34億円で売り出されていたイギリスの村、無事売却される
2009/05/17 08:47
以前【村一つ丸ごと大売出し! 畑、森林、鍛冶屋付き、22軒の住宅まとめて34億円ナリ】で、イギリスで「村一軒丸ごと大売出し」をしたLinkenholt村の話を紹介した。この村の状況について続報が【DailyMail】で報じられたのでお伝えする。結果からいえば、この村の競売は成功裏に終わり、無事に買い手がついたとのことだ。
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売りに出されていたLinkenholt村
Linkenholt村はイギリス南部にある、静かなたたずまいの村。ここには22軒の住宅、450エーカーの森林、1500エーカーの農地、2軒の鍛冶屋、弓道場などがあり、それらをまとめて全部(一部例外あり)2500万ポンド(約34億円)で売りに出されていた。唯一販売の対象から外れているのは、12世紀に建てられた聖ペーターの教会。。
元記事によれば、競売に携わった弁護士など関係者の話として、競売は無事終了し、契約が成立したとのこと。しかしながら守秘義務契約も締結されたので、それ以上の情報を公開することは出来ないという話だった。案の定公式サイトで確認したが、売却された旨の情報は一切掲載されていなかった。もちろん以前の記事でも伝えられているように、ここに住む住民たちは(新しい持ち主の気持ちが急変しない限り)これまで同様に今の住処に住み続けることができる。
買い主がどんな人なのかまったく分からないことについて、元記事ではさまざまな憶測がコメント欄で飛びかっている。「議会が買ったんでは?」「議員が別荘として買ったに違いない」「ロシアのお金持ちだよ」「アラブの石油王では無いかな」など買い主に対する推測から、「事前に知ってれば私が買ったのに。新聞に載ってたの、これ?」「村人たち自身が自分の家を買い取ればよかったのに」など興味深い・半分冗談のような話も見受けられる。
ともあれ、Linkenholt村の新しい持ち主が村人たちに何らかの声明を出すなり対談する機会があれば、改めてニュースとして配信されることだろう。果たしてイギリスの議員の誰かなのか、アラブやロシアのお金持ちなのか、それとも世間をあっといわせる謎の人物・企業なのか、続報に期待したいところだ。
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