ケータイの通販経験無い人も「今後したい」は3割以上も
2009/06/15 07:32
ネットエイジアは2009年6月9日、モバイルのEコマースに関する意識調査結果の一部を公開した。それによると「携帯電話経由の調査母体」において、携帯電話を使いインターネット経由で商品を購入した経験が無い人に「今後利用する意向があるか否か」を尋ねたところ、全体では3割強の人が「利用してみたい」と回答していることが分かった。特に携帯電話をメインに使う人に利用意向は強く、今後も新規利用者の増加によって、携帯電話経由のネット通販の利用度は高まる可能性が大きいことを示唆している(【発表リリース】)。
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今調査は2009年5月27日から28日にかけて携帯電話経由で行われたもので、有効回答数は800人。男女比は1対1、年齢階層比は10代・20代・30代・40代で均等割当。
直前の記事でも触れているが、携帯電話を使った商品購入の経験がある人は全体で約半数。携帯電話をメインに使う人の方が(当然ながら)利用率は高い。
携帯電話でのネット通販利用の経験(再録)
そこで購入経験が無い人に、今後もずっと携帯電話を使ったネット通販をするつもりは無いのか、言い換えれば今後利用してみたいか否かについて尋ねたところ、全体では3割強が意思の強さは別として「利用したい」と考えていることが分かった。
携帯電話経由のネット通販利用意向(携帯電話経由で商品購入経験が無い人限定)
パソコンをメインに使っている人に限定すると、「携帯電話でネット通販を利用したい」人はわずかに2割強。これが携帯電話をメインに使う人になると5割近くにまで跳ね上がる。元々携帯電話によるネット接続を長時間行っているため、携帯電話によるネット通販に対する抵抗感も低いのではないかということが推察される。
もちろんすでに携帯電話でのネット通販を経験した人で、もう二度と使わない人=利用を止める人も少なからずいるだろうが、携帯電話をメインに使う人の間では利用回数が5回以上の人が6割強もいることを考えると、「離反率」と「新規参入率」とでは「離反率」の方が低いと考えて良い。
携帯電話経由での商品購入回数(再録)
【ネットショッピング、男はパソコン・女はケータイ】にもあるように、特に女性には携帯電話で通販を利用する傾向が強い。コスメをはじめとした各種美容品は、パソコンによる通販だけでなく携帯電話経由でも好調なセールスを見せている。今後の新規利用者も、女性を中心に増加することだろう。そして携帯電話経由のネット通販に足を踏み入れる人はますます増加し、市場も拡大を続けるに違いない。
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