いざという時に頼りになりそうなテーブル
2009/06/22 06:10
先日【目覚めもスッキリしそうな面白めざまし時計たち】で多種多様な目覚ましを紹介した際、関連リンクで【お茶目な枕】が目に留まった。枕の表面にメッセージの出っ張りが施されていて、眠っている人の頬にそのメッセージの跡がつくというシロモノ。その作者【James McAdam氏のサイト】を探ってみると、なかなか面白いアイテムたちをいくつも見つけることができた。今回紹介するのはその中でもっとも注目したアイテム、【Safe Bedside Table】。直訳すると「防犯サイドテーブル」である。
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「防犯サイドテーブル(Safe Bedside Table)」
「イギリス・ロンドンに住む人の約半数が、自宅の防犯が心配で寝付きが悪いという統計が出ている」という枕詞と共に紹介されているこのテーブル、見た目の通り普段はごく普通のサイドテーブル。しかしいざというとき(あるいはその気配を感じた際)には足の部分を取り外してこん棒とし、天板の部分をバックラーのような盾として用いることで、あっという間に防衛体制を整えることができる。
利用イメージ
装備の効果は『ドラクエ』シリーズで例えれば「装備無し」と「ひのきのぼう+おなべのフタ」くらいの違いでしかないが、むしろJames McAdam氏は「実際に使う時の効力ではなく、装備を用意しておくことで安心感を得て、安眠できるようにするのが目的」と説明している。
もちろんテーブルの上に水を入れた花びんや重たいツボなど、「臨戦態勢」に入る際に邪魔なものを置いておくことはできない。テーブルとして使う分には問題無いが、万一の時にこん棒と盾が使えなくなるからだ。従って、テーブルの機能はやや制限されるところがある(純粋にテーブルとしてのみ使うのならば、上に何を置いても問題は無い)。
残念ながらこの「防犯サイドテーブル」、一般販売はしておらず、「アイディアとして提案中」の商品。氏自身美術家であると同時に商業デザイナーとして自らを売り出しており、商品化のアプローチを待っている状態。調べてみると4-5年ほど前にはすでにサイト上に掲載されていたようで、それが商品化されていないということは、いまだにお声がかかっていないようだ。
氏は他にも「紙製で色々な書き込みが出来る花びん」「テーブルとしても椅子としても使えるバー用の家具」などを提案している。いずれもちょっとイケてるセンスのあるアイテムばかりで、なかなかに興味深い。
実際に装備として使えるか否かはともかく、半ジョーク・半真面目な防犯用の家具として、案外イケるかもしれない……個人向けよりも、個人商店やコンビニなどにニーズがあるのではないだろうか。
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