外食費、節約対象トップです、削れないのは「子供の教育」
2009/07/29 12:00
ハー・ストーリィは2009年7月28日、主婦のお財布事情に関するアンケートの結果を発表した。それによると、調査母体の主婦においては最近もっとも節約していることは「外食費」で7割近くに達していることがわかった。一方、「これだけは切り詰めずにお金をかけている」という、節約の最終防衛ライン的な項目には「教育費」を挙げる人がもっとも多かった。今日明日の贅沢を我慢しても、我が子の将来を思いやる親の気持ちは変わらないようだ(【発表リリース】)。
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今調査は2009年6月18日からインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1025人。男女別は女性100%で既婚率も100%。年齢階層比は30代41.7%・40代39.3%・50代12.8%など。
昨今の景気後退感を受けて節約志向が強まっていることはすでに【6割の主婦に「景気の底打ち感」それでも節約意識は変わらず】でお伝えした通り。それでは具体的にどのような項目について節約を心がけているのか。複数回答で尋ねたところ、もっとも多かったのは「外食費」で68.7%に達していた。
最近節約していること
外食費が節約のターゲットのトップに登っていることは、【もっと節約したいもの、外食・食品・水道光熱費】や【ガソリン限界・外食もっと切り詰め・今後はお酒やたばこもダメ……増加する節約ターゲット】など多数の調査機関の結果からも明らかにされている。昨今においてもその傾向はまだ続いているようだ。また、「被服費」「レジャー、娯楽費」「交際費」など、総合的な娯楽部門での節約意識が強く、これらをターゲットとした小売業には耳の痛い結果かもしれない。
一方、「これだけは切り詰めずにきちんとお金をかけている」、言い換えれば「節約するのはこの項目が最後だ」とばかりに後回しにされている項目のトップには「教育費」がついた。実に4人に1人が「教育費」と答えている。
もっとも「これだけは切り詰めずにきちんとお金をかけている」項目
節約生活の中でも教育費にかけるお金はしっかりとキープする、親心がうかがえるそんな傾向は【教育費 生活苦でも 減らしません 苦しい時こそ 子への期待を】や【不景気で「外食」「レジャー」は見直します・教育費用はそれでも変わらず】など、こちらもやはり多数の調査結果で明らかにされたものと同じ。「医療、保険費」といった身体・健康にかかわるものや、「家賃、住居費」などおいそれと変えられないものも上位についているのも同様の傾向。
意外なのは、切り詰め対象で上位についていた「食費」が、「お金をしっかりかけている」でも同じ順位についていること。「外食費」ではない普通の食事にお金をかけるか節約するかについては、家庭によって方針が大きく異なると見てよいのだろう。
節約する・出費を維持する方針は家計によってさまざま。あなたはどの部分に同意でき、どのぶぶんについて「うちは違うな…」という感想を持たれただろうか。
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