中食を「週一以上」は6割強、理由は便利さ・メニューの豊富さ
2009/05/06 08:04


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今調査は2008年11月4日から11月7日の間にインターネット経由で20-60代の単身男女に対して行われたもので、有効回答数は1100人。男女比はほぼ1対1、年齢階層比は20代334人・30代193人・40代191人・50代191人・60代191人。
【「外食減らす」は3割! 減る外食・増える自炊や中食】などにもあるように、食費削減のため外食を減らす人が増える一方で、自炊にちゅうちょする人たちが「中食」に走るパターンが増えている。特に単身者の場合は、必要な食事の量が基本的に一人前のため、余計な量を作って無駄使いをしなくて済むなどのメリットもある。
それでは単身者が中食を利用する割合はどのくらいだろうか。今件の調査母体においては、一週間に1回以上利用している人が64.6%と「三人に二人」くらいという結果が出た。それ以外は外食か自炊、ということになるが、それでも「弁当や惣菜を買ってきて職場・自宅で食べる」という食生活が日常茶飯事的に行われていることになる。

中食を食べる頻度
ではなぜ中食を利用するのか。その理由について複数回答で答えてもらったところ、上位五位には「簡便性」と「メニューの幅広さ」に関する回答が占めることになった。要は「時間と手間がかからない」という便利さに加え、「色々なものを食べられる」という楽しさを中食に求めている・体感しているようだ。

中食を利用する理由(上位五位)
もっとも、「簡便性」「メニューの幅広さ」を比べると圧倒的に「簡便性」の方が得票率が高い。「外食にはお金がかかるけど、自炊するのは面倒クサい」という、どっちつかずな考えの結果、面倒くささをどうにかしたいという考えのもと、中食に足が運ぶようである。
ちなみに「外食にはお金がかかるけど、自炊するのは面倒クサい」の考えが浮かんだ時、自宅などで食事を広げることすら手間だと感じる、あるいはお金の面で多少なら妥協して良いという考えにまとまった時には「安い外食」に走ることになる。【産業月次分析】の外食チェーン店の分野で分析しているが、安価なファストフード(ハンバーガーやラーメンなど)に人気が集まるのも、この理由が少なからず影響しているのだろう。
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