【更新】アンケート項目から逆引きする、非常用の「備え」リスト
2009/04/28 05:10
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアなどは2009年4月27日、災害に対する備えに関する意識調査結果を発表した。災害に備えをしている人は全体の31.7%・110人でしかなく、それらの人に細分化した問い合わせをしているため、アンケート結果としては精度が荒くグラフ化するのにはやや難がある。そこで今件では結果を元に色々と分析するのではなく、設問の選択肢をリスト化し、災害への備えのリストを備忘録的に作ることにした([発表リリース])。
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・避難場所・防災拠点の確認
・避難路・消火器の位置確認
・布団周りの整理・枕元にスリッパや靴を置く
・応急処置の確認・練習
・風呂に水をはる
・家族や近親者へ、直接安否確認の電話せずに災害用伝言ダイヤル・伝言板に連絡するように申し合わせている
・メディカルカード(既往症、持病、アレルギー、血液型等書いた物)の用意
・ドア付近にこじ開け用のバールを準備
まずは「災害の事前準備」。「スリッパや靴を置く」は必要時にはすぐに外に出られるようにということの他、ガラスなどが割れて床に破片が散らばった状態でも容易に行動できるようにとの配慮から。「風呂に水をはる」は断水時における生活用水の事前確保。「メディカルカード」は思いも寄らぬ事態で自分がまともに話せないような状態で治療を受けるような事態に陥った時、医者に最低限の情報を伝えるためのもの。
・水・食料
・懐中電灯・ライター
・ラジオ
・軍手
・常備薬・応急セット
・ゴミ袋
・毛布・ブランケット
・飲料水運搬用ビニールバケツ
・筆記用具
・笛
・ナイフ
・カイロ
・簡易トイレ
・衣服・下着
・健康保険証・運転免許コピー
・親戚・友人・知人の連絡先
・携帯コンロ
・印鑑・貯金通帳・権利証書・現金
・水なしで使えるシャンプー
・テレホンカード
「笛」は何らかの形で閉鎖空間に閉じ込められた際、自分の居場所を周囲に示すもの。懐中電灯やラジオは最近では、簡易発電機付のものが用意されており、それらならば電池を使わずとも使うことができる。値段が高いものだと発電機の電気をケータイなどの充電に使えるものもあるので、考えて調達すると良い。
食料はともかく水はかさ張るので、「持ち出し袋」には最小限の量しか入れられないかもしれない。その場合、汚れた水を飲み水に替える災害用簡易浄水器の類を入れておくと良いだろう。あとはリストには無いが、紙の食器やサランラップがあると便利。
【もしもの時のために・非常持ち出し品26品目】で解説しているが、非常用の備品は「持ち運びする」「備蓄する」の両タイプを準備しておくと、供えとしては強固なものになる。アンケートそのものの主旨からはいくぶん外れることになるが、「災害に備えをしている人は全体の31.7%」以外の人には、今回のリストを使い、備えをしてほしいものである。
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