高校生 朝飯時間 余裕無し、平均わずか 10と3分
2009/07/14 04:35


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今調査は2008年11月10日から14日までの間、全国の小学5年生-高校2年生2万5716人に対して郵送法による自記式質問紙で行われたもので、有効回答数は8017人分。男女比は各学校階層共に数ポイントほど女子の方が高い。
大人の朝食時間については過去に複数の調査機関が調査を行っているが(【時間が無い! 朝食にかける時間は15分未満が7割強】、【毎日朝食を食べる人は68.8%でパン派が主流、でも時間は10分以内が過半数】)、10分以内、長くても10分ちょっとという意見が多数を占めている。このような「早飯」傾向は子供たちでも変わらないのだろうか。

朝食の時間

平均朝食時間
結果としては「小中高校生でも『朝食は早飯』傾向に変わりは無い」というものだった。また学校区分別で見ると、明らかに小学生より中学生、中学生より高校生の方が朝食にかける時間が短い。平均時間で見ると、高校生は小学生と比べて3分弱短くなっている。
【高校生、就寝時間はほぼゼロ時 睡眠時間は6時間半】にもあるように起床時間は小学生も高校生もほとんど変わらず、むしろ数分単位ではあるが高校生の方が早起きの傾向すらある。にも関わらず高校生の方が朝食時間が短いところを見ると、「仕方なく」ではなく「意図的に」朝食時間を短くしている可能性が考えられる。準備にかける時間や登校時間など、学校区分が上がると必要になる時間も増えるから、なのだろうか。

【経験者は1割・学生は4人に1人が「憧れ」!?…「遅刻遅刻ぅ!」とパンをくわえて家を出るシーン】にもあるような、パンをくわえて登校する朝食スタイルを推奨するわけでは無いが、何も食べないよりは遥かにマシ。朝食抜きで体調を崩したり、モチベーションを下げてしまったのでは、節約した以上の時間を無駄にしてしまう。近視眼的な引き算ではなく、中長期的な計算で「朝食の時間」を考え、朝食を大切にしよう。
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