「節約しなきゃ」それでも勝てないあの誘惑…

2009/07/30 07:37

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誘惑アイテムイメージハー・ストーリィは2009年7月28日、主婦のお財布事情に関するアンケートの結果を発表した。それによると、調査母体の主婦においては普段節約を心がけていても「たまには良いよね?」とばかりに妥協し、つい買ってしまう・使ってしまう商品やサービスでもっとも多いのは「スイーツ・デザート類」であることが分った。ほぼそれと同数で「家族で外食」も上位についており、言葉通り食への「甘い誘惑」には勝てないことも多いようである(【発表リリース】)。



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今調査は2009年6月18日からインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1025人。男女別は女性100%で既婚率も100%。年齢階層比は30代41.7%・40代39.3%・50代12.8%など。

景気後退の中で家計を切り詰めるため、節約しなければならないと考えている項目の最上位には「外食費」や「食費」など、食に関連するものがついていることは先の【外食費、節約対象トップです、削れないのは「子供の教育」】でお伝えした通り。それでは普段節約を心がけているものの、多種多様な誘惑で「たまには…いいよね?」とばかりに節約心がゆらぎ、財布のひもをゆるめてしまうのはどんなものだろうか。複数回答で尋ねたところ、もっとも多い項目は「スイーツ・デザート類」で、実に半数近くの45.8%が「あてはまる」と答えている。

普段節約を心がけていても「たまには良いよね?」とお財布の紐をゆるめるのはどんなモノ・コトですか
普段節約を心がけていても「たまには良いよね?」とお財布の紐をゆるめるのはどんなモノ・コトですか

続いて第二位は「家族で外食」。この2項目はほぼ同数、40%半ばを示しており、第三位の「友達とランチ・外食・カフェ」を合わせて食事周りの誘惑に弱い、妥協してしまうことが分かる。【「ケーキバイキング、それは女の欲望番外地」】などにもあるように、女性にとってスイーツは心身の活力源であり生存理由ですらある(少々オーバーな表現)。ある程度は仕方がないのかもしれない。

家族で外食イメージ意外なのは今調査が女性(主婦)を対象にしているにも関わらず、「洋服」「化粧品」「サロン系」「アクセサリー」のような、いわゆる「女性が自分へのご褒美的なものとして買い求めるように見えるもの」への数字がさほど高くないこと。また、トップの「スイーツ・デザート類」や第五位の「菓子・スナック類」など比較的安価なお菓子類を除けば、いずれも「自分だけでなく周囲の人をも巻き込んだ」項目であることが分かる。

今回は図表作成を略するが、これら「財布のひもをゆるめたくなる」項目のきっかけとしては、「おいしそう」「お買い得」「自分へのご褒美(「友達と-」はこちらに該当)」が最上位にきているものの、「子供が喜びそう」「配偶者・パートナーが喜びそう」という項目も上位に来ている。

自分自身の欲望に負けて節約を「一回パス」するというわがまま的な行為だけでなく、子供や配偶者など自分の身の回りの人のことを考えて「節約」の封印を解くことが多いあたり、ちょっとした嬉しさを感じるのは当方だけだろうか。



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