メルマガを解約・封印その理由「来るのが多すぎ」「内容つまらん」

2009/06/30 05:17

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メールマガジンイメージマイボイスコムが2009年6月22日に発表した「メールマガジンの利用に関する調査結果」によると、調査母体において登録したメールマガジンを読まなくなったり解約した理由について、もっとも多い意見は「配信頻度が多すぎる」だった。次ぐ得票の回答「内容がつまらない・興味が無くなった」とあわせこの2項目が過半数を超えており、これらが「メルマガの二大解約・未開封要因」とすることが出来よう(【発表リリース】)。



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今調査は2009年6月1日から5日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万4939人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代37%、40代29%、50歳以上18%など。

直前の記事でメールマガジンの登録件数は平均で11本、そのうち実際に中身まで読まれるのは半分程度であるという調査結果について解説した。それでは登録したメルマガのうち中身に目を通すのをやめた残りの半数、さらには解約することになったものの理由はどこにあるのか。複数回答で尋ねたところ、もっとも多い理由は「配信頻度が多すぎる」で54.6%に達していた。解約・未開封化のメルマガの原因の半数は「多すぎて嫌われたから」ということになる。

メールマガジンを解約したり読まなくなった理由
メールマガジンを解約したり読まなくなった理由

ほぼ同数で第二位についたのは「内容がつまらない・興味が無くなった」。こちらも過半数を超えており、「配信頻度の多さ」「内容のつまらなさ」の2項目が「メルマガ解約・未開封化」の原因となる。これはメルマガ配信側の立場で見れば「愛読される、解約されないための要領」の裏返し・反面教師的な意味合いも持つ。

「良い内容」はもちろん
適度な「頻度」「文章量」も
メルマガには求められる
上記グラフについて、メルマガの内容に関わる項目を赤く塗りつぶしてみた。該当しない項目、例えば「プレゼント応募のために登録した」「登録した覚えが無かった」などは解約されても文句はいえない。メルマガ配信側は赤い項目に注意をして実践することで、読者のニーズに応えられる(少なくとも忌み嫌われることを避ける)ことができる。

興味深いのはメルマガの内容量について、多すぎることへの批判が多く(文言を赤で囲った項目)、少ないことへの批判は少なめなこと。つまりメルマガにおいては冗長なものは好まれず、適度な量・適度な配信頻度・適度なデータサイズ(HTMLメールは特に)が求められ、それを成しえることで解約リスクを減らせるわけだ。

もちろん、内容の良さを維持することは忘れてはならない。その上で適切な量を維持すれば、多くの読者に長い間愛され続けるメールマガジンを運用できることだろう。



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