【更新】買い物時 レシート受け取り その理由 「返品」「管理」に「領収書として」

2009/07/10 05:06

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レシートイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアなどは2009年7月8日、レシートに関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体では「返品・交換の時に必要だから」という理由でレシートを受け取る人がもっとも多いことが分かった。購入したことを証明するもっともシンプルで確かな証書はレシートであり、多くの店で「返品の際には購入時のレシートを持参」との注意もなされていることから、当然といえよう([発表リリース])。



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今調査は2009年6月18日から6月23日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は566人。男女比は53.5対46.5で、年齢階層比は20代37.6%、30代30.4%、40代32.0%。

普通の店舗はもちろん、コンビニや100円ショップでも手渡される「レシート」。自分がどんな商品をいくらで買ったかなどが記されている証書の一種だが、少なからぬレジで「レシート入れ」の小箱が置かれているように必要性を感じない人もいる。そこで商品購入時にレシートを受け取るか否かを尋ねたところ、「受け取らない」人は3.2%、「受け取らないことが多い」人は8.5%に過ぎなかった。意外に多くの人が受け取っていることになる。

そこで受け取っている88.3%=500人に、レシートを受け取る理由について複数回答で聞いてみたところ、もっとも多くの回答が寄せられた選択肢は「返品・交換の時に必要だから」だった。

レシートを受け取る理由
レシートを受け取る理由

レシートは何よりもまず、「その店で購入した内容と金額を確認する」証書となりうる。何らかのトラブルで買った商品を返却したり交換しなければならない場合、店員に対して「この店で買った」ことを証するためには欠かせない。注意深くレジ周辺、あるいはレシート自身を確認すれば、その旨(返品時にはレシートを持参云々)が書かれているはずだ。

それに続く理由としては「金銭管理に必要」がついた。第三位の「領収書として」とほぼ同じ理由だが、自分自身や家庭でのお金のやり取りをまとめる際、自分がどこで何を買ったかが記録として残せるレシートは、非常にありがたい存在となる。また、この項目は男性よりも女性の方が回答率が高く、女性の方が家計簿周りなどの理由でレシートを必要としている様子が分かる。

「領収書」としてレシートを使うから、という理由で受け取る人も多い。必要要件(交通機関のレシート以外は、年月日や相手先、内容、金額などの項目が必要)を満たしていないと税法上は領収書として認めてもらえず、また3万円以上の場合には印紙の貼り付けが必要になるが、最近のレシートはこれらの条件を満たしていることが多い。手元の財布からレシートを取り出し、今一度見直してみよう。



レシートイメージコンビニをはじめとした小売店のレジ横にある「レシート入れ」には、いつも何枚、あるいは数十枚単位でレシートが入っている。タバコやお弁当程度なら領収書も金銭管理も必要ない、という判断なのかもしれない。

しかしお金の管理、そして節約は、そういった「いつもの何気ない少額の出費」から行えることが多い。結果として節約・出費削減そのものは出来なくとも、お金の管理を実施することで、お金に対する管理意識が高まるに違いない。そして出費一覧を目の前で再確認し、お金に関わるさまざまな問題が浮き彫りになるだろう。

「お金を節約する・貯める」ことは、最初に「お金の流れをしっかりと把握する」ことからはじまる。そのためにもまずは、レシートを受け取って保管し、管理することからはじめよう。



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