将来の資産や貯蓄を想像し 「不安に思う」は8割を超えて
2009/07/22 12:00


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今調査は2009年6月24日から25日、インターネット経由で20歳から69歳の男女に対して行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1で、年齢階層比は20代・30代・40代・50代・60代で均等割り当て。
「現在の社会・経済状況やあなたの貯蓄・資産を考えたとき、将来について、あなたはどのようにお考えですか」という問いに対し、五段階で自分の心境に当てはまるものを選んでもらったところ、もっとも多かったのは「かなり不安である」で46.6%に達していた。

現在の社会・経済状況やあなたの貯蓄・資産を考えたとき、将来について、あなたはどのようにお考えですか
「多少不安」の38.1%を含めると、実に84.7%の人が将来の貯蓄・資産に対して不安を感じていることになる。
各階層別に見ると、
・年齢的には中堅層、30-50代で不安感が強い
などの傾向が見られる。20代でやや少なめなのはまだ先が長いことによる楽観論的な考え、60代で少ないのはある程度退職金や年金制度で優遇されていることや、現在すでに他の年齢層で考えている「将来」に達しており、そのさらに先を考える必要性が薄いことなどが想定できる。
金融資産や可処分所得では20代よりもはるかに優位な条件の30-50代の方が「将来のお財布事情に関する不安度」が高いのは、計画的な先行きの見通しの必要性に実感を持ちつつも、それを具体的に作り上げていないことによる不安感が強く影響しているものと思われる。つまり、
→将来のことを計画云々する必要性を感じない
・30代-50代…それなりにお金はあるが、その分先(停年退職や高齢化)も差し迫っている
→将来のことを計画しておかないとマズい気がするが、具体的にどうすればよいのか分らない、あるいは計画が正しいのか否か不安だ
といった心境の違いである。

「ライフプラン」はいわば、人生におけるお金を中心とした航海図。自由気ままに航海(人生を歩む)するのも良いが、やはり航路図があった方が迷わずに済むし、色々な場所に立ち寄る(目標を達成する)ことも容易になる。「ライフプラン」そのものが日本ではあまりなじみがない言葉だが、興味がある人は一度専門家に相談してみると良いだろう。新たな海路が開けるかもしれない。
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