【更新】ツイッター、見たい相手は「趣味上の価値観を共有できる人」

2009/08/12 07:37

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイッター(Twitter)イメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年8月11日、いわゆる「オンラインつぶやき」「ミニブログ」サービスこと【ツイッター(Twitter)】に関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体において、もっとも「つぶやき」を読んでみたい相手は「同じ趣味を持つ人」だった。一方、ツイッターそのものの知名度・浸透度はいま一つのようにも見え、「見たいと思わない」という回答も約4割という結果になっている([発表リリース])。



スポンサードリンク


今調査は2009年7月22日から7月24日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は562人。男女比は56.0対44.0で、年齢階層比は20代34.5%、30代32.9%、40代32.6%。

【ちまたで今、話題なサイト「Twitter」・気ままでお気楽なひとり言をワールドワイドで】【「どうしてツイッターを使うの?」アメリカ人に聞いたところ…】で解説しているように、リアルタイムチャットとブログと掲示板の要素を掛け合わせたようなサービス「ツイッター(Twitter)」が日本国内でも浸透ぶりをみせている。海外での展開は2007年春先あたりから大規模なものとなりつつあったが、日本国内では今年に入ってから大きく伝えられるようになった。最近では政治家の一部が国会「中継」を行ったり、「現行の公職選挙法上の解釈では選挙公示以降政治家はツイッター(Twitter)への投稿が出来ない」という見解が伝えられるなど、多方面への展開が伝えられている。

さて今調査は「携帯電話を認証として使った」「インターネット経由」のものだが、それでも「ツイッター」の認知度は約3割、利用度は1割以下にとどまっており、普及度はまだ低いらしい、という結果が出ている。

Twitterの知名度と利用度
Twitterの知名度と利用度

さらに、どんな人の「つぶやき」を読んでみたいかと1つだけ選択肢から選んでもらったところ、もっとも多いのは「同じ趣味を持つ人」で全体では2割近く、女性では2割を超えていた。

「Twitter」を利用して、どんな人のつぶやき(一言メッセージ)を見てみたいと思いますか?(択一)
「Twitter」を利用して、どんな人のつぶやき(一言メッセージ)を見てみたいと思いますか?(択一)

原則公開・日記的なニュアンスが強いという、性質的にはブログに近いところもあり、目を通したい対象はSNSやブログ同様、「自分と同じ趣味を持つ人」がもっとも人気を集めている。続く「芸能人」もブログと同じ傾向だが、興味深いのは第3位に「政治家」が入っていること。上記で触れたように、政治家のツイッター利用が相次いで報じられたり、色々な動きが政治家周辺であった直後のアンケートなだけに、注目も集まっているのだろう。

また、「同じ仕事をしている人」の項目では、女性が男性の2倍以上の値を示している。「誤差の範囲では」と言われればそれまでかもしれないが、仕事の悩みや苦労などの「独り言」を目にし、意識を共有したいという思いは男性より女性の方が強いのかもしれない。

一方「見たいと思わない」は4割強。元々知名度が3割強で利用度が1割以下なのだから、当然といえば当然。今調査母体はある程度デジタル機器の利用に長けた人たちが対象なので、世間全体で考えればもう少し「見たいとは思わない」比率は上がるかもしれない。



特に海外での利用度合が高く、活用事例が次々と伝えられていることもあり、インターネット界隈では大流行している”ように見える”「Twitter」。しかし現状では、まだまだ成長過程、ひよっこ的な存在で、mixiなどに代表されるSNSのような認知度・利用度にははるかに及ばない。だがシンプルなシステムであるがゆえ、日本国内でも今後立ち位置を強固にする可能性は高い(安定度がまだまだ低いのがタマに傷だが)。

今後どのような使われ方をされ、アイディアの源・素材となり、浸透していくのか・いかないのか。注意深く見守りたいところだ。



スポンサードリンク



このエントリーをはてなブックマークに追加
▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー|X(旧Twitter)|FacebookPage|Mail|RSS