「え、何コレ!?」世界の名所を言葉通り「手にした」旅人
2009/08/02 08:24
観光名所には必ず一つや二つは、その地を代表するようなランドマークが存在する。北海道なら時計台、エジプトならピラミッド、【フランスならエッフェル塔】といった具合だ。その地に訪れたなら、ぜひそのランドマークを写真に収めたくなるものだが、ドイツ・ベルリンの写真家Michael Hughes氏(【ブログ】、【フリッカー】)は単に写真を撮影するには飽き足らず、それらのランドマークを言葉通り「手にする」ことを試みている。もちろん怪盗ルパンや怪人二十面相のように本当に「自分のもの」にするのではなく…
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オランダの有名な風車をゲット!…したように見える、ね(笑)
子供のいたずらやトリック映像・写真でよく使われるような、遠近感上の錯覚をうまく写真にとりこみ、各地のランドマークを「手にした」ように見せている。Michael Hughes氏は世界の各地を旅し、その場所のランドマークを訪れては周囲で手に入るランドマークを模したお土産・模型などを手にし、言葉通り「名所を手におさめ」た証拠写真を撮影している(もちろん、本物のランドマークに重なる形で、だ)。観光名所にはたいていの場合、その地のランドマークのミニチュアや置物、キーホルダーなどがお土産として発売されていることを活用した、ナイスなアイディアによる「芸術的な写真」といえよう。
世界一有名な交差点、イギリス・ロンドンのAbbeyロード。ビートルズのCDジャケットが撮られた場所としてあまりにも有名。
フランス・パリのエッフェル塔も一つかみ。…手前の家族連れが名所というわけではありません。
アメリカの象徴、ニューヨークの自由の女神もこの通り。
数千年の太古からピラミッドたちを見張る番人、スフィンクスもお手の物。…色がちょっと違うけど、気にしない!
イギリス・ロンドンのビッグベンも。実はこの写真、本物のビッグベンと見分けがつかず、記事タイトルにもあるように見た瞬間「何コレ!?」と驚いてしまった。
時として名所だけでなく名物を「手にする」ことも。写真はアメリカ・ニューヨークの名物、黄色いタクシーこと「イエローキャブ」
発想そのものは極めてシンプルでしかも出来上がる写真は趣深い。さらに「手にとった」お土産や模型は自宅に持って帰れるので、旅行の記念として「自分が名所を手にした写真」と共に深く思い出に刻み込むことができる。まさにアイディアの勝利といえる。
撮影中の様子をはたから見れば少々間が抜けているようにみえるかもしれないが、数も集まれば素晴らしい作品・創作活動になる。旅行を趣味に持つ人は、自分でも試してみてはいかがだろうか。
※【トリガー記事:Toxel.com】
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