【更新】携帯でメールの返事が無い場合、四人に一人は「とても不安」に

2009/05/15 04:45

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メールが来ないと不安になるイメージ日本PTA全国協議会は2009年5月13日、「子どもとメディアに関する意識調査・調査結果報告書」を発表した。それによると、小学5年生も中学2年生も4人に1人は「携帯電話のメールの返信がないととても不安になる」と考えていることが明らかになった。同様の調査をした去年のデータと比べると、小学5年生では不安になる人の割合が増えており、携帯電話の依存傾向の低年齢化が懸念されるデータが見えてくる結果となった([発表リリース、PDF])。



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今調査は2008年11月10日から24日、小学5年生と同保護者・中学2年生と同保護者それぞれ2400人・計9600人に対して行われたもので、有効回答率は子どもが81.1%・保護者が75.2%。調査方法は調査票配布・回収方式で、本人が調査票を封印した上で回収されている。

調査項目のうち「携帯電話・PHSを使用する上で起こること」内の「メールの返信がないととても不安になる」項目について、「ある/ない/わからない/無回答」のうち「ある」と答えた人の割合の推移をグラフ化すると次のようになる。最新のデータでは2008年とその前年の2007年のものが掲載されているが、過去の同様調査結果を調べてみると2006年のものが最古で、それ以前は設問自体が存在していない。

「メールの返信がないととても不安になる」と回答した人の割合
「メールの返信がないととても不安になる」と回答した人の割合

中学2年生の不安率は約1/4でほぼ横ばいだが、小学5年生の割合が最新のデータで跳ね伸びているのが分かる。これが一過性・データのぶれなのか、携帯電話の依存傾向の低年齢化を示すのかは現時点では断じることはできないが、十分にその可能性はあると見て良い。来年以降のデータの傾向次第で、「携帯電話の依存傾向の低年齢化」を見定めることができよう。

なお、同様の設問を大人にした場合は、【1時間以内にメールの返事が来ないと不安になる人は約●割】あたりが参考になるが、この場合は約2割という回答が出ている。大人も子どもも「ケータイメールに縛られる割合」はさほど変わりが無くなりつつある、ということだろうか。



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