「アメリカで一番健康に悪い」のらく印を押されたドライブスルーの食品
2009/07/10 05:07
以前【「アメリカで一番健康に悪い」のらく印を押された食品たち】や【アメリカでもっとも不健康なドリンク】などで、アメリカの健康志向系青年誌「Men's Health」において自虐的、あるいは反面教師的な意味合いから紹介された、アメリカで広く流通しているさまざまな「不健康食品」たち。掲載後も定期的に同雑誌サイトではさまざまな観点から「健康的」あるいは「不健康的」な食品・ドリンクたちを紹介し、多くの人を驚かせている。今回紹介するのはそのうちの一つ、日本でもそれなりに普及している「ドライブスルー」で購入できる、アメリカでもっとも不健康な食品である(【Men's Health:The Worst Drive-Thru Foods in America】)。
スポンサードリンク
元記事では「ドライブスルーで購入できる」という条件のもと、「自称健康的な食品」「チーズバーガー」「チキン」「クリスピーチキンサンドイッチ」「デザート」など、多種多様な(ファストフードの)不健康な食品たちをピックアップしている。例えば「ドリンク」ならSonic Minute Maid Cranberry Juice Slush(サイズは大)。【栄養成分表】などによれば、カロリーは450キロカロリー、そして含有砂糖量は124グラム。12.4グラム、の間違いではない。元記事では「ソーダ3杯分」と分かりやすい表現をしている。普通の角砂糖は大粒で6グラム程度だから、それが約21個分の砂糖を含むという計算。
そして「アメリカでもっとも一番健康に悪い」と太鼓判を押されたのがこちら。「Carl's Jr. Double Six Dollar Burger with Medium Natural cut Fries and 32 oz Coke」。【Carl's Jr.】がオススメ(!?)する巨大ハンバーガーだ。
「Carl's Jr. Double Six Dollar Burger (with Medium Natural cut Fries and 32 oz Coke)」(【写真元:JapanNewbie.com】)
元記事やCarl's Jr.などによれば、このドでかいハンバーガーには1ポンド(450グラム)の牛肉を使用しており、添え物のフライドポテト・コーラを合わせて、2618キロカロリー・144グラムの脂肪分・2.9グラムのナトリウム(=約7.4グラムの塩分)が含まれている計算になる。マクドナルドのシンプルなハンバーガーのカロリーが大体250キロカロリーだから、このドライブスルーセットを一食分たいらげると「ハンバーガー10個分」のカロリーを摂取する計算になる。ビックマック(550キロカロリー)なら約5個分。あまり想像したくない栄養分といえる。
「ドライブスルー」というと、自動車に乗ったままで食事を購入できる便利さから、食事の内容についてはあまり気にしないことが多い。「疲れたからちょっとぜいたくに……」とばかりに今回の「Carl's Jr. Double Six Dollar Burger with Medium Natural cut Fries and 32 oz Coke」を注文すると、とんでもないカロリーを口にしてしまうわけだ。
日本ではさすがにこのような「豪快」なものにはお目にかかれないが、驚き具合では似たようなものもあるかもしれない。今件は「他山の石」ということで知っておくと共に、自分が口にする食品のカロリーをはじめとする栄養成分について、考え直すきっかけとして役立てると良いだろう。
スポンサードリンク