ)を持参する」で過半数に達していた。他にもペットボトルや牛乳パックのリサイクル回収も過半数に達しており、身近なことでもエコ活動に協力しようという子供たちの姿勢が見て取れる([発表リリース、PDF])。
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今調査は2009年7月21日から24日までの間に小中学生に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は514人。男女比は24.1対75.9で、年齢階層としては小学6年生30.0%・小学5年生20.8%・中学1年生19.1%など。
節約行為につながることも多い、環境に配慮した行動を全般に「エコ」(エコロジー)、あるいは「エコ活動」と呼んでいる。エコそのものの重要性や、なぜエコ活動を心掛ける必要があるのかについて、子供のうちはまだ理解できない場合も多く、保護者や教育機関が十分な啓蒙をしていない可能性も否定できない。そこで調査母体に対しいくつかのエコ活動に関する選択肢を用意し、それらの行為をしているか否かについて尋ねたところ、もっとも多く回答されたものは「買い物袋を持参している」で56.6%に達していた。
あなたが実際にやっているエコ活動は?
「買い物袋」は「エコバッグ」とも呼ばれており、【エコバッグ、普及率は6割強・女性に限れば5人に4人も】や【エコバッグ普及率は約半数「使ったことナシ」1割と半】にもあるように、普及率もそれなりに進んでいるように見える。窃盗に悪用されるというマイナス面も表面化しつつあるが、少なくとも子供たちの間では「エコバッグ」の認知度は高いようだ。
また、ペットボトルや紙パックの回収、節水など、水系のエコ活動が軒並み上位についているのも注目に値する。普段身の回りにあるものだけに、気になりやすいのかもしれない。
一方で年代別の推移を見ると、年代経過によるばらつきが各項目で見られる中で、「買い物袋の持参」「コンセントをまめに抜く」「エコ製品の購入」などにおいて伸びが確認できる。他の項目は大きな動きはないものの、これら3項目については普及の兆しがうかがえる。
エコ活動に限らず倫理道徳的なことは、単に教えるだけではなく、保護者をはじめとする大人が率先してやらないと、子供はついてこない。「子供は親の鏡」という言葉にもあるように、子供は良いことでも悪いことでも、親の真似をするものである。まずは保護者が見本となるべき行為をしていくよう、心がけよう。
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