世界の「ハシにも置けない」橋たち

2009/06/21 10:15

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ローリングブリッジイメージ川や鉄道、高速道路など、そのまま通過するのは不可能・困難な場所を超えて目的地にたどり着くために用意されるのが「橋」。本来は人や自動車などを行き来するための交通施設に過ぎないのだから、単純な構造で問題は無いのだが、世界には「それでは味気ない」とばかりに色々なデザインを施される橋も数多く存在する。また、場所によっては「どうしてこんな不思議な情景になるんだろう」といった橋も見受けられる。【TOXEL.COM】では世界に散らばるそんな橋たちを紹介しているが、今回はそこから4つほど、動画などとあわせて紹介することにしよう。



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Henderson Waves Bridge。
Henderson Waves Bridge。

シンガポールにある全長9キロメートルもの長さを誇る歩行者用の陸橋。Mount Faber ParkとTelok Blangah Hill Parkを結ぶ位置にある。シンガポールではもっとも長い歩行者用の橋だとのこと。「途中にトイレとかあるのかな……」と思ったが、動画をよく見ると要所要所で下に降りる階段が用意されているので問題無し(笑)。


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Magdeburg Water Bridge
Magdeburg Water Bridge。

ドイツにあるエルベ川に架かるミッドランド運河の「水上橋」。川の上に川の橋がかかるという、非常に奇妙な情景を堪能できる。道路同士ならいざ知らず、川同士(正確には一方は運河だが)の交差など、滅多に見られるものではない。


Langkawi Sky Bridge。
「水上橋」

マレーシアの「大空の橋」という名前からも分かるように、標高700メートルほどの山にかかる巨大な陸橋は、渡る人たちをまるで「空を飛んでいるかのような」気分にさせてくれる。高所恐怖症(当方含む)の人にはとてもではないが近寄れない橋だ(笑)。


Rolling Bridge。
Rolling Bridge。

最後はイギリス・ロンドンにあるシャクトリムシのような橋。水面が高いので、ボートなどの船が川を渡る時には橋が持ち上がり高さを確保できるようになる。ただボートを通すだけなら、かつての「勝どき橋」のように可動式にすれば済むだけの話だが、デザイナーの【Thomas Heatherwick氏】によってデザインされた結果、こんな形になった。橋の長さは12メートル。鉄骨と木材で作られていて、定期的に開閉されるとのこと。



ドイツの立体河川橋のように、仕方なくそういう構造になってしまった橋もあるが、多くは単に「移動施設」としての橋以上の楽しさを味わうために作られたもの。もちろん橋本来の機能も十分以上に発揮しており、本末転倒な事態におちいることはない。

近所周辺の橋がすべてこんな調子では困ってしまうが(笑)、通勤・通学の道先で一つくらいはこんな橋があっても楽しいかもしれない。



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