携帯の一番不満なその点は「ネットのアクセス速くならない!?」

2009/06/17 07:29

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携帯電話への不満イメージネットエイジアは2009年6月16日、携帯電話本体の機能や仕様に関する満足度についての調査結果の一部を公開した。それによると、現在利用している携帯電話の各機能などについて、もっと不満度の大きい項目は、選択肢の中では「反応スピード(インターネットの画面表示や切り替え)」であることが分かった。次いで「バッテリーの持続性」「反応スピード(インターネット以外の操作)」がついており、継続時間の長さと反応の高速化が、携帯電話ユーザーの不満点であり、改良して欲しいポイントであることが分かる(【発表リリース】)。



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今調査は2009年5月25日から27日、携帯電話経由で10代から30代の男女に対して行われたもので、有効回答数は500人。男女比・年齢階層比は非公開。

通話や電子メール、インターネットへのアクセスだけでなく、今や情報総合端末として多種多様な機能が搭載されている携帯電話。しかし残念ながらそれらの機能も含め、すべての面において完全に満足されているというわけではない。利用者にとって「この部分をどうにかしてほしい」「これはどうにかならないのか」という不満点が持たれる部分も数多く存在する。そこで、携帯電話の機能・仕様をいくつか列挙し、それぞれの点に関する満足度を答えてもらった結果が次のグラフ。もっとも不満点が多いのは「インターネットの画面表示や切り替えに関する反応スピード」で、満足している人は3割程度しかいないことが分かる。

携帯電話の各機能・仕様などへの満足度
携帯電話の各機能・仕様などへの満足度

不満度が大きいのは「反応スピード(インターネット絡み)」がもっとも多く5割近く。次いで「バッテリーの持続性」で4割強。さらに「反応スピード(インターネット関連以外)」で4割近く。

3年前に別機関で行われた調査【「ケータイで強化してほしい機能」第一位は「バッテリー耐久時間の強化」】では「バッテリーの機能を強化して欲しい」という意見がトップで、表示スピードについては特に言及は無かった。昨今ではいわゆる3G(第3世代携帯電話)の普及・パケット定額制の広まりを受けて「携帯電話でインターネットアクセス」をする人が増えたためか、インターネットへのアクセスの際のスピード不足に不満を持つ人がもっとも多くなっている。本体・周辺環境の高性能化と共に、ニーズも変わってくる、ということだろう。また、インターネット周りの高速化は、携帯電話本体の提供メーカーだけの問題ではないため、多方面が手を組んで解決すべき問題ともいえる。

その他には、

・プレインストールされているソフトなどについては、特に肯定・否定を持たない人が多数を占めている(空気みたいなものだと思うフシがある)
・本体の大きさやデザインなど「外まわり」「外観」「本体そのもの」については満足度が高い。

などの傾向が見られる。前者は「使わなければ無視できる」からだろうし(あるいは購入時の選択基準として、見た目が最優先事項なのかもしれない)、後者は事前にじっくりと調べ、場合によっては直に触れて確かめた上で購入を決められるからと思われる。

ともあれ、今の携帯電話には「処理速度の高速性」が「バッテリーの持続性」同様に求められいることが分かる。高機能・多機能化が進むにつれて、これらの仕様は後手後手になりがちだが(概して機能が充実するとバッテリーの消耗は激しくなるし、処理は重たくなるものだ)、今後開発される本体には、これらの要望も反映されることが求められよう。



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