こんな時だからこそチェックしておきたい、常備食のネット通販のお店
2009/05/06 08:10
すでにお伝えしているように、新型インフルエンザ(インフルエンザ(H1N1))のWHOにおける警戒レベルはフェーズ5に達し、いわゆる「パンデミック期」突入を意味するフェーズ6の宣言もそう遠く無いとすら報じられている。それに伴い、不要不急の外出をしないために自宅での待機に備えた備蓄食糧について、各方面でガイダンスが行われている(【農林水産省発表の家庭用食料品備蓄ガイドをのぞいてみる】などが一例)。今回のインフルエンザ(H1N1)への直近の備えに限らず、今後色々と必要に迫られる可能性も無いとはいえない。あらかじめ知識として知っておくことは損ではないため、今回ネット通販のお店についてちょっとしたまとめをしてみることにした。
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まずアマゾンジャパン。いまだに「豚インフルエンザ」という表記が用いられているのがアレだが、数日前からアマゾンでは『専用の商品収集ページ(新型インフルエンザ予防対策グッズ)』が設けられている。
豚インフルエンザ予防対策 消毒用品、マスク、ゴーグルほか(アマゾン)の扉表示
内容はといえば「マスク・消毒用品・ゴーグル」「ろう城用の非常食」の二大カテゴリーに分けられ、それぞれいくつかの項目別に該当する商品が並べられている。近所の薬局同様、関連するマスクは軒並み品切れ状態が続いており、色々と複雑な気持ちにさせられてしまう。
マスクやうがい薬など
それにしても意味は通っているのだが「ろう城用」という表現はもう少しどうにかならなかったのだろうか(笑)。
続いて楽天市場から。楽天市場はその名の通り、多種多様な通販ショップの集合体の形をとっており、色々な店で商品を購入することができる。ただし店が別になると会計も別になるので非常に面倒くさい。そこで、特定の店舗でまとめてそろえた方が何かと便利。当方がいつも使っているのは、『あんしんの殿堂・防災館』というお店。
あんしんの殿堂・防災館
元々【もしもの時のために・非常持ち出し品26品目】や【新型インフルエンザへの食料品など家庭備蓄品を考察する】など、地震災害や鳥インフルエンザを起因とする新型インフルエンザ対策の調査の際に見つけ、それから利用しているところなのだが、とにかく情報が豊富。今件のインフルエンザ(H1N1)対策だけでなく、地震や火災などの災害別、さらには「寒さに備える」「非難ばしご」「自治会・企業向け」など用途別に必要な品が用意してあり、購入はもちろんだが知識習得の場としても十分に役立つ。
最後に紹介するのは、やはり楽天市場から『Dr.ミール』。先の「あんしんの殿堂・防災館」以上に当方が愛用している。
Dr.ミール
スタッフ全員が管理栄養士、薬剤師または看護婦の資格を有しているというツワモノのお店で、今回のパンデミック対策の通常用品はもちろんだが、当方のように内臓疾患などで食の調整が必要な人向けのセットも、各種用意されているのがありがたい。災害や新型インフルエンザなど非常食が必要になった事態に陥ったとしても、病気などで食事制限が必要な人は、やはり制限をしなければならないからだ。
なおこのDr.ミールでは『みるミール』というメールマガジンも配信している(【バックナンバーはこちら】)。同社ではこのメルマガで去年の段階から新型インフルエンザへの対策を伝えており、その先見性に対しても注目が集まっている次第。バックナンバーに目を通すだけでもかなり役立つ知識が盛り込まれているので、時間があれば一度チェックしておくと良いだろう。
なお【F.Ko-Jiの「一秒後は未来」】などでも指摘されているように、インフルエンザウイルスにはほとんど効果が望めないアイテムが「対策品」として展開されている事例もいくつか見受けられる。もし当サイトでもそのような事例があれば具体的なページもあわせ連絡を。確認の上、事実ならば直ちに訂正を行う。
先日当方も近所の某薬局(一部上場企業の関連会社でかなりメジャーどころ)で「パンデミック対策マスクコーナー」の中に花粉症用のマスクが置かれており、「一人4つまででお願いします」と書かれてあるのを見て、色々と考えさせられた。くれぐれも(当方自身も)注意したいものだ。
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