ブログネタ 一番なのは 「日記」です それに続いて「趣味」や「グルメ」も

2009/05/26 04:25

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日記イメージマイボイスコムは2009年5月24日までに、ブログに関する調査結果を発表した。それによると、調査母体においてブログを開設して現在も更新している人にとって、ブログのテーマとしてもっとも多いものは「日記」であることが分かった。半ば公開日記的な形でブログを更新し、他人に共感してもらうことを楽しみとしているのだろう。また、「趣味」や「グルメ・スイーツ・料理」なども上位に来ており、自分の好きなこと、身の回りのことなど「ネットを通じて自分を披露する・自己表現する」ことがブログの更新理由・モチベーションとなっていることがうかがえる(【発表リリース】)。



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今調査は2009年5月1日から5日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万4823人。男女比は46対54で年齢階層比は30代35%・40代30%・50歳以上19%。

反社会的・不法や違法的な記述を別にすれば、基本的にブログには何を書いても構わない。もちろん自己責任のもと・暗黙の了解に従った上で、という制限はあるが、表現力を自由に発揮できる場であることに違いはない。さらにブログの場合、パソコンやケータイでワープロ打ちが出来れば、ネットでその情報を配信するまでのハードルはウェブサイトと比べて極めて低いのも特徴(そもそも論として、それが目的で登場したのがブログである)。

それではそのような特性を持つブログにおいて、どんなネタ・テーマがよく用いられるのか。調査母体においては「日記」がもっとも多く7割近くに達していた。

あなたがよくブログのテーマ(ネタ)にすることは何ですか?
あなたがよくブログのテーマ(ネタ)にすることは何ですか?

「徒然(つれづれ)なるままに」ではじまる吉田兼好の随筆「徒然草」などに代表されるように、日本人は日記を書くのも、そしてそれを随筆などの形で他人にお披露目するのが好きで、そのような習慣にも慣れている(もちろん公開したくないプライベートな部分はまた別の話)。それを実際に読まれるかどうかは別として、誰でも気軽に全世界に向けて発信できるのだから、飛びつかないはずがない。

続く項目も「趣味」「グルメ・スイーツ・料理」「エンターテインメント」など自分の身の回りの出来事や、それに対する意見・感想を披露するなどの「自己表現」、さらにはそれをきっかけにした「コミュニケーション」を求めるためのテーマが多い。

似たような調査を世界に向けて行ったデータを【ブログのテーマでもっともメジャーなのは「個人的なこと・ライフスタイル」】で掲載しているが、それによると「日記」にほぼ該当する「個人的なこと・ライフスタイル」が最上位についているが、「技術」「ニュース」「政治」など特定ジャンルの情報配信を意図したものが上位に連なっており、今回日本人に向けた調査結果とは趣が異なっているのが分かる。

ブログのテーマ(Technoratiの調査結果・世界66か国のブログ利用者を対象、再録)
ブログのテーマ(Technoratiの調査結果・世界66か国のブログ利用者を対象、再録)

このように両者の差異を見ると、日本はブログを「日記の延長上のもの」として見ているのに対し、海外では「ウェブサイトツールの簡易版」として利用している傾向が強く、その違いが見て取れる。【世界の主要ブログ・SNSの利用者数をグラフ化してみる】にもあるように、日本のブログ数が世界有数を誇るのも、「情報発信」という堅苦しい考えではなく、「日記の公開」というお手軽な認識でブログを開設しているからなのだろう。


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【定期更新ブログ数は2006年から変わらない現実】



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