【更新】「我が子」? 「友達」? それとも「単なるペット」??……ペットはあなたにとってどのような存在か
2009/06/26 05:20
ポータルサイトのココミルを運営するヒューマは2009年6月22日、ペットに関するアンケートの結果を発表した。それによると、ペットをどのような存在として考えているかという問いに対して、全体では「ペットはやはりペット」という回答がもっとも多かった。一方、現在飼っている人は「我が子」と考えている人が最も多く、他の階層とは違う傾向を見せている([発表リリース])。
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今調査は2009年1月9日から3月31日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は7517人。男女比は男性1684人・女性5833人。年齢階層比は非公開。
ペットをどのような存在として考えているかについては、立場や環境によって実に様々。幼いときから共に過ごしていれば兄弟姉妹のような関係に思えてくるし、場合によっては「もう一人(匹・頭……)の親」のように考えている人もいるかもしれない。自分が物心ついてから出会ったペットなら、友達やパートナーのような考えを持つことも多いだろう。そこで、ペットはどのような存在かについて単一回答で尋ねたところ、全体でもっとも多かったのは「ペット」で25.3%だった。「ペットはペットでしかなく、それ以上でもそれ以下でもない」という、ごく当たり前でありがちな回答ともいえる。
ペットはどのような存在か(飼っていない人は飼っていると想定して)
ただしこれはあくまでも「全体の値」であり、現在ペットとどのような関係にあるかによって、回答傾向は大きく異なってくる。
・ペットを飼っていた人……「ペット」「友達」「我が子」
・飼った経験がない人……「分からない・想像できない」「ペット」「友達」
どの部類でも「ペット」が上位についているのは、現実的な選択肢として答えたまで、ということなのだろう。「飼った経験がない」人の割合がやや低いものの、どの部類でもほぼ同じ値を示している。一方、現在飼っている人は「我が子」がずば抜けて高い。今調査では年齢階層の区分が公開されていないが、恐らくは中堅層以降の人が多く回答しているものと思われる。
興味深いのは「かつて飼っていた人」は他の部類と比べて「パートナー」「友達」の項目の回答率が高いこと。「単なるペット」というドライな考えでもなく、「我が子」という肉親的な愛情を込めた想いを持つでもなく、対等の立場として考えていた人が多い。どのような事情で現在ペットを飼えなくなったのかは分からないが(居住環境や家族構成の変化、金銭的な問題、死別など、色々な状況が想定できる)、あるいはペットと共に成長した子供時代を持つ人たちが答えているのかもしれない。
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