携帯の 水関連の トラブルは トイレが一番 洗濯二番で
2009/05/14 04:30
ネットマイルリサーチは2009年5月12日、携帯電話の水害事故に関する調査レポートを発表した。それによると調査母体においては、水周りの携帯電話のトラブルとしては「トイレに落とした」がもっとも多く、全体では約8%の人が経験していることが明らかになった。また全般的に男性より女性の方が体験率が高い傾向もうかがえる([発表リリース、PDF])。
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今調査は2009年4月24日にインターネット経由で携帯電話・PHS持参者に対して行われたもので、有効回答数は1200。男女比は1対1で、年齢階層比は10代から60代以上まで10歳刻みで均等割当。
今や生活必需品として欠かせない携帯電話。中には【二人に一人は「家の中でも携帯電話を持ち歩く」】にもあるように家の中でも持ち歩く人もかなりの割合に達するという調査結果もあるほど。しかし携帯電話は精密機械でもある以上、防水機能を備えていない限り、水には弱いもので下手をするとちょっと水気に接するだけで何らかのトラブルを巻き起こす危険性がある(ぞんざいな例えだが、テレビやビデオデッキを雨にさらして「何の故障もないよね?」と言われても信じられないのと同じ)。
今調査では水周りのトラブルについて色々な視点から尋ねているが、実際にトラブルを体験した人に対し、具体的にどのような被害にあったのかについて具体的に尋ね、その上位5位をグラフ化したのが次の図。
携帯電話の水害事故原因(上位5位、トラブル体験者を対象)
水に絡む携帯電話のトラブルでもっとも多いのは「トイレに落とした」。胸ポケットなどに携帯電話を入れている人が、しゃがんだり姿勢を崩した際に、ぽろりとポケットから落ちてしまうあたりが想像される。状況・タイミングによっては色々な意味で「復旧不可能」な状態も想定される。
第二位の「洗濯機で洗った」は同じく洋服のポケットに入れっぱなしでつい洗濯物に出してしまい、気がついたら、というパターン。ポケットティッシュならまだあきらめようもあるが、携帯電話の場合には泣くに泣けないものもある。
気になるのは第五位の「お風呂に落とした」。風呂掃除の最中に落としたにしても数字が多すぎる……と思い返してみると、【お風呂の中でいつもしていることは●●●●】や【お風呂の中でもケータイと一緒な人、意外に多いんです】にもあるが、「お風呂に入っている最中に」携帯電話を使い、落としてしまうという状況が正解のようだ。「風呂の最中にケータイ使ってるなんて、風呂桶に落としてしまわないか?」という心配もしようものだが、それがまさに現実のものとなったわけだ。
この値は「実際にトラブルにあった人」の割合だが、これを「水周りのトラブルがあったか否か」の人の割合で掛けて、「全体に占めるトラブル発生率」を概算すると次のようになる。
携帯電話の水害事故原因(上位5位、全体比理論値)
元々女性の方がトラブル発生率が高いため、全体に占める割合は女性の方が高くなる。これは【携帯はやっぱり女性がよく見てます「1日2時間」女性は4割】でも解説しているが、女性の方が男性よりも携帯電話に接する時間が長いこと、さらには家事などで水周りに接する時間も女性の方が長いことが原因なのだろう。
元記事では「携帯電話に防水機能は必要ない」という回答は2割強しかおらず、約1割が「分からない」、残り約7割は「必要」「どちらかといえば必要」と答えている。人の生活の中で水は欠かせないことから、同時にいつも持ち歩いている携帯電話との接点は、いつでもありうることになる。
多少割高になっても、「万一」のことを考えたら防水機能を持った機種の方が望ましい。上記の例に挙げたテレビやビデオのように、家の中にずっと据え置きをして使うものではないのだから。
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