買い物で一番の節約手段は「ポイントサービス」。リサイクルショップやフリマも役立つのは分かっているけど……

2009/05/17 08:44

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カードで買い物イメージ楽天リサーチは2009年5月14日、節約・倹約に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、節約につながると思われ、実際に利用される頻度ももっとも高いのは「ポイントサービス」であることが分かった。一方、「リサイクルショップ」や「フリーマーケット」などは節約に役立つと思われる割合に対し、実際に利用する人はかなり少なめになっていることも明らかになった。利用する機会が周囲に見当たらないなど、利用ハードルの高さ・面倒くささが原因なのだろう(『発表リリース』)。



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今調査は2009年4月25日から26日の間、インターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000。男女比は1対1、年齢階層比は20代から60代にかけて均等割当。

モノを買う時にも単に普通の店で買うのではなく、ポイントをつけてくれるところで購入したり、ディスカウントショップで値下げしている商品を狙う、リサイクルショップを探してみるなど、さまざまな「工夫」を凝らすことでお財布の中身に余裕が持てるようになる。そこでいくつかの選択肢を用意し、「利用すると節約・倹約につながると思うもの」「節約・倹約につながるので実際に利用しているもの」を複数回答で選んでもらったところ、「節約に役立ちそうなもの」「実際に使っているもの」双方で「ポイントサービス」がもっとも高い得票を示した。

「利用すると節約・倹約につながると思うもの」「節約・倹約につながるので実際に利用しているもの」
「利用すると節約・倹約につながると思うもの」「節約・倹約につながるので実際に利用しているもの」

「ポイントサービス」はポイントカードを持参しなければならない、付与ポイントの高い商品を選んだ方がお得などの手間があるが、それらをのぞけばほとんど余計なことを考えることなく買い物できるという「手軽さ」が受けているのだろう。また、ポイントサービスを導入している店舗が増えているのも一因。

一方、第二位の「ディスカウントショップ」は「役立ちそうなもの」としては高い票数を示しているものの、利用率と比較するとその差異が大きめなのが気になる。似たような傾向は「リサイクルショップ」「フリーマーケット」にも見られる。「節約に役立ちそう」と分かっていても、利用する割合が大きく減っているのだ。

これは冒頭でも触れたように、「利用が面倒」「利用したくとも自分の身の回りに利用機会が見当たらない場合がある」のが原因。特に「役立ちそう」に対する「使っている」割合が低い「フリーマーケット」は、時間が無くてタイミングが会わない他、出品者として参加するには面倒だし時間の拘束が長すぎるなどの理由が考えられよう。

「時間がない」「手間をかけたくない」という思いは「ネットショッピング」「ネットオークション」などのネットサービスの数字にも表れている。これらは「役立ちそう」に対する「使っている」割合が「ディスカウントストア」以上に高い。

「節約・倹約につながると思うもの」÷「実際に利用しているもの」
「節約・倹約につながると思うもの」÷「実際に利用しているもの」

節約したいし、節約できるサービスが色々と用意されているのは分かる。でも可能な限り面倒事は避けたい手間も少ない方がいいし、時間も浪費したくない。そんな意向が見えてくるような気がする。



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