【更新】履歴書のやっちゃいけない非常識、トップは「プリクラ」「スナップ写真」で
2009/08/11 07:59
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアなどは2009年8月10日、履歴書に関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体で履歴書の書き方を重視する人において、「履歴書上でこんなことをされたら困るな、評価が落ちるな」と考える項目のトップには、選択肢の中では「証明写真がプリクラやスナップ写真」がトップについたことがわかった。他にも「誤字・脱字」「字が乱雑」など、履歴書云々以前の問題項目が上位を占めている([発表リリース])。
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今調査は2009年7月22日から7月24日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は509人。男女比は54.4対45.6で、年齢階層比は20代33.8%、30代29.7%、40代36.5%。
企業なり団体に求職する際に、自分をアピールするために欠かせない「履歴書」。自分の分身、あるいはアバターのようなものであり、それだけに企業の人事担当者はしっかりと目を通すし、提出側も嘘偽りなく、そして誠意をこめたものを作り上げて送る必要がある。
そこで調査母体のうち、履歴書を重視する人86.1%に対し、「履歴書上でこんなことをされたら困るな、評価が落ちるな」という項目について、選択肢の中から自由回答でいくつでも答えてもらったところ、全体では「証明写真がプリクラやスナップ写真」の項目が一番回答数が多く、73.1%に達していた。4人に3人は「履歴書にプリクラ使うようでは…」と考えていることになる。
履歴書でこれはアウトと思うのはどれですか?(履歴書の書き方を重視する人限定)(複数回答)
次いで評判が悪いのは「誤字・脱字」「字が乱雑」。最近はパソコンで入力する履歴書が普及し、それを認める企業も増えてきたこともあり、「字が乱雑」という失態をしでかす場面も少なくなったが、ワープロ入力上の誤字(誤変換)は十分にあり得ること。あまりに非常識なミスをしでかすと、「この人はこんな常識的なことも知らないのか」という(余計な)事実を企業側にアピールしてしまうことになるので、くれぐれも注意が必要だ。
また、回答率はやや下がるが、「修正液の使用」「印鑑を押さない」「空欄が無い」、そして「学歴を”同校卒業”と略してある」など、自分の常識と履歴書上の常識を違えているがためのミスもそれなりの数が投じられている。
基本的に履歴書を出せるのは1企業につき1度きり、再チャレンジの機会はない。最近は履歴書の書き方・ノウハウをまとめた本だけでなく、ネット上のサイトも増えている。それらの情報を参考にして、自分の常識がはたして世間の常識とイコールなのかどうかを確認し、「自分の分身」に恥をかかされることの無いように注意したいものだ。
気になるのは「字が乱雑」など一部項目を除き、採用担当の経験がある人の方が「用意された選択肢」に対して寛容であること。単なる誤差なのか、それとも「もっと酷い場合があるから、これくらいは許しても…」ということなのか。…そう考えれば確かに、「下書きの鉛筆書きが消えていない」「消しゴムのカスが随所にへばりついている」「情感ばかりで具体的なことがほとんど書かれていない」「いかにもどこかの参考例文を書き写したかのような内容」など、もっと頭を抱えるようなものはいくらでもあるような気がする。
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