恋人の ケータイチェック いいのかな? 約9割は「よくないと思う」
2009/05/31 10:48
ネプロジャパンは2009年5月29日、携帯電話利用に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、調査母体においては恋人が自分の携帯電話の中身をチェックすることについて、「良くない」と感じる人は9割近くにのぼることが明らかになった。ただし男女別では女性の方が、年齢階層別では20代から30代前半が、多少他の階層と比べて抵抗感が弱いことがうかがえる(【発表リリース、PDF】)。
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今調査は2009年5月8日、各主力携帯電話キャリア上「ザ★懸賞」サイト上で行われたもので有効回答数は4596人。男女比は45対55、年齢階層比は19歳以下2%・20代27%・30代43%・40歳以上28%。携帯電話の懸賞サイト上のアンケートであることから、携帯のコアユーザーを調査母体としていることを考慮しておく必要がある。
身近な関係になったからこそ、個々のプライバシーがぎっしりと詰まっている携帯電話の中身は気になるもの。一方持ち主側からすれば「親しき仲にも礼儀あり」で(やましい履歴や電話帳の内容のあるなしは別にしても)見せたくないと考えるのも道理。実際、今調査結果では9割近くの人が「良くない(=見せたくない)」と判断している。
恋人の携帯電話チェックについてどう思うか
今調査が携帯電話のコアユーザーを対象にしたものであることを考えると、色々と(恐らく普通の人以上に濃い)個人情報が詰まった携帯電話を(例え恋仲でも)他人には見られたくないという想いが強いのは、当然のお話といえる。
また、男女別では女性が5ポイントほど、年齢階層別では20代から30代前半がやはり5ポイントほど、他の階層や平均値と比べて「当然(してもかまわない)」という回答が高い。携帯電話に慣れ親しんでプライバシーに対する感覚、というか他人とのハードルが低くなっているのかもしれない。
一昔前のテレビドラマや小説、コミックなどでは相手の浮気を確認する手段として、相手の手帳に探りを入れる手が王道だった。恐らく実際にもそうなのだろう。今ではそれが、携帯電話にとって代わられつつある。そして浮気云々は別にしても、恋仲だからこそ相手のプライバシーの部分に興味を持つ、ということもあるのだろう。
しかし誰にでも(気恥ずかしさ、気まずさ、トラウマ、その他の理由で)他人に知られたくないプライバシーは存在する。「パンドラの箱」「竜宮城の玉手箱」を開けるのは止めておいた方がよい。開けてしまってから、取り返しの付かないことになるのかもしれないのだから。
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