【更新】端の席、7割以上が「座りたい」
2009/07/24 04:30
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアなどは2009年7月22日、端の部分を好む傾向が強い「はじっこ愛好家」に関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、乗り物や飲食店などで、端の席に座りたいと考えている人は全体の7割を超えていることがわかった。電車やバスなどの公共交通機関では常に端の席から埋まる傾向があるが、7割以上の人が望んでいるのならば当然ともいえよう([発表リリース])。
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今調査は2009年7月1日から7月6日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は590人。男女比は56.4対43.6で、年齢階層比は20代35.4%、30代31.5%、40代33.1%。
完全な円形などでない限り、乗り物や飲食店の座席には必ず「端の席」が存在する。それらの席に座りたいか否かについて尋ねたところ、こだわりを見せない人はわずか2割強に過ぎず、「座りたい」という願望を持つ人は7割を超えるという結果が出た。
乗り物や飲食店などではじっこの席に座りたいですか?
一応元データに従いグラフを生成したが、年齢階層別の差異・特徴はあまり見られず、男女別でやや女性の方が「端の席が好き」という傾向が強い程度。老若男女を問わず、「端の席」は競争倍率が高いようだ。
今調査では尋ねてはいないが、端の席を選びたがる理由はいくつか想定できる。乗り物ならば「支柱や壁に寄り掛かって居眠りができる」「片方が壁などになるので、隣の人を気にする心配が半分で済む」「無理に席に押し込まれて場所を微調整させられる心配が少なくて済む」。飲食店ならば「周りの視線をさほど気にしなくて済む」などがあげられよう。要は「利便性」と「面倒なことからの回避」が主な理由。同じ料金ならば、メリットが大きい席の方を選ぶに決まっている。
本文では座席の「端」と食品の「端」を同列に見て考えているが、食品の場合は単に「端の部分は安い」「旨みの要素が圧縮されている」(例:チョコレートケーキの、チョコの外壁の部分など)などが理由。【アマゾンでステキな食生活を・「訳あり」と「お試しセット」でドキワクな料理たち】でも紹介しているように、企画外だが味は変わらない「訳あり食品・飲料」がウケているのもこの流れ。
決して「座席の端が好きな理由」とは別物で、「端っこフェチだから席は端に座るし、食品も端のものが好き」というわけではない……はずなのだが、どうだろうか(笑)。
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