候補者とスタッフぞろぞろ「桃太郎」!? 選挙用語はとっても不思議ね

2009/07/06 07:44

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桃太郎イメージ先に【選挙の声援、女性は「ホーホケキョ」・男性は「カー」!?】で選挙用語の「カラス」について紹介し、その言葉を発した人にお礼を述べたところ、「来週は桃太郎もしますよ」という返事をいただいた。「カラス」同様「桃太郎」も見知らぬキーワード。選挙期間中に鬼退治でもするのだろうか……という疑問が沸いた。が、そんなはずもないので調べたところ、こちらも「なるほど」という結果を得ることができた。



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桃太郎イメージ「桃太郎」のおおもとは、日本の代表的なおとぎ話の一つを指している。桃から生まれた桃太郎が、犬・猿・キジを連れて鬼が島に鬼退治に行き、宝物を得てがい旋するというお話だ。このイメージから「鬼に例えた何か都合の悪いことでも退治するのだろうか」「本部に顔を見せて選挙資金の調達に行くのだろうか」と想像したが、選挙用語における「桃太郎」はもっと単純なものだった。


桃太郎……商店街など人通りが多い通りを、のぼりを立てて候補者や随伴員が挨拶周りをしながら練り歩くこと。桃太郎が家来の犬・猿・キジを連れてのぼりを立てて鬼が島に向かったことが由来。

選挙に見事当選して議員になれば、言葉通り「鬼退治」に行きますよ、という意味合いもあるのだろうか。もちろんホンモノの「桃太郎」のように、周囲に「きびだんご」を配ってはいけないのはいうまでもない。また、個人的には「のぼりを立てて練り歩く」というと、おとぎ話というよりは戦国時代の徒歩兵などの行軍を想像してしまうものだが、世間一般には「桃太郎」の方が通りが良いようだ。

今回の「桃太郎」を調べる過程で、「桃太郎」「カラス」などのいわゆる「選挙コトバ」だけでなく「お役所コトバ」「行政コトバ」などをオモシロおかしく解説した『東大生が書いたお役人コトバの謎』なる本を見つけた。これらの言葉を知っていないと生活に困る、というものでもないが、トリビア的な話として身につけておくと面白いかもしれない。



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