ローソンの「スタミナ牛焼肉弁当」

2009/07/23 08:00

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「スタミナ牛焼肉弁当」イメージGarbage Shot」第百とんで十二回。今回は先に【ローソン、「驚きの商品開発プロジェクト」でお弁当ニーズの二極化に対応へ】で紹介した、[ローソン(2651)]の「驚きの商品開発プロジェクト」商品第一弾となる「スタミナ牛焼肉弁当」を紹介。すでに【ローソン100の「バリューライン惣菜」(ミニチキンカツ弁当などの弁当やカニクリームコロッケなどの惣菜)】で二極化戦略における「廉価版」の総菜などは紹介しているため、「もう一極の方も実践しておかねば」という使命感(?)が今コーナーへの採用理由。



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「驚きの商品開発プロジェクト」そのものについてはすでに先の記事で説明した通りだが、要はお弁当や総菜のレパートリーをお客のニーズに従い二極化し、そのうちの「たまには良いもの」を「驚きの商品」として開発するためのプロジェクト。【「驚き弁当」と名付けられた公式サイト】では、「スタミナ牛焼肉弁当」が大きな写真とともに紹介されている。

タイミングの問題なのだろうが、わずかに残りは二つだった「スタミナ牛焼肉弁当」
タイミングの問題なのだろうが、わずかに残りは二つだった「スタミナ牛焼肉弁当」。絶賛発売中!?

早速ひとつ調達して帰宅。この値段にしては想像以上に大きい。

「スタミナ牛焼肉弁当」
「スタミナ牛焼肉弁当」かなり大きい。

スペック(笑)は、サイズが200×150×50ミリ、重量が容器込みで400グラム(容器重量は30グラム強)。栄養価は682キロカロリー・脂質12.2グラム・ナトリウム1.3グラム。価格はもちろん450円(税込)。

公式サイトや先のリリースによれば、

・肉…穀物で育てた牛肉の北米産肩ロース(赤身肉)を使用。
・たれ…洋なしとりんご、海老やオイスターなどの旨みを活用。
・ボリューム…仕入れ時期を工夫して存分な肉の量を盛り込むことができた。

とのこと。

実際にふたを開けて中身を見ると、確かに「牛肉ぎっしり」の言葉が当てはまる。一見するとご飯は弁当箱のスミに少々見えるくらいで、「眼下に広がる一面の肉世界」な感じ。

眼下に広がる一面の肉世界
眼下に広がる一面の肉世界

箸休めの漬物もサラダも無ければ、海苔やかつお節の類もご飯に見られない。ここまで「肉肉肉」な弁当も珍しい。道理で公式サイトなどに「VLサラダをご一緒にどうぞ」とあるわけだ。

「スタミナ牛焼肉弁当」イメージさて肝心の味だが、『孤独のグルメ』風に表現すれば「肉ばかりだが悪くない、うん、決して悪くないぞ」という感じ。肉に厚みと適度な噛みごたえ(固くもなく柔らすぎでもなく)があってボリューム感を引き立てているし、たれがしみ込んだご飯も絶妙な味わい。「俺はひたすら肉を食べたい!」という時にぴったりな味・ボリューム・食感といえる。

この味とボリューム感で450円という500円玉一枚以下に抑えることができたのは、上記にあるように材料調達の妙によるところが大きい。しかしそれと共に、工程と食材の種類を極力抑えいるのも大きなポイントといえる。何しろ基本の食材は「肉」と「ご飯」と「たれ」しかないのだ。漬物もなければサラダもない。これらを入れるとなれば食材そのものの他に、それらを収める容器(バラン(緑色の草を模したプラ製の仕切り用装飾品)など)も必要になるが、それらも不要。食する際に添え物がほしいのなら、同じ惣菜だなにあるサラダをはじめとした100円などの惣菜(バリューライン)をチョイスすれば良い(これもまた、工程を省くのとともに客単価を上げる工夫でもある)。

「シンプルイズベスト、&ダイナミック」。そんな言葉が似合いそうな一品、それが「スタミナ牛焼肉弁当」といえよう。



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