スーパーは「冷房ちょっと効きすぎネ」感じた経験4割を超えて

2009/07/13 07:15

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スーパーイメージ内閣府は2009年7月9日、クール・ビズに関する特別世論調査の概要を公表した。それによると、「冷房が効きすぎていると感じたことのある場所」でもっとも多くの人が同意を示したのは「スーパーマーケット」だった。全体の4割強の人が「冷えすぎ」と感じている計算になる(【発表リリース、PDF】)。



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今調査は2009年5月28日から6月7日までの間に20歳以上の3000人を対象に行われたもので、有効回答者数は2054人。年齢階層比などは非公開。

今調査ではクール・ビズの認知度や実践度、賛否などについて尋ねている。その「クール・ビズ」の一環として思い浮かぶのが、商業施設などでの冷房の度合い。ビジネスの場としてある程度快適な場を要求されること、周囲の暑い環境から入室した人がすぐにでも「涼しさ」を感じ取れるようにとの配慮などがら、夏場の商業施設はやや強めに冷房が効いているのが常識。しかしそれは同時に、クール・ビズの考え方としては「あまりよろしくは無い」ということにもなる。

そこで「冷房が効きすぎている」と感じたことがある場所について、用意した選択肢から複数回答で選んでもらったところ、もっとも多い同意票を獲得したのは「スーパーマーケット」で45.3%に達していた。

冷房が効きすぎていると感じたところのある場所(複数回答)
冷房が効きすぎていると感じたところのある場所(複数回答)

スーパーマーケットには常用品の他に各種冷蔵・冷凍品なども展示されており、個々冷凍・冷蔵装置の中に納められているものの、温度調整には気を使う。また、生活密着型の商業施設であることから、すぐに涼しさを感じさせる必要があり、冷房がキツめになっているのだろう。しかし類似の性質を持つコンビニエンスストアが18.3%とかなり順位が下になっているところを見ると、単純に「冷蔵・冷凍品があるから」「地域密着型商業施設だから」という理由だけでは無いようだ。

また、「ひんやりとした冷たい空気に包まれている」イメージが強い「銀行」や「ホテル・旅館」などは、実のところ案外「冷房が効きすぎ」という印象が薄い。これは「快適」という観点で適切な温度が保たれているからだろう。

お客の立場としては店内の温度を云々することはできず、店側に一任することになる。そして店側としては、あまり省エネ・クールビズに気を使いすぎると、暑がりのお客から苦情をいただくことになりかねない。利用客が多ければ多いほど温度調整は難しい問題になるが、冷房が効き過ぎてお客が敬遠してしまうことのないよう、気をつけて欲しいものだ。



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