各省庁の公式チャンネルをリスト化してみる
2009/05/05 09:45


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・開設……2008年8月20日
・動画投稿数……108
・埋め込みの可否……一部可(宣伝用動画は可、要人会見などは不可)
・最多再生数動画……98477回:【Ensuring the Future of Food】
●厚生労働省……【http://www.youtube.com/MHLWchannel】
・開設……2008年12月19日
・動画投稿数……15
・埋め込みの可否……不可
・最多再生動画……63879回:【新型インフルエンザから身を守る知っておきたい感染予防策】
●文部科学省……【http://www.youtube.com/mextchannel】
・開設……2008年7月8日
・動画投稿数……56
・埋め込みの可否……一部可(著名人などのインタビューは不可)
・最多再生動画……73142回:【北京五輪代表選手からこどもたちへ】
●防衛省……【http://www.youtube.com/modchannel】
・開設……2008年9月1日
・動画投稿数……22
・埋め込みの可否……不可
・最多再生動画……45468回:【インド洋における海上自衛隊の補給支援活動】
●法務省……【http://www.youtube.com/MOJchannel】
・開設……2008年9月9日
・動画投稿数……8
・埋め込みの可否……一部可(ほとんど不可)
・最多再生動画……158817回:【ナイツが語る「これが裁判員制度なのだ」その2】
※他に【橋下知事も動画でアピール! 大阪府もYouTube上で動画配信を開始】にもあるように、大阪府も【公式チャンネル】を開設している。
現在のところ確認できたのはこの5省庁のみ。主にチャンネル下部の「友だち」リンクを経由して探したものだが、あるいは他にもあるかもしれない(もしご存知なら【掲示板】などでお知らせ願いたい)。
開設時期を見るといずれも2008年の秋-冬に集中している。この時期に何らかの「号令」がかかったのかもしれない。投稿されている動画は冒頭で触れた【新型インフルエンザについて-石破農林水産大臣 からのメッセージ】などのように、大臣や事務次官の記者会見・インタビューを録画したものが多くを占めるが、独自作成の広報動画、アニメーション、さらには芸能人やプロスポーツ選手などが登場するインタビュー動画も多数見受けられる。
残念なのは「広報目的」で公式チャンネルを開設しているにも関わらず、すべての省で何らかの動画埋め込みに対する規制をかけていること。中には厚生労働省や防衛省のように、展開している動画すべてについて埋め込み不可、つまりブログパーツを使用したブログ・サイトへの動画の貼り付けを許可していないところもある。
著名人を利用した動画の場合は肖像権の問題もあるからなのだろう(これとて事前に調整しておけば済む話なのだが……)。あるいはYouTubeへの動画掲載を、単なる「テレビのインターネット版」程度にしか考えていないのかもしれない。しかし本来「ひとりでも多くの人に知ってもらいたいことを動画で配信する」のが目的で開設した公式チャンネルであるにも関わらず、肝心の、そしてYouTubeをここまで多くの人が利用するようになった要因の一つである「動画のブログパーツ化による口コミ効果」(参考:【動画サイト利用、無料は「ネットで紹介されたら」有料は「自分で観たい」時に】)をあえて遮断するのは、非常に惜しい気がしてならない。
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