【更新】「ニュース読む」媒体どちらを選びます? 紙かそれともインターネットで??

2009/07/22 07:12

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新聞を読む人イメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアなどは2009年7月16日(21日)、インターネット上の人気ブログを集めて印刷して作る「ブログ新聞」サービスに関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては「ニュースを読む媒体としてはインターネットの方が多い」という回答者が6割を超していることがわかった。紙媒体の方が多い人は1割程度でしかなく、インターネットをよく使う人にとって「ニュースの確認」の主役はネット上に移行しているようすがうかがえる([発表リリース])。



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今調査は2009年6月30日から7月3日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は554人。男女比は52.7対47.3で、年齢階層比は20代34.5%、30代30.9%、40代34.7%。

ニュースを読む媒体として、インターネット・紙媒体どちらが多いかという問いに対し、今調査母体では全体で62.1%の人が「インターネット」と答えた。「両方同じくらい」を合わせると84.7%の人が「紙媒体と同等、あるいはそれ以上の頻度で、ネット経由でニュースを見ている」計算になる。

雑誌などの紙媒体とインターネット、ニュースを読むのはどちらが多いですか?
雑誌などの紙媒体とインターネット、ニュースを読むのはどちらが多いですか?

元々インターネット経由の調査であるため、例えるなら「駅前で『通勤に一番よく使う交通機関は何ですか』と尋ねる」ようなもので、多分にインターネットに片寄る可能性があることは否定できない。とはいえ、【2007年末のインターネット普及率は69.0%・8811万人】にもあるようにインターネットの普及率は相当高く、世間全体とかい離しているとも言い難い。「ややネットに片寄りがち」程度と考えればよいだろう。そのような前提で考えても、「ニュースはネットで」と考える・実行している人がいかに多いかがわかる。

また、年齢階層別にみると、歳を経るごとに「紙媒体」の比率が高くなり、インターネットの割合が下がることがわかる。これは【新聞は高齢層、雑誌は若年層、ウェブニュースは壮年層……三者三様の「読みモノ」たち】【新聞社のウェブサイトを見る人、全体では3割近く・30-40代は4割前後にも】など複数の調査機関の調査結果にも出ているように、「高齢者ほどネットを使わず新聞を読む」傾向を裏付けているともいえる。

とはいえ、40代でも(ネット経由のアンケートとはいえ)紙媒体の方が多い人は12.5%に過ぎず、インターネットが紙媒体以上(ネットの方が多いか、同じくらい)の人は84.9%に達している。50代・60代の値がどうなっているのか気になるところではあるが、少なくとも40代くらいまでは「ネット世代」とみなしてもよいのかもしれない。



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