オンライン ショッピングサイト ベスト3 楽天アマゾンそしてヤフー
2009/05/06 11:47
マイボイスコムは2009年4月23日までに、オンラインショッピングに関する調査結果を発表した。それによると、過去一年間にオンイランショッピングを利用した人が、もっとも多く利用したオンラインのショッピングサイトは「楽天市場」であることが分かった。全体の7割以上の人が利用経験があるという。次いでアマゾンジャパン・ヤフーショッピングと続き、この三大オンラインショッピングサイトが圧倒的な勢力を見せていることが分かる(【発表リリース】)。
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今調査は2009年4月1日から4月5日までの間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万5665人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代35%・40代30%・50歳以上18%など。
今や調査母体でも9割近くが利用しているインターネット(パソコン)経由でのオンラインショッピング(利用した事がある94.3%×1年以内にパソコン経由で通販をした人94.7%=89.3%)。調査そのものがインターネット経由で行われていることを考慮しても、相当な広まりといえる。
そこで、具体的にどのサイトを使ったことがあるのか、言い換えればそれら個々のショッピングサイトの利用頻度・普及度合について複数回答で尋ねたところ、もっとも多いのは「楽天市場」で72.4%の値を示していた。実にオンラインショッピング経験者の四人に三人ほどの人が、楽天市場を使ったことになる。
この1年で利用したことのあるショッピングサイトはどれですか?
【こんな時だからこそチェックしておきたい、常備食のネット通販のお店】でも少し触れているが、楽天市場は多種多様なお店の集合体的なポータルサイトのスタイルをとっている。冗談抜きで「つまようじからお城まで」販売している、非常に包容力のあるショッピングサイトだ。最近では第二位のアマゾンや第三位のヤフーショッピングも類似スタイルをとりつつあるが、やはり先行特権にはかなわないというところか。
第二位のアマゾンジャパンは、【アマゾンドットコムの売上推移など】で解説しているように、元々は書籍の薄利多売がメインだったサイト。知名度・流通システムの整備と黒字化に伴い、取扱商品の範囲も拡大。日本のアマゾンジャパンでもここ数年の間に【アマゾンも多数店舗展開モールに・アマゾンジャパンがテナントサービス「マーチャント@amazon.co.jp」スタート】で解説しているようにテナント制を導入。参入のハードルは高いものの(楽天市場は基本的に申請制、アマゾンは許可制)、楽天市場と似たような「総合通販サイト」への道を歩みつつある。一方第三位のヤフーショッピングは、日本最大の影響力を持つ検索サイトヤフージャパンのバックグラウンドを背景に、急速に勢力を拡大しつつある。
品揃えが多ジャンルに及び
それぞれのサイトなら
買い物の手間が最小限で
済んでしまうから
その点において上位三位のサイトなら、品揃えも豊富でアマゾンならアマゾン、楽天市場なら楽天市場だけで買い物を済ませることができ、面倒が無くて済む。実際の買い物と比べればオンラインショッピングは楽ではあるが、それでもなお「さらに楽をしたい」というのが人間の性(さが)ではある。
ちなみに今調査においては、オンラインショッピング経験者のうち携帯電話でのショッピング利用経験者は12.7%。【携帯ショッピング、「自宅でゆっくり」がスタンダード。利用率はまだ1割弱】などにもあるが、パソコンをメインで携帯電話にもアクセスしている人にとって、携帯ショッピングはまだ普及度が今ひとつ。しかし一方で【モバイル通販深く静かに浸透中・中高生でも25.2%が経験あり】でも伝えられているように、パソコンよりも携帯電話の方がインターネットへのアクセス頻度が高い場合も多い学生たちにとって、携帯電話での通販利用の割合も高いものとなっている。
今後彼らが成人し、職に就くようになっても「携帯電話経由で通販をする」というライフスタイルが劇的に変わることはないと思われる(もちろんパソコン利用による便利さも知るので、それなりに頻度は落ちるだろうが)。今後は少しずつではあるが、全体に占める携帯電話の通販の重要性も高まってくるに違いない。
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