本邦初、マンション管理会社の善し悪しランキング発表
2009/08/22 09:36
アトラクターズ・ラボは2009年8月21日、マンション管理会社に対する入居者の管理満足度調査を行い、その結果を元にしたランキングを公表した。その結果、もっとも高い評価を得たのは「野村リビングサポート」であることが分かった。また、個別項目の配転結果が高いほど、他人に薦める割合が高い(口コミされる可能性が高い)傾向にあることも明らかになった(【発表リリース】)。
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今調査は2009年7月10日から16日にかけて、マンション購入済みで入居している人に対して行われたもので、有効回答数は590人。サンプル数が10件以上の管理会社のみをランキング対象としている。また、管理人・管理会社の対する満足度については「管理人に対する満足度」「管理会社に対する満足度」「管理会社のやる気」「管理費」「修繕計画・積立金」の5項目、そしてそれとは別に知り合いに薦めたいか否かの「お薦め度」と、大きく分けて2項目・全部で6項目について問い合わせを行い、前者5項目については項目別重視度を加味した加重得点形式で集計が実施されている。
詳細はリンク元で確認してほしいが、上位五位の項目概況などをグラフ化すると次の図になる。
管理会社の総合評価ランキング(上位5位+α抜粋)
管理状態の総合満足度と推薦度の関係(リリースから抜粋)
また、リリースとそのデータによれば、
・現状よりも将来計画に関心が集まっている。
・管理会社よりも管理人が重視されている。
・管理費のコストパフォーマンスが高くても管理に対する満足度が高くなるとは限らない。
・管理に対する総合得点が高ければ、推薦したくなる気持ちが大きくなる。
などの傾向が見られる。
なおリリースでは「不特定多数の物件の入居者に対して、管理会社の満足度調査が公表されるのは、本邦初」と説明されている。物件を選択する際に価格や立地条件などスペック的なデータを色々吟味するのは当然だが、その一方で管理会社・管理人までには目が届きにくい。元々今回のような第三者からのランキングが無いことや、不動産業者・顧客双方ともあまり気にしていないこと(どこも妙なことはしないだろうという期待感)、そして基本的に1物件につき管理会社・管理人が一対のため、個人ベースではなかなか比較しにくいことなどが要因だと思われる。
実際「大丈夫だろう」という期待感にほぼ沿った管理は行われているはずだが、今回の調査結果のように微妙な差異が生じているのも事実。この管理会社でないとダメ、というのではなく、マンション選択の一指針として覚えておくのが良いだろう。
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