【更新】初任給、一体何に使ったの? トップは親への感謝を込めて
2009/06/01 06:51


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今調査は2009年5月12日・13日、インターネット経由で行われたもので、有効回答数は516人。男女比は1対1で、年齢階層比は特に無く、1986年-1987年生まれの新社会人に限定されている。
学生時代のアルバイトによるバイト料を別にすれば、社会人となり勤め人の立場からもらえる人生ではじめてのお給料が「初任給」。曲がりなりにも自分が一人前の社会人として認められた証でもある、労働に対する報酬ともいえる。「初任給」は人生ではじめてのお給料であると共に、唯一の「はじめて」となる記念すべき給料でもあるため(二度目の給与は「”初”任給」ではない)、どのように使うかについて実に色々な考えが巡ってくるだろう。
今調査は5月中旬に行われたため、4月入社の新社会人はすでに初任給を手にしている。そこで食費や水道光熱費、家賃などの生活費以外で初任給をどのように使ったか尋ねたところ、もっとも多かったのは「両親へのプレゼント」だった。全体で54.5%、女性は6割近くにのぼっている。

初任給を何に使ったか(生活費以外、複数回答)
自分で働いて稼ぎを得られるようになった証を両親に見てもらうと共に、感謝の意をこめてプレゼントを贈る。初任給の使い方としては定型になりつつあるようだ。一方で「貯金」の値も高く、こちらも過半数を占めている。男性に限れば「両親へのプレゼント」よりも高い。昨今では【あなた、貯金してます? 20代の8割が「毎月貯金」】や【新社会人は「貯金額」>「お小づかい」! 貯金は5万円・こづかい3万6000円ナリ】にもあるように、手取りの少ない20代でも貯金を定期的に行う傾向がある。将来に備えた貯蓄は、初任給から始まっているようだ。
その他の項目を見ると、「服・ファッション雑貨」は女性の割合が異常に高い。初めての給料でオシャレを、というのは女性の憧れなのだろうか。「通勤用のスーツ、ネクタイ、かばん」あたりも女性の方が高い値を示しており、女性の服飾へのこだわりが見てとれる。一方で男女差という点では「株などの金融商品」「パソコン本体・周辺機器」などお金のかかる趣味娯楽の項目で、男性の方が高い値を示している。自分が自由に使えるお金で、高い買い物をするあたりは、お年玉をもらっておもちゃ屋に駆け込む子どものようでもある(女性の服飾品も似たようなものだが)。
初任給の使い道については過去に【初任給、最初に貯金・次に「親へのプレゼント」】や【初任給は何に使う!? 多くは「貯金」、そして「親へのプレゼント」】などを挙げているが、順番は違えどいずれも「貯金」「両親へのプレゼント」が最上位についている。まずは生活費に割り振らねばならず、初任給であるがゆえに額もさほど多くはないのだが、使い道はこの2通りでほぼ固定しているようである。
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