単身者食生活で意識する「おいしいものを」「野菜をのこさず」
2009/05/06 08:07


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今調査は2008年11月4日から11月7日の間にインターネット経由で20-60代の単身男女に対して行われたもので、有効回答数は1100人。男女比はほぼ1対1、年齢階層比は20代334人・30代193人・40代191人・50代191人・60代191人。
単身者の場合、自炊をするにしても基本的に作るのは一人前。複数人数分作るのと手間は大して変わらず、調達する材料のことを考えると無駄が多くなる。しかし一方で外食や中食では栄養バランスやおサイフ事情と相談が……ということで、単身者には単身者なりの食生活上の悩みがある。そのような制限や悩みを抱えつつ、単身者が食生活上で意識して実施していること、重視していることは何だろうか。「実施」「重視」共にトップについたのは「おいしいと感じるものを食べること」だった。

単身者が食生活で実施していること・重視していること
用意する食事は自分ひとり分だけ。他人の好みや事情を配慮する必要もない……となれば、自分の食欲を満たす、好き嫌いに自由に対処できるというメリットを活かし、「自分が好きでおいしいと感じられるものを食べる」ことが優先しがちなのは十分に理解できる。
何らかの事情がない限り(栄養バランスの問題など)、単身者が好き好んで自分の苦手なものを積極的に口にする情景はあまり想定できない。案の定、バランスを考えた食事に関する項目はさほど多くはない。それでも一応、野菜はハードルが低いようで、それなりに回答する人はいるようだが。
しかしこの傾向も、年齢階層別で見ると多少違った動きが見えてくる。

単身者が食生活で重視していること(性別・年齢階層別)
男性の場合は働き盛りの40代でやや盛り返す動きもあるが、全体的には歳を経るほど「おいしいと感じるものを食べること」の割合が減り、それと共に「緑黄色野菜を食べる」「栄養バランスが片寄らないように食べる」「魚を食べる」など、身体に気づかった食生活に重視が置かれるようになる。これは【魚と野菜を中心に、外食は敬遠……高齢者の食事傾向をかいま見る】にもあるように総務省統計局のデータからも明らかにされている事実であり、年齢の経過と共に食生活への無茶が無くなるのと共に、自分の身体への気遣いが強くなることを表しているといえる。

そのような都合の良い中食があればぜひとも活用すべきであるし、無ければ自炊で対応するしかない。中でも和食は、これらの条件を満たす場合が多いことでも知られている。機会があれば惣菜の和食コーナーを物色するなり、レシピのサイトで簡単に出来る和食をチェックしてみてはいかがだろうか。
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